なまこ石鹸が人気?セントラルマーケットはお土産購入に最適!

クアラルンプールのセントラル・マーケット クアラルンプール

なまこ石鹸などのお土産購入に最適?

セントラル・マーケットは、マレーシアの首都「クアラルンプール」のチャイナタウンに位置するマーケット。

周辺には、クアラルンプールで最も古い道教寺院「仙師四師宮」、メダン・パサール・クロック・タワー、クアラルンプール中央郵便局などがあります。今回は実際に滞在した筆者が撮影した写真とともに、セントラル・マーケットについて紹介します!

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セントラル・マーケットについて

クアラルンプールのセントラル・マーケット(Central Market)

セントラル・マーケット(Central Market)は、イギリス植民地時代の1888年に設立されたウェット・マーケット(生鮮市場)を起源に持つマーケット。現在の建物は1937年に建設されたアール・デコ様式のものになります。

元々は肉や魚、野菜などの取引が行われる庶民の市場でしたが、1980年代にマレーシア政府が歴史的建造物として保存・再開発を決定し、1986年にアートとカルチャーをテーマにした観光市場として生まれ変わっています。

マーケットは2階建てになっており、1階は伝統工芸品やアクセサリー、なまこ石鹸(1つ10〜20リンギットほど)など観光客向けのお土産屋さんが多く、2階には民族衣装などの衣料品店やフードコートがあります。お土産を購入する場所として最適なセントラル・マーケットは、多くの観光客で賑わっています。

※2階にトイレがあり、料金は0.5リンギット(約17円)。

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人気のお土産について

■なまこ石鹸

なまこ石鹸は、ガマット(Gamat)と呼ばれる海に生息するナマコから抽出したエキスを配合した石鹸。肌の再生促進、保湿、抗炎症作用に効果があると考えられています。

■バティック(Batik)

マレーシア伝統のろうけつ染め布で、ストール、スカーフ、シャツなど様々な形で販売。鮮やかな色彩と模様が魅力で、インテリア用にも最適です。

■ソンケット(Songket)

金糸や銀糸を織り込んだマレーの高級布。装飾用テーブルクロスや小物入れなどもあり、上品なお土産として人気です。

■プラナカン陶器

プラナカン文化の影響を受けたカラフルな陶器。小皿や湯飲み、ティーポットなど、華やかなデザインが特徴です。

マーケットの注目ポイント!

セントラル・マーケットには、マレーシアの多文化社会を象徴する以下の3つのテーマゾーンが設けられています。それぞれのゾーンは、異なる民族文化やライフスタイルを表現しており、様々な関連製品が販売されています。

  • マレー・ストリート(Malay Street)
  • 華人街(Straits Chinese)
  • リトル・インディア(Little India)

これから、セントラル・マーケットで一番の見所とも言えるテーマゾーンを紹介します。

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マレー・ストリート(Malay Street)

セントラル・マーケットのマレー・ストリート(Malay Street)

マレー・ストリートは、マレー系文化をテーマにしたエリアで、伝統的なバティック(ろうけつ染め)、ソンケット(金糸入りの織物)、クバヤ(女性の伝統衣装)などが販売されています。木製の家具や手工芸品も多く、温かみのある民族色豊かな空間です。なお、ザ・クアラルンプールのお土産!というツインタワーの置物等も売られています。

華人街(Straits Chinese)

セントラル・マーケットの華人街(Straits Chinese)

華人街は、プラナカン(中華系移民の末裔)の文化を体現したゾーンで、鮮やかな色使いの陶器、刺繍、伝統菓子、ヒスイなどの装飾品などが並びます。華人とマレー文化の融合が感じられる独自のデザインや商品が魅力です。

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リトル・インディア(Little India)

セントラル・マーケットのリトル・インディア(Little India)

リトル・インディアは、インド文化をテーマにしたエリアで、サリーやパンジャビドレス、香辛料、アクセサリーなどが揃います。基本的には衣料品、スカーフを販売している店が多い印象です。

別館、カストゥリ・ウォークについて

■別館(Annexe)

2006年にオープンしたセントラル・マーケット別館(Annexe)にはギャラリーがあり、マレーシアのアーティストによる作品を見学、購入することができます。そのため、クアラルンプールにおける芸術の発信基地にもなっています。

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■カストゥリ・ウォーク(Kasturi Walk)

カストゥリ・ウォーク(Kasturi Walk)

カストゥリ・ウォークは、2011年にオープンした通路。屋台などが軒を連ねており、こちらでもお土産等を購入することができます。セントラル・マーケット側は食べ物屋さんが多く、ココナッツ・シェイクを販売している店には行列ができていました。

セントラル・マーケットの歴史について

1888年の設立時からウェット・マーケット(生鮮食品市場)として利用されていましたが、1980年代にマーケットは移転されました。その後、解体の危機を迎えますが、マレーシア・ヘリテージ・トラスト等の働きかけにより遺産として保存されることになりました。

1986年に「Melewar Leisure」が所有権を取得、マレーシアの伝統工芸品などが販売されるようになり、2004年に「Kha Seng Group」がマーケットを買収、改装などへの投資を通して魅力ある観光スポットへと発展して行きました。

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セントラル・マーケットの基本情報

営業時間 10:00〜22:00(通常は毎日営業)※営業時間は店舗により異なる
最寄り駅 LRT・MRT「Pasar Seni」駅
設立 1888年
公式サイト https://centralmarket.com.my/

アクセス

最寄り駅のRapidKL・MRTの「Pasar Seni」駅からセントラル・マーケットまでは徒歩5分です。

スルタン通り(Jalan Sultan)からハン・カストゥリ通り(Jalan Hang Kasturi)に出て、北へ約200メートルほど進むとセントラル・マーケットになります。クラン川を北上する形になるので、迷うことなく行けると思います。

■所在地(マップ)

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滞在後記

ザ・お土産という商品が多い中、木工製品は品揃えが豊富です。一つの場所でクアラルンプール土産を一通り見ることができる点は観光客にとってメリットになります。

また、食事面についても10〜20リンギット(日本円で約300〜600円)ほどで食べることができるのでおすすめです。ナシゴレンなど東南アジア料理が多く、観光地にあっても値段は高くありません。筆者はナシゴレンを食べましたが、少しスパイシーでとても美味しかったです。

チャイナタウンの中心地であり、1番の観光スポットとも言える場所になるため、クアラルンプールではぜひ訪れておきたい場所です。

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