なまこ石鹸などのお土産購入に最適?
セントラル・マーケット(Central Market)は、マレーシアの首都「クアラルンプール」のチャイナタウンに位置するマーケット。
周囲にはクアラルンプールで最も古い道教寺院「仙師四師宮」、メダン・パサール・クロック・タワー、クアラルンプール中央郵便局などがあります。今回は実際に滞在した筆者が撮影した写真とともに、セントラル・マーケットについて紹介します!
セントラル・マーケットについて
1888年に設立され、現在の建物は1937年に建設されたアール・デコ様式のものになります。建設後、拡張や修復が行われています。2階建てになっており、1階は伝統工芸品やアクセサリー、なまこ石鹸(1つ10〜20リンギットほど)など観光客向けのお土産屋さんが多く、2階には民族衣装などの衣料品店やフードコートがあります。お土産を購入する場所として人気が高く、多くの観光客で賑わっています。
※2階にトイレがあり、料金は0.5リンギット(約15円)。
マーケットの注目ポイント!
1階には「マレー・ストリート(Malay Street)」、「華人街(Straits Chinese)」、「リトル・インディア(Little India)」という3つのゾーンがあります。セントラル・マーケットで一番の見所になる場所とも言えます。
マレー・ストリート
マレーシア国内で作られた木工製品を中心に、伝統工芸品、木製バッグ、置物など様々な商品が揃います。ザ・クアラルンプールのお土産!というツインタワーの置物等も売られています。
華人街
ヒスイなどのアクセサリー、中国系衣類、雑貨などが売られています。マーケット内では掛け軸を購入できるところもあります。中国らしく、少し賑やかなものが多く売られています。
リトル・インディア
置物系の商品を売っている店もありますが、衣料品やスカーフを売っている店が多い印象です。「リトル・カシミア・ハンドクラフツ」がカシミア製品を取り扱う店として人気です。
別館、カストゥリ・ウォークについて
■別館(Annexe)
2006年にオープンしたセントラル・マーケット別館(Annexe)にはギャラリーがあり、マレーシアのアーティストによる作品を見学、購入することができます。そのため、クアラルンプールにおける芸術の発信基地にもなっています。
■カストゥリ・ウォーク(Kasturi Walk)
2011年にオープンした通路。屋台などが軒を連ねており、こちらでもお土産等を購入することができます。セントラル・マーケット側は食べ物屋さんが多く、ココナッツ・シェイクを販売している店には行列ができていました。
セントラル・マーケットの歴史について
1888年の設立時からウェット・マーケット(生鮮食品市場)として利用されていましたが、1980年代にマーケットは移転されました。その後、解体の危機を迎えますが、マレーシア・ヘリテージ・トラスト等の働きかけにより遺産として保存されることになりました。
1986年に「Melewar Leisure」が所有権を取得、マレーシアの伝統工芸品などが販売されるようになり、2004年に「Kha Seng Group」がマーケットを買収、改装などへの投資を通して魅力ある観光スポットへと発展して行きました。
セントラル・マーケットの基本情報
営業時間 | 10:00〜20:00(店舗により異なる) |
最寄り駅 | パサール・スニ(Pasar Seni)駅 |
設立 | 1888年 |
公式サイト | http://www.centralmarket.com.my/ |
アクセス
RapidKLのパサール・スニ(Pasar Seni)駅から徒歩5分です。スルタン通り(Jalan Sultan)からハン・カストゥリ通り(Jalan Hang Kasturi)に出て、北へ約200メートルほど進むとセントラル・マーケットになります。クラン川を北上する形になるので、迷うことなく行けると思います。
■所在地(マップ)
滞在後記
ザ・お土産という商品が多い中、木工製品は品揃えが豊富です。一つの場所でクアラルンプール土産を一通り見ることができる点は観光客にとってメリットになります。
また、食事面についても10〜20リンギット(日本円で約300〜600円)ほどで食べることができるのでおすすめです。ナシゴレンなど東南アジア料理が多く、観光地にあっても値段は高くありません。筆者はナシゴレンを食べましたが、少しスパイシーでとても美味しかったです。
チャイナタウンの中心地であり、1番の観光スポットとも言える場所になるため、クアラルンプールではぜひ訪れておきたい場所です。