イタリアの水の都「ベネチア」でショッピングを楽しんでみませんか?
ベネチアにもブランド店街があった?!気になるブランド一覧は?お土産を取り扱う露天商が集まる場所とは?ベリーニカクテル発祥のバーがある通りって?
今回は実際に滞在した筆者がおすすめしたい買い物スポットを10ヵ所選定。サン・マルコ広場周辺を中心に選んでいますので、観光ついでに行くことができます。ぜひベネチア観光の参考にしてください!
ブランド店街
1. サリタ・サン・モイゼ通り(Salita San Moise)
サリタ・サン・モイゼ通りは、サン・マルコ広場(Piazza San Marco)からサン・モイゼ橋(Ponte san Moisè)を結ぶ全長約130メートルの通り。サリタ・サン・モイゼ通り周辺がベネチアのブランド店街になっており、シャネルやエルメス、ルイ・ヴィトンなどがブティックを展開しています。
そのほか、サン・モイゼ橋近くにあるサン・モイゼ教会(Chiesa di San Moisè)は、バロック装飾が印象的なベネチアのランドマークの一つ。周辺は豪華なファサードを背景に写真撮影を行う観光客で賑わっています。なお、ベネチアの治安は安定していますが、ブランド店で買い物した際はスリなどに注意するようにしてください。
ブランド一覧(一部) | |
・BALENCIAGA |
・Loro Piana |
2. ヴァッラレッソ通り(Calle Vallaresso)
ヴァッラレッソ通りは、サリタ・サン・モイゼ通りと水上バス乗り場「サン・マルコ・ヴァッラレッソ(San Marco Vallaresso)」を結ぶ全長約110メートルの通り。中世からこの地域に所有地を持っていたヴァッラレッソ家が名前の由来。12世紀から文献に現れる古い通りとして知られます。
以前はバレンシアガ、ブルネロ・クチネリ、ダミアーニ、エトロ、ミッソーニなどのブティックがありましたが、現在はセリーヌやゴールデングースなどがあるのみになっています。なお、水上バス乗り場前には文豪のヘミングウェイが通ったベリーニカクテル発祥のバー「ハリーズ・バー(Harry’s Bar Cipriani)」があります。
■ブランド一覧(一部)
- セリーヌ(CELINE)
- ゴールデングース(GOLDEN GOOSE)
3. カッレ・ラーガ・ヴェンティドゥエ・マルツォ通り(Calle Larga XXII Marzo)
カッレ・ラーガ・ヴェンティドゥエ・マルツォ通りは、サン・マルコ地区にあるショッピングストリートです。通り名の日本語訳は1848年3月22日で、ベネチアがオーストリア支配から解放された記念日に由来しています。
通りにはシャネルやグッチ、サンローランなど世界的ラグジュアリーブランドが並ぶほか、ベネチアングラスや伝統工芸の店も点在しています。19世紀末に拡張され、現在では幅広く整備された歩きやすい通りとして、多くの観光客や買い物客で賑わっています。
ブランド一覧(一部) | |
・Brunello Cucinelli |
・LONGCHAMP |
ショッピングスポット
4. サン・マルコ広場(Piazza San Marco)の回廊とその周辺
サン・マルコ広場には広場を囲うように回廊があり、その回廊にはメゾンマルジェラやジルサンダー、マルニのブティック、宝石やベネチアングラスなどを取り扱うショップなどがあります。
また、ハードロックカフェ付近には、ゼニアやヒューゴ・ボス、ザラなどのブティックがあり、ラルガ・アッセンシオーネ通り(Calle Larga de l’ascension)にはフェンディのブティックがあります。
■ブランド一覧(一部)
- FENDI
- HUGO BOSS
- JIL SANDER
- Maison Margiela
- MARNI
- ZARA
- ZEGNA
5. メルチェリア・オロロージョ(Merceria Orologio)
