【パリの気候】冬は日照時間が少ない?!平均気温、降水量の注意点は?

パリの凱旋門(Arc de triomphe de l'Étoile) パリ

フランスの首都「パリ」の気候について紹介!

冬場は日照時間が極端に減少?!夏場は寒暖差に要注意だった?ベストシーズンはいつ?気になる平均気温、降水量とは?

今回は平均気温や降水量のグラフ、気候の特徴、日の出・日の入り時刻、最適な服装などを掲載。筆者が何度も滞在して感じたポイントも紹介していますので、ぜひ旅行計画を作成する際の参考にしてください!

※平均気温・平均降水量は2022年のデータを使用。東京の降水量は平年値を使用しています。

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パリの気候について

フランス・パリは西岸海洋性気候(ケッペン気候分類:Cfb)に属しています。暖流となる北大西洋海流の影響などにより、真冬の平均最低気温はマイナスにはなっておらず、緯度を考慮すると比較的暖かいと言えます。

ただし、真冬は寒気の影響でマイナス10℃台まで気温が下がる場合があり、観光の際には注意が必要になります。また、夏場の最高気温は上昇傾向にあり、2022