ローマの魅力は遺跡巡りだけじゃない!
イタリアの首都「ローマ」にはフェンディ、ブルガリなどハイブランドの本店、活気溢れるマーケット、アウトレットなど多くの買い物スポットが存在しています。
今回はブランド店街からショッピングセンター、アウトレット、フリーマーケットなど、おすすめしたいローマの買い物スポットを15カ所紹介します。ぜひ、ローマ観光の参考にしてください!
ブランド店街
1. コンドッティ通り(Via dei Condotti)
コンドッティ通りは、スペイン広場(Piazza di Spagna)とコルソ通り(Via del Corso)を結ぶ全長約300メートルの通り。多くの観光客が集まるスペイン広場周辺がローマのブランド店街になります。通りにはブルガリ本店があり、コルソ通りとぶつかるカルロ・ゴルドーニ広場(Largo Carlo Goldoni)にはフェンディ本店があります。
さらに、17世紀に造られたエルメスが入るマルタ宮殿、1741~1746年に建設されたサンティッシマ・トリニタ・デリ・スパニョーリ教会など歴史的建造物が多いのも特徴です。特に、ブルガリ本店の正面にある「アンティコ・カフェ・グレコ(Antico Caffè Greco)」は創業1760年の老舗。予算目処は10ユーロ以上と高めですが、ローマで最も古く、歴史的な一杯を求めて観光客が訪れる場所になっています。
※コンドッティ通りのブランド一覧は以下の記事をご覧ください。

2. スペイン広場(Piazza di Spagna)
スペイン広場は、ローマ屈指の人気観光スポットです。広場にスペイン大使館があることが名前の由来。ヴァレンティノ本店があるほか、シャネルやディオールなど多くの人気ブランドがブティックを構えています。広場には多くの人がいますが、どのブティックもあまり混雑していませんでした。観光の中心地ですが、ゆっくりとショッピングを楽しめる点は好ポイントになります。
※ローマに本店を構えるブランドは以下の記事をご覧ください。

3. バブイーノ通り(Via del Babuino)
バブイーノ通り、スペイン広場とポポロ広場(Piazza del Popolo)を結ぶ約500メートルの通り。こちらの通りにも、ボンコンパーニ・ステルビーニ宮殿(Palazzo Boncompagni Sterbini)などいくつかの歴史的建造物があります。
ミュウミュウ、ティファニー、高級腕時計ブランドなど多くのブランドがブティックを構えており、コンドッティ通り、スペイン広場とともにブランドショッピングでは押さえておきたい場所になります。そのほか、5つ星ホテル「ロッコ・フォルテ・ホテル・デ・ルシエ」といったホテルもあります。
※バブイーノ通りのブランド一覧は以下の記事をご覧ください。

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4. サン・ロレンツォ・イン・ルチーナ広場(Piazza di San Lorenzo in Lucina)
サン・ロレンツォ・イン・ルチーナ広場は、コルソ通り沿いに位置する広場です。広場にあるサン・ロレンツォ・イン・ルチーナ教会(Basilica di San Lorenzo in Lucina)が名前の由来になっており、以下のブランドなどがブティックを構えています。
- オーデマ・ピゲ(AUDEMARS PIGUET)
- ボンポワン(Bonpoint)
- カサディ(CASADEI)
- クリスチャン・ルブタン(Christian Louboutin)
- デルヴォー(DELVAUX)
- ヒューゴ・ボス(HUGO BOSS)
- ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)
- サンローラン(SAINT LAURENT)
ショッピングストリート
5. コルソ通り(Via del Corso)
コルソ通りは、ヴェネツィア広場(Piazza Venezia)とポポロ広場を結ぶ全長約1.5キロの通り。ファストファッション系ブランド、スポーツ系ショップ、コスメ系ショップが充実している点が特徴。通りにはショッピングアーケード「ガッレリア・アルベルト・ソルディ(Galleria Alberto Sordi)」もあります。
また、マルクス・アウレリウスの記念柱をはじめ、サン・カルロ・アル・コルソ教会(San Carlo al Corso)、サンタ・マリア・イン・ヴィア・ラタ(Santa Maria in Via Lata)など、教会や史跡も見所になります。そのほか、5つ星ホテル「グランド・ホテル・プラザ」などのホテルもあります。
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コルソ通りのショップ一覧(一部) | ||
・Adidas |
・Intimissimi |
・SKECHERS |
6. フラッティーナ通り(Via Frattina)
