生鮮食品市場でクアラルンプール最大!
プドゥ・ウェット・マーケット(Pudu Wet Market)は、RapidKLのプドゥ(Pudu)駅近くにあるマーケットです。
クアラルンプールを紹介する日本のテレビ番組で紹介されたこともあり、日本人観光客の間でこちらのマーケットへの関心が高まりつつあります。そこで今回は、プドゥ・ウェット・マーケットについて紹介したいと思います。
ウェット・マーケットとは
ウェット・マーケットとは、野菜や果物、肉類など生鮮食品を取り扱っている市場を意味します。生鮮食品を取り扱う際に床が濡れることなどからこのように呼ばれるようになりました。
プドゥ・ウェット・マーケットについても、魚が売られている場所を中心に所々水溜りがあります。そのため、汚れてもいいような靴で行くことをおすすめします。足場はきれいではありません。
プドゥ・ウェット・マーケットについて
ウェット・マーケットとしてクアラルンプール最大の規模になります。お客さんの多くは飲食店などを経営する中国人ですが、インド系住民なども多く見かけます。ウェット・マーケットはスーパーなどと比較して値段が安いため、多くの住民が訪れる場所になっています。
野菜、果物について
取り扱われている生鮮食品はとにかく多いです。キャベツなどの葉物野菜、レンコンやごぼうなどの根菜類、ナス、いんげん豆、ゴーヤなど書ききれないほどの野菜が並んでいます。果物はバナナやオレンジ、りんごなどに加え、ドラゴンフルーツなどの南国系フルーツも売られています。そのほか、ハーブやスパイス類も種類が豊富です。
肉類、魚介類について
クアラルンプールはイスラム教徒が多いため、基本的には鶏が売られています。至る所の部位が売られており、日本ではあまり見ることのできない、鶏足、頭など刺激の強い食材も多く売られています。
魚介類についても、アジやサバ、ボラ、サメ、イカ、名前の分からない現地の魚など多く売られていました。食用ガエルを販売しているところがあるようですが、筆者は見つけることができませんでした。
そのほか、マーケットの入口には金魚や熱帯魚を売っている店が軒を連ねています。縁起物として金魚などは人気があり、日本のものと見比べてみても面白いかもしれません。
■鶏が捌かれていた場所
PASAR PUDU、その他食材など
■PASAR PUDU
プドゥ・ウェット・マーケットには「PASAR PUDU」という市場があります。屋内マーケットになりますが、売られているものは基本的に外のものと変わりません。ただし、売り物の生きた鶏はこちらの方が多く売られていました。
■その他食材など
ロールケーキやパンなどスウィーツ系の食べ物を売っている店、干物を売っている店もそこそこありました。また、PASAR PUDU近くには花屋さんがあり、ユリや菊(?)のような花が売られていました。刺激の強い市場にあって、オアシス的な存在で心が癒やされます。そのほか、マーケットの端の方では日用雑貨などを売っている店もありました。
マーケットの注意点
鶏などは現地で捌かれています。マーケットには鶏の羽を取りやすくするための鍋が置かれ、まさに捌いている場面に出くわすことも珍しくありません。
悲鳴のような鳴き声が辺りに響き、「独特な臭い」も充満しています。青空市場ではありますが、臭いが収まることはありません。捌かれた鶏が店舗に並ぶこともあります。上記の通り、鶏足や頭なども売られていました。
多くの命を貰って人間は生きているということを実感できる場所ではありますが、刺激が強すぎるため、自己判断で訪れるか否かを決めるようにしてください。
営業時間、アクセスについて
営業時間
営業時間は基本的に6:00〜14:00(毎日)になりますが、基本的には朝がメインになります。昼になると店仕舞いが始まってくるため、最低でも朝の9〜10時くらいには訪れておきたいところです。
アクセス
RapidKLのプドゥ(Pudu)駅が最寄り駅になり、徒歩約7分になります。大通りのプドゥ通り(Jalan Pudu)を渡るのに苦労しますが、市場通り(Jalan Pasar)を約100メートルほど進むとマーケット入口になります。
■所在地(マップ)
滞在後記
筆者は7時30分過ぎにこちらのマーケットを訪れましたが、多くの人で賑わっていました。
マーケットという名の広場には店がひしめき合っており、活気ある市場というものを感じることができ、行って良かったと思える場所でした。食材を通して異国の食文化を知ることができ、鶏を捌くところを目の当たりにすることで、命の大切さを改めて学ぶこともできます。
刺激が少々きつい部分もありますが、それ以上に得られるものは大きいと思います。クアラルンプール観光の際は早起きをして、ぜひこちらのマーケットを訪れてみてください。