クアラルンプールの高層ビル20選!ジャン・ヌーヴェルが手掛けた建物とは?

KKR2タワー(KKR2 Tower) クアラルンプール

近代化の進むマレーシアの首都「クアラルンプール」には多くの高層ビルが建設されています。

普通に観光をしていても何か気になってしまう特徴的な建物が多く、あのビルは何だ?!と思われた方も多いかもしれません。

今回はクアラルンプールのランドマーク「ペトロナス・ツイン・タワー」に加え、KKR2タワーやボルテックス・タワーなど特徴的な高層ビルを20ヵ所紹介します。ぜひ、クアラルンプール観光の参考にしてみてください!

※筆者が気になった高層ビルを選んでいるため、実際の高さランキングとは異なります。予めご了承ください。

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クアラルンプールの高層ビル(1〜10番)

1.ペトロナス・ツインタワー(Petronas Twin Towers)

ペトロナスツインタワー

高さ451.9メートル、88階建てのツインタワーはクアラルンプールで最も高い建物。アルゼンチン出身の建築家が設計を担当し、「タワー1」は日本のハザマ(現:安藤ハザマ)が施工を担当しています。展望台からは街並みを見渡すことができ、多くの観光客で賑わっています。

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2.フォーシーズンズ・プレイス(Four Seasons Place)

フォーシーズンズ・プレイス・クアラルンプール(Four Seasons Place Kuala Lumpur)

フォーシーズンズ・プレイス・クアラルンプールは2018年に完成した複合型施設。高さは342.5メートル。5つ星ホテル「フォーシーズンズ・ホテル・クアラルンプール」、コンドミニアム、ショッピングモールなどが入居し、ドバイのホテルに次いで世界で高さが2番目に高いホテルになります。

3.メナラ・テレコム(Menara Telekom)

メナラ・テレコム(Menara Telekom)

1998〜2001年に建設された高さ310メートル(55階)の建物。「たけのこ」のような形をしていることから「Bamboo Tower」とも呼ばれています。「Hijjas Kasturi Associates」が設計を担当。テレコム・マレーシア本社のほか、ユニリーバなど国際企業のテナントも入っています。

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4.イルハム・タワー(Menara Ilham)

イルハム・タワー(Ilham Tower)

2011〜2016年に建設された高さ275メートル(58階)の高層ビル。米アップルの新本社の建設に携わった「Foster and Partners」が設計を担当し、7〜35階がオフィス、39〜53階が住居として利用されています。建物のデザインは香港の中国銀行タワーに何となく似ています。

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5.ペトロナス・タワー3(Petronas Tower 3)

ペトロナス・タワー3(Petronas Tower 3)

2012年に完成した高さ267メートル(60階)の高層ビル。カリガリ・タワー(Carigali Tower)としても知られており、ペトロナス・ツインタワーと隣接しています。スリアKLCCと接続されており、1階にはカルティエやシャネルなどハイブランドのブティックがあります。

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6.メイバンク・タワー(Maybank Tower)

メイバンク・タワー(Maybank Tower)

1984〜1988年に建設されたマレーシア最大の銀行「メイバンク」の本社ビル。高さは243.5メートル(50階)で、1880年代に建設された旧最高裁判所があった場所でもあります。チャイナタウンを歩いているとよく目にする建物です。なお、日本の大成建設が建設に関わっています。

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7.グランドハイアット・クアラルンプール(Grand Hyatt Kuala Lumpur)

グランドハイアット・クアラルンプール(Grand Hyatt Kuala Lumpur)

グランドハイアット・クアラルンプールは2012年8月24日にオープンした5つ星ホテル。高さは243メートル(37階)あり、客室は370室、スイートルームが42室あります。ヒルトン大阪などを手掛けた「Bilkey Llinas Design」が設計を担当。1泊1万円台後半ほどで、ツインタワーにも近く、観光客に人気のホテルです。

8.バンヤン・ツリー(Banyan Tree)

バンヤンツリー・シグネチャーズ・パビリオン・クアラルンプール(Banyan Tree Signatures Pavilion Kuala Lumpur)

バンヤンツリー・シグネチャーズ・パビリオン・クアラルンプールは2017年に完成した高さ240メートル(55階)の高層ビル(写真中央)。高級ホテル運営会社「バンヤンツリー」とショッピングモール「パビリオン」の戦略的コラボレーションで誕生。「NWKA Architects」が設計を担当しています。こちらのビルに5つ星ホテル「バンヤンツリー・クアラルンプール」があります。

9.ビスタ・タワー(Vista Tower)

クアラルンプールのビスタ・タワー(Vista Tower)

1991〜1994年に建設された高さ238.1メートル(62階)のオフィスビル(写真左)。2013年に完成したインテグラ・タワー(写真右)とともに、複合施設「The Intermark」を構成しています。こちらには5つ星ホテル「ダブルツリー・バイ・ヒルトン・ホテル・クアラルンプール」のほか、ショッピングモールなども併設されています。

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10.ボルテックス・タワー(Vortex Tower)

ボルテックス・タワー(Vortex Tower)

