イスラム美術館の見所を一挙紹介!レストランの予算とは?

クアラルンプールにあるイスラム美術館(Islamic Arts Museum Malaysia)

おすすめ度(5段階評価):★★★★

イスラム美術館(Islamic Arts Museum Malaysia)はマレーシアの首都「クアラルンプール」にあるイスラム系アート、工芸品などを展示している美術館です。

周囲には国立モスク(Masjid Negara)、ロイヤル・マレーシア警察博物館(Muzium Polis Diraja Malaysia)、国立プラネタリウム(Planetarium Negara)、レイク・ガーデン・パーク(Taman Botani Perdana)などの観光スポットがあります。

イスラム美術館について

1998年12月に開館した東南アジア最大規模のイスラム美術館になります。

建物の上にはトルコ石の美しいドームがあるほか、室内にはイスラム様式のドーム天井があります。

また、展示スペースは3万平方メートル(野球のグラウンド約3つ分)を誇り、7000以上のアーティファクト(人工遺物)が展示、保管されています。2014年にはクアラルンプール市長賞(観光)を受賞するなど、多くの賞を受賞している観光客に人気のスポットです。

イスラム美術館(クアラルンプール)

12の常設ギャラリーについて

イスラム美術館には12の常設展示があります。展示内容や見所はこちから各セクションごとに記載していきます。

1、建築(Architecture)

こちらではイスラム建築について知ることができ、世界各地のモスクの模型などが展示されています。

2、コーランと写本(Quran & Manuscript)

こちらではコーラン、写本が展示されています。9〜10世紀に製作されたコーラン「ブルー・アル・クルアーン(Blue al-Qur’an)」12〜13世紀に製作されたモロッコ書式のアル・クルアーン(Al-Qur’an biofolium in Maghribi script)などが見所になります。

3、インド(India)

こちらではインド・ムガール帝国時代(1526〜1828年)のイスラム美術品などが展示されています。ダイヤモンドが装飾されたネックレスやガラス工芸品、パウダーホーン(Powder Horn)などが見所になります。

4、中国(China)

中国とイスラムにはシルクロード等を通して様々な交流がありました。こちらではイスラム文化が反映された陶器類が見所になります。

5、マレーの世界(Malay World)

マレーとありますが、こちらでは東南アジア各国由来の物が展示されています。1880年頃のタイの象牙印(An ivory seal)、19世紀頃のマレーの火縄銃(Matchlock rifle)などが見所です。

6、ジュエリー(Jewellery)

世界各国のジュエリーが展示されています。ダイヤモンドやエメラルド、ルビーなど様々な宝石が使用された豪華な宝飾品が見所です。特に1800年頃のモロッコの王冠などは一見の価値ありです。

7、テキスタイル(Textiles)

こちらではイスラム各国の織物が紹介されています。マレーはもちろん、オスマン帝国、エジプトなどの織物、衣装などが展示されています。

8、アームズ&アーマー(Arms & Armour)

こちらでは各地の武器(剣)や防具(鎧、盾など)が展示されています。18世紀ムガール帝国時代の短剣、17世紀頃のオスマン帝国の剣などが見所になります。

9、コイン(Coins)

こちらではイスラム圏のコインが展示されています。何世紀にも渡る幅広いコインがコレクションされており、ウマイヤ朝(700年頃)の金のディナール(通貨)などが見所になります。

10、金属製品(Metalworks)

こちらでは世界各地の金属加工品を見ることができます。真鍮やブロンズ製の皿、ボウル、花瓶などが展示されています。12世紀頃の銀がはめ込まれたブロンズ製のボウル(イラン)、16〜17世紀に製作された真鍮製のキャンドルスティック(オスマン帝国)などが見所です。

11、ライフスタイル(Living with Wood/Lifestyle)

こちらでは木で製作された生活に関連する物が展示されています。幾何学模様や象嵌工芸、彫刻が施された特徴的な物が印象的です。19世紀頃のインド製ウインドウパネル、18〜19世紀のインド製の象牙のチェスセットなどが見所になります。

12、セラミック(Ceramics)

こちらではイラン、トルコなどの陶磁器が展示されています。16〜19世紀頃の物が多く、花や動物などが描かれた皿、タイルなどを見ることができます。

その他施設について

■ミュージアムレストラン

1階にはレストランが併設されており、エジプト、パレスチナ、ヨルダン、シリア、レバノン、トルコなどアラブ諸国の料理が提供されています。

予算は60〜70リンギット程度とクアラルンプールではやや高めですが、きれいな場所でゆっくりリラックスしながら食事をしたい人にはおすすめです。

■ギフトショップもお忘れなく!

1階にはギフトショップが併設されており、イスラム工芸品を中心に商品が提供されています。質の高い商品が取り揃えられており、観光客に人気の場所になっています。

提供されている商品はイスラム関連の書物のほか、東南アジア独特の木の素材を利用した工芸品、イランや中国、トルコなどの陶器、美しいタイル、コースター、ミュージアムロゴをデザインに入れたスカーフなどがあります。

予算はTシャツが31リンギット、陶器(お皿)は127リンギット、タイルが63リンギット、シリコンコースターが12リンギット程度になります。安いものは5〜10リンギット程度から購入することができます。

※1リンギット=27.52円(2017年12月7日現在)

イスラム美術館の基本情報

イスラム美術館
 開館  1998年12月
コレクション数 7000以上
 展示スペース  約3万平方メートル
 料金  14リンギット
 開館時間  10:00〜18:00(月曜日は休館)
 最寄り駅  クアラルンプール駅
公式サイト

アクセス

KTMコミューターのクアラルンプール駅から徒歩7分程度になります。

クアラルンプール駅から国立モスクに向かう通りを国立モスク沿いに歩いてください。すると、きれいなタイルのある建物が見えてきますので、そちらがイスラム美術館になります。

なお、国立モスクの出入口からは徒歩3分程度になります。

滞在後記

外壁のタイルの美しさから美術館へのワクワク感が湧いてきます。

内部は白を基調とした清潔感のある空間になっているほか、展示室は照明が抑え気味になっているため、落ち着いて展示物を見ることができました。

展示物のほとんどはショーケース越しに見ることになりますが、ジュエリーや剣、陶器類などが個人的にはおすすめです。特に陶器類は種類が豊富なので、一つ一つの模様の違いなどを見ていくと、とても面白いです。

国立モスクやクアラルンプール駅といった観光スポットの近くにあるので、イスラム文化への理解を深めるためにもぜひ訪れてみてください!