メルチェリア・オロロージョ通りは、サン・マルコ広場からリアルト地区へと至る歴史的商業地帯メルチェリエ(Mercerie)の一部で、「時計塔(Torre dell’Orologio)」下のアーチ直後に始まる入口が目印です。中世以来の商業の中心地の通りには、ブランドから土産物店、ベネチアングラス、レザー工房まで、多彩な店舗が軒を連ねています。
ブランドではマックスマーラ(Max Mara)、パンドラ(PANDORA)のブティックがあります道幅は狭く、歴史ある建築に囲まれた風景が味わい深く、通りは観光客で常に賑わっています。人混みとショーウインドーを楽しむ「ベネチアらしい風情」が味わえます。
6. メルチェリア・サン・ズリアン(Merceria San Zulian)
メルチェリア・サン・ズリアンは、サン・マルコ地区に位置する「メルチェリエ」の一部で、通りの近くにある「サン・ズリアン教会(Chiesa di San Zulian)」が名前の由来。この通りは幅の狭い路地ながら、両側には衣料品店、靴屋、眼鏡店、ベネチアングラスや伝統工芸品店などが並び、観光客と地元客で常に賑わっています。
7. サン・サルヴァドール教会(Chiesa di San Salvador)周辺
メルチェリア・サン・サルヴァドールからサン・マルコ広場まで比較的狭い路地に様々な店が軒を連ねており、お土産などのショッピングにおすすめです。サン・サルヴァドール教会周辺にはフルラ(FURLA)、マリナ・リナルディ(MARINA RINALDI)、マックスマーラ(MAX MARA)などのブティックがあります。
■ブランド一覧(一部)
- American Vintage
- Bata
- CALZEDONIA
- FURLA
- Intimissimi
- M·A·C
- MARINA RINALDI
- Max Mara
- SWATCH
- TWINSET
お土産屋さん
8. リアルト橋(Ponte di Rialto)付近
リアルト橋周辺は露天商が多いことがポイント。お土産は量産品で目新しさには欠けますが、値段や品物を比較しながら歩くと面白いと思います。サン・マルコ広場側から橋を渡るとルガ・デイ・オレジ通り(Ruga dei Oresi)に行きつきますが、そちらの通りにも多くのお土産屋さんがあります。
9. スキアヴォーニ海岸通り(Riva degli Schiavoni)
スキアヴォーニ海岸通りは、ヴァポレット(水上バス)のサン・マルコ(ジャルディネッティ)駅付近からカ・エン・ドゥオ川(Rio de la Ca’ en Duo)まで続く全長約850メートルの通り。サン・マルコ駅付近の庭園横には写真の通り多くのお土産屋さんや絵を売っている店があります。ドゥカーレ宮殿を過ぎると、露店(お土産)のほか、レストランが増えてきます。
10. リオ・テラ・リスタ・ディ・スパーニャ通り(Rio Terà Lista di Spagna)
リオ・テラ・リスタ・ディ・スパーニャ通りは、サンタ・ルチア駅からサン・ジェレミア教会を結ぶ通り。鉄道駅に近いということもあり、ムラーノグラスのショップなど多くのお土産屋さんで賑わっています。周辺は「NHヴェネツィア・サンタルチア」などホテルが多く、レストランもあります。駅周辺に宿泊される方は、お土産を買い忘れた際の駆け込み寺のような場所として押さえておくといいと思います。
最後に
あまりラグジュアリーブランドのイメージがなかったベネチアですが、さすが観光地ということでサリタ・サン・モイゼ通りを中心にブティックは充実していました。ローマやミラノと比較して治安は良く、安心して買い物を楽しむことができます。
また、ベネチアと言えば仮装をするカーニバルということで、お土産品は仮装マスクが目立っていました。ただ、マスクはかさばるので、個人的にはベネチアングラスなどがおすすめです。
リアルト橋やサン・マルコ広場周辺など主要な観光地周辺には多くのお土産屋さんがあるので、上記を参考にしてベネチアでのショッピングを楽しんでください!
※上記買い物スポットの場所は以下のグーグルマップ(青色)にまとめています。