2014〜2016年に建設された高さ235.34メートル(58階)の高層ビル。円柱型で少しねじられたような変わった建物になります。クアラルンプール・タワーとペトロナス・ツイン・タワーの中間に位置し、ホテルなどとして利用されています。価格も手頃で、宿泊すると良い思い出になるかもしれません。

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クアラルンプールの高層ビル(11〜20番)

こちらでは200メートル台前半の建物を中心に紹介します。

また、100メートル台になりますが、観光で印象に残った建物「KKR2 Tower」、「コンプレックス・ダヤブミ」についても掲載します。

11.Wクアラルンプール(W Kuala Lumpur)

トロピカーナ・ザ・レジデンス・Wホテル・クアラルンプール(Tropicana The Residence & W Hotel)

トロピカーナ・ザ・レジデンス・Wホテル・クアラルンプールは高さ235メートル(55階)、2018年に完成。設計は米国最大級の建築事務所「SOM」が担当し、ペトロナス・ツイン・タワー近くに位置しています。

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12.エリート・パビリオン(Elite Pavilion)

エリート・パビリオン・タワー(Elite Pavilion Tower)

ショッピングモール「パビリオン」と5つ星ホテル「グランドミレニアム」の間に位置する230メートル(51階)の高層ビル。「KL ECO CITY」などを手掛けている「GDP Architects」が設計を担当。住居のほか、パビリオンと接続されるため、新たな買い物スポットになっています。

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13.フェルダ・タワー(Felda Tower)

フェルダ・タワー(Felda Tower)

2008〜2012年に建設されたマレーシア連邦土地開発庁(Felda )のビル。高さは215.5メートル(50階)で、ヒルトン・クアラルンプールを手掛けた「RSP Architects」が設計を担当。周囲は高さ215.5メートルの「Naza Tower」などがあり、高層ビルが軒を連ねています。

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14.マクシス・タワー(Maxis Tower)

マクシス・タワー(Maxis Tower)

1995〜1998年に建設された高さ213メートル(49階)のオフィスビル。ペトロナス・ツイン・タワーに隣接しています。米国の建築事務所「Roche-Dinkeloo」が設計を担当し、マレーシアの携帯電話会社「マクシス・コミュニケーションズ」の本社などが入っています。

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15.JKGタワー(JKG Tower)

チョウ・キット(Chow Kit)エリアに位置する高さ210メートル(32階)のオフィスビル。「Dennis Lau & Ng Chun Man Architects & Engineers」が設計を担当し、2016年に完成しています。クアラルンプール版「エンパイアステートビル」とも言えるデザインが特徴的です。

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16.セントラル・レジデンス(The Sentral Residences)

ザ・セントラル・レジデンス(The Sentral Residences)

2つの高層ビルで構成され、高さは210メートル(55階)です(写真左)。高層ビル建設に強みを持つ「MRCB Land」、デザイン面で強みを持つ「Quill」が開発を担当し、2017年に完成しています。住居専用のビルになります。セントラル駅近くに位置し、周辺には多くの高層ビルがあります。

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17.ザ・セントレジス・クアラルンプール(The St. Regis Kuala Lumpur)

ザ・セントレジス・クアラルンプール(The St. Regis Kuala Lumpur)

ザ・セントレジス・クアラルンプールは高さ205メートル(48階)の5つ星ホテルです(写真中央)。2011〜2016年に建設され、建物やインテリアの設計は「G.A. Design」が担当しています。客室は208室あり、1泊2万円台前半ほどからになります。セントラル駅に近く、どこへ行くにも便利です。

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18.ル・ヌーヴェルKLCC(Le Nouvel KLCC)

ル・ヌーヴェルKLCC(Le Nouvel KLCC)

2つの高層ビルで構成されている高さ200メートル(43階、49階)の建物(2016年に完成)。電通本社ビルなどを手掛けたフランス人建築家「ジャン・ヌーヴェル」が設計を担当、「Wing Tai Asia」が開発を担当。インテリアデザインは池渕孝一郎氏が手掛けています。

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19.KKR2タワー(KKR2 Tower)

KKR2タワー(KKR2 Tower)

2010〜2014年に建設された高さ175メートル(37階)の高層ビル。マレーシア公共事業省など政府系機関のオフィスなどが入っています。ショッピングモール「パビリオン」などを手掛けた「GDP Architects」が設計を担当。こちらの特徴的なビルは独立広場からも見ることができます。

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20.コンプレックス・ダヤブミ(Kompleks Dayabumi)

コンプレックス・ダヤブミ(Kompleks Dayabumi)

1982〜1984年に建設された高さ157メートル(35階)の建物。日本の熊谷組が施工を担当し、特徴的な外観が観光客の目を引きつけています。かつてはペトロナスの本社が入っていました。隣には60階建て、高さ290メートルの高層ビルが建設予定になっています。

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最後に

2010年以降、多くの高層ビルが建てられており、高層ビル巡りも観光の楽しみの一つになりました。

KLCCやセントラルだけではなく、「ミッド・バレー(Mid Valley)」周辺も再開発が進められています。これからさらに多くの高層ビルが建設される予定になっており、高層ビル巡りは観光を楽しむポイントとしてもっと注目されると思います。

クアラルンプールの街歩きをする際は、ぜひ上記を参考にして頂ければ幸いです。