フラッティーナ通りは、スペイン広場とコルソ通りを結ぶ全長約300メートルの通り。衣料品店や靴屋さんが中心ですが、コンドッティ通りと比較した場合、手に届きやすい価格帯の商品が多いのが特徴です。フレグランス系ショップや可愛いエプロンを販売しているお店など、お土産を購入する場所としてもおすすめ。また、4つ星ホテル「ダニエルズ・ホテル」などの宿泊施設があり、ショッピングメインの観光では宿泊候補地として検討したいところです。
なお、コンドッティ通りとフラッティーナ通りの間にあるボルゴニョーナ通り(Via Borgognana)には、Carolina Herrera、MISSONI、TOM FORD、ZEGNAなどのブティックがあります。スペイン広場周辺の通りにはセンスのいいショップなどがいくつか点在しているので、各通りを散策してみると面白い観光が楽しめると思います。
フラッティーナ通りのショップ一覧 | |
・Acqua dell’Elba |
・L’OCCITANE |
7. ゴヴェルノ・ヴェッキオ通り(Via del Governo Vecchio)
ゴヴェルノ・ヴェッキオ通りは、ナヴォーナ広場(Piazza Navona)近くに位置する通り。日本語訳では「旧政府通り」になり、17世紀初頭までこの通り沿いに教皇庁の旧政庁があったことが名前の由来になっています。ルネサンス期の建築が今も多く残されており、美しいファサードや石畳の道が、ローマの古き良き雰囲気を醸し出しています。
現在は、古着やアンティークショップ、古書店、センスの良いセレクトショップが集まるおしゃれなショッピングストリートになっています。観光地ながら地元民にも愛されており、個性豊かな店が点在するため、大型チェーンでは味わえない買い物体験ができます。
8. コロナリ通り(Via dei Coronari)
コロナリ通りは、コロナリ広場(Piazza dei Coronari)とトール・サングイニャ広場(Piazza di Tor Sanguigna)を結ぶ全長約400メートルの通り。幅の狭い石畳の静かな歩行者天国には、アンティークショップのほか、革製品を取り扱うショップなどが軒を連ねています。
ナヴォーナ広場やサンタンジェロ城に近く、周辺はレストランが多いので、買い物がてら食事休憩を取る場所としてもおすすめです。なお、通りは巡礼者の経済的・宗教的拠点として栄え、巡礼者向けにロザリオや聖なる品々を販売していた「聖具商人(コロナリ)」が名前の由来になっています。
9. ナツィオナーレ通り(Via Nazionale)
ナツィオナーレ通りは、共和国広場(Piazza della Repubblica)とマーニャナポリ広場(Largo Magnanapoli)を結ぶ全長約950メートルの通り。通りにはイタリア銀行(中央銀行)の本店になっているコッホ宮殿(Palazzo Koch)、エスポジツィオーニ宮殿(Palazzo delle Esposizioni)など1800年代後半に建設された歴史的建造物、4つ星ホテル「ホテル・クイリナーレ」などがあります。
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ナツィオナーレ通りのショップ一覧 | |
・Bata |
・MARCO POLO |
ショッピングセンター、アウトレットなど
10. リナシェンテ・ローマ・トリトーネ(Rinascente Roma Tritone)
リナシェンテ・ローマ・トリトーネは、イタリアの老舗百貨店「リナシェンテ」のローマ旗艦店。2017年10月にオープンし、ハイブランドの多さが特徴。最上階のフードホールからはローマの景色を一望することもできます。多くのブランドが揃っているため、ショッピングの時間が限られている場合におすすめです。トレビの泉から徒歩約3分の場所にあるため、通常の観光でも訪れておきたい場所になります。
■フロアガイド(括弧は現地表示)
地下1階(-1):スーパー、電気機器、タックスオフィスなど
1階(0):ジュエリー、時計、婦人ファッション
2階(1):コスメ、ランジェリー
3階(2):メンズファッション
4階(3):メンズカジュアル
5階(4):婦人ファッション、シューズ
6階(5):婦人ファッション、アクセサリー、デニム
7階(6):レストラン、フードマーケット
8階(7):レストラン、バー
※トイレは4階(3)、7階(6)にあります。
住所:Via del Tritone, 61, 00187 Roma(地図)
アクセス:地下鉄A線「Barberini」駅から徒歩5分
公式サイト:https://www.rinascente.it/
11. ポルタ・ディ・ローマ(Porta di Roma)
ポルタ・ディ・ローマは、2007年7月にオープンしたショッピングセンター。200以上のショップ、マルチプレックスシネマ、IKEAなどがあります。衣料品はファストファッション系が中心で、アップルストアやコスメショップ、雑貨、ギフトショップなど多くの商品が揃っています。飲食店はマクドナルドのほか、イタリアンレストラン、パニーニ(PANINI)などの軽食が食べられるカフェもあり、一日中滞在できる施設になっています。
住所:Via Alberto Lionello, 201, 00139 Rome(地図)
アクセス(バス):ヴェネツィア広場から80番線、テルミニ駅から38番線に乗り、乗車時間は45~50分程度。
公式サイト:https://porta-di-roma.klepierre.it/
12. エウローマ・ドゥエ(Euroma2)
エウローマ・ドゥエは、2008年6月にオープンしたローマ最大級のショッピングセンター。200以上のショップがあり、衣料品や靴、ジュエリー、雑貨、家庭用品、玩具など何でも揃っているほか、アップルストアもあります。バーガーキングやマクドナルドなどファーストフード店のほか、イタリアンレストラン、すし店、カフェなど飲食店は豊富です。半日程度ゆっくり周るのに適しており、ローマ観光で行く場所がなくなった方におすすめです。
住所:Viale dell’Oceano Pacifico, 83, 00144 Rome(地図)
アクセス:地下鉄B線の「EUR Palasport」下車し、出口すぐのバス停「America- Tolstoi」から709番線のバスに乗車、「Colombo- Pacifico」で下車。
公式サイト:https://www.euroma2.it/
13. カステル・ロマーノ・デザイナー・アウトレット(Castel Romano Designer Outlet)
カステル・ロマーノ・デザイナー・アウトレットは、ローマ近郊のアウトレット。ハイブランドは充実しているとは言えませんが、バーバリーやミッソーニ、フェラガモなどがあります。
カフェやイタリアン、アジア料理レストランなどがあるので、休憩をしながらショッピングを楽しむことができます。訪問すると半日は潰れてしまうため、時間に余裕のある方や好きなブランドが複数ある方におすすめのアウトレットです。
住所:Via del Ponte di Piscina Cupa, 64, 00128 Castel Romano Rome(地図)
アクセス:テルミニ駅横(Via Giovanni Giolitti, 48)にシャトルバス乗り場あり。料金は往復18ユーロ。
公式サイト:https://www.mcarthurglen.com/
ブランド一覧 | ||
・Adidas |
・ETRO |
・PATRIZIA PEPE |
マーケット
14. メルカート・ディ・ポルタ・ポルテーゼ(Mercato di Porta Portese)
メルカート・ディ・ポルタ・ポルテーゼは、1600年代半ばに建設された門(ポルタ・ポルテーゼ)周辺で開催されている必見のマーケット。規模は大きく、生鮮食品が売られているマーケットとは異なり、ポルトゥエンセ通り(Via Portuense)沿いは衣料品が主体。バッグ、靴、お土産等も売られています。
イッポリト・ニエヴォ通り(Via Ippolito Nievo)沿いで展開されているマーケットは、アンティーク品が主体になります。そのため、掘り出し物を探される方はイッポリト・ニエヴォ通りのマーケットを訪れてみてください。
また、数は少ないですが、揚げドーナツやベーグル、サンドイッチなどの軽食を販売しているトラックがあり、食べ歩きをしながらフリーマーケットを楽しむこともできます。天候の良い日は混雑しているため、所持品には注意するようにしてください。
アクセス:地下鉄B線「Piramide」駅から徒歩16分(地図)
15. メルカート・カンポ・ディ・フィオーリ(Mercato Campo de’ Fiori)
メルカート・カンポ・ディ・フィオーリは、ローマで教会がない唯一の広場「カンポ・ディ・フィオーリ」に位置し、1800年代中頃から続くマーケット。野菜、果物、スパイスなど食料品に加え、花・種子、衣料品、帽子、お土産などを取り扱っている店舗もあります。中心部より安価にお土産を購入できるため、お土産を購入する穴場スポットとしても人気です。
また、入口付近には焼きたてのパンやピザを販売している店舗があるほか、カットフルーツを販売している店もあります。そのほか、広場を囲うようにレストランやバーなどがあり、夜も賑わっています。
アクセス:トラム8号線「Arenula- Cairoli」駅から徒歩4分(地図)
最後に
ブランド店街についてはスペイン広場を中心に、比較的狭い範囲に集中しているため、時間のない観光客でも十分周ることが可能です。お土産購入についてはスペイン広場周辺でも購入できますが、上記のショッピングストリートやマーケットでの購入がおすすめです。
注意点としては、ローマのお土産屋さんのほとんどは移民の人達が運営しています。ローマに来たからにはメイド・イン・チャイナではなく、「メイド・イン・イタリー」の商品を購入した方が、きっと良い思い出になり、プレゼントとしても喜ばれると思います。
上記で紹介した場所以外でも、街を歩いているとひょんなところにセンスのいいショップがあります。そのような素敵な出会いも、ローマ観光の魅力として楽しんでみてください!
※なお、上記の買い物スポットの場所については以下のグーグルマップにまとめています。