今回はマレーシアの首都「クアラルンプール」の物価について紹介!
クアラルンプールは物価が安く、日本人にも人気の観光都市ですが、物価はどれほど安いのでしょうか。以下の5項目からクアラルンプールの物価について解説していきます。
クアラルンプールの物価について
クアラルンプールの物価は「とにかく安い」です。
クアラルンプールに行ったことのある誰もが物価は安いと連呼するほどで、5つ星ホテルは1泊1万円を切るところもあります。※ニューヨークの5つ星ホテル(マンハッタン)は最低でも1泊4万円程度です。
飲食費ではビッグマックのMセットが10.99リンギット(日本円で約300円)と、日本と比較して半額以下で購入することができます。また、その他飲食店でも同額程度出せば、大体の場所で食事をすることが可能です。
※屋台や地元レストランなどでは6リンギット程度(日本円で約160円)で食事ができるところもあります。
以下は1週間滞在した場合の滞在費のモデルケースになります。
滞在費用の目安(1人で1週間滞在した場合)
- 5つ星ホテルの料金(6泊):51,000円
- 飲食費(飲料水、食事等):6,000円
- 交通費(空港間移動含む):4,500円
- お土産・その他費用:4,000円
合計:65,500円
※上記の金額は比較的ゆとりを持ったプランになります。ホテルのグレードや食事、お土産などの費用を削減すれば、もっと安く滞在することは可能です。
ホテル代や飲食費などは以下をご覧ください。
クアラルンプールのホテル代
ランク | 1泊あたりの料金(目安) |
1〜2つ星(ホステル含む) | 1,500円 |
3つ星 | 3,000円 |
4つ星 | 6,500円 |
5つ星 | 12,000円 |
※宿泊する場所やホテルによって料金は異なります。上記は一つの目安として参考にしてください。
ドミトリー形式のホステルは1泊1,000円程度で宿泊することができ、バックパッカーには優しい都市だと言えます。また、ビジネスホテルクラス(3〜4つ星)は、1泊5,000〜6,000円程度で宿泊できます。このクラスは清潔感の面で少し課題の残るところがありますが、値段相応といったところです。
5つ星ホテルはパークロイヤル・クアラルンプール、ダブルツリー・バイ・ヒルトンホテル・クアラルンプールなどで8,000円台、ザ・リッツカールトン・クアラルンプールで1万円台後半になります。全体的には1泊1万円台半ばで宿泊できるところが多い印象です。
クアラルンプールの飲食代
品目 | 料金 |
水(1.5L) | 1リンギット |
炭酸飲料(1.5L) | 3.60リンギット |
日清カップヌードル | 5リンギット |
ポッキー | 3リンギット |
棒アイス | 1リンギット |
卵(8個入り) | 5.50リンギット |
パン・おにぎり | 2〜3リンギット |
ビッグマックMセット | 10.99リンギット |
レストラン | 15リンギット |
屋台飯 | 7リンギット |
※1リンギット=26.60円(2021年3月6日現在)
飲料水については、スーパーマーケットでの購入がおすすめ。1.5Lで約1リンギットになります。ファミリーマートなどコンビニエンスストアでは約3リンギットで売られています。食費については、マクドナルドなどファストフード店は10リンギット程度、街中のレストランは20リンギット程度、屋台では10リンギット以下をみておけばいいと思います。
なお、お土産の料金については、置物系が20〜40リンギット程度、お土産として人気のなまこ石鹸は10リンギット程度になります。そのほか、チャイナタウンのマーケットに行くと、衣料品を中心に1つあたり25リンギットくらいでお土産を購入することもできます。
クアラルンプールの各交通機関のチケット代
クアラルンプール国際空港から市内へ
- KLIAエクスプレス(空港⇔セントラル駅):55リンギット
- リムジンバス(空港⇔セントラル駅):片道10リンギット、往復18リンギット
- タクシー:70〜90リンギット
KLIAエクスプレスは高速鉄道で、空港〜セントラル駅間を約30分で結んでいます。バスやタクシーは約1時間程度の所要時間になります。なお、KLIAトランジットという各駅停車もありますが、こちらで空港、セントラル駅まで行っても料金は同じです。素直にエクスプレスに乗るようにしましょう。
市内移動(電車・バス)
- MRT、LRT:0.80リンギット〜
- モノレール:0.90リンギット〜
- バス、KTMコミューター:1リンギット〜
上記料金は初乗り料金になりますが、最高でも約8リンギット程度(日本円で約210円)になります。利用頻度の高いKLCC駅〜セントラル駅間は2.20リンギット(LRT)になり、日本円で約60円ほどです。観光客が利用するエリアでは2リンギット程度を見込んでおけば問題ありません。
Touch ‘n Goカードの購入を忘れずに!
「Touch ‘n Go」はクアラルンプール版のSuicaやPASMOになり、このカードを使用すると料金が割安になります。
ネットでは様々な購入方法が記載されていますが、各駅(LRTなど)の改札窓口でTouch ‘n Go(タッチンゴー)カード・プリーズと言って作ってもらうのが簡単です。チャージは10リンギット単位になり、その際は改札横の窓口でリロード・プリーズと言って希望する金額のお札を差し出せばチャージしてもらえます。※その際、0.50リンギットの手数料が発生します。
クアラルンプールからプトラジャヤ、マラッカへ
■プトラジャヤまでの料金(片道)
- KLIAトランジット(セントラル駅⇔プトラジャヤ):14リンギット
■マラッカまでの料金(片道)
- クアラルンプール(TBS)⇔マラッカ(セントラル):10〜14リンギット
プトラジャヤはマレーシアの政治の中心地ですが、日本人にも人気のピンクモスクがあります。変わった建物も多く、面白い観光ができる場所として今後注目される都市だと言えます。
世界遺産の都市「マラッカ」には片道350円ほどで行くことができます。LRTなどが停車するバンダル・タシッ・スラタン(Bandar Tasik Selatan)駅にTBSというバスステーションがあり、そちらからリムジンバスに乗っての移動になります。
※マラッカ行きのバスはKKKLというバス(写真)がおすすめ。別のバスより料金は若干高いですが、足元のスペースが広めで快適に移動できます。
クアラルンプールの主要観光地の入場料
■展望台、水族館(大人1名)
- ペトロナス・ツインタワー(展望台):80リンギット
- アクエリアKLCC(水族館):69リンギット
- クアラルンプール・タワー(Sky Deck):105リンギット
■動物園、博物館、プラネタリウム(大人1名)
- マレーシア国立動物園:85リンギット
- マレーシア国立博物館:5リンギット
- ロイヤルミュージアム:10リンギット
- クアラルンプール・シティ・ギャラリー:5リンギット
- イスラム美術館(Islamic Arts Museum Malaysia):14リンギット
- 国立プラネタリウム(Planetarium Negara):12リンギット(ショー)
展望台の料金はその他都市にあるものとあまり変わりません。博物館などの料金は安く、上記以外では国立テキスタイル博物館、マレーシア国立銀行博物館(Bank Negara Malaysia Museum and Art Gallery)などが入場無料になっています。
総括
・ビッグマックMセットは10.99リンギット(日本円で約300円)
・宿泊費が安い、5つ星ホテルは1泊1万円を切るところも!
・飲料水はスーパーで購入すべし、1.5Lの飲料水は日本円で約27円!
バンコクやホーチミンなどその他東南アジア都市と比較しても物価は安く、街もきれいです。電車による観光のしやすさ、都会的な街並みも高ポイントになり、クアラルンプールは東南アジアで最もおすすめできる都市です。
なお、上記の値段は筆者自身が現地で確認したものを中心に掲載していますが、物やホテルの料金は場所、シーズンによって異なります。その上で当記事を旅行の参考にして頂ければ幸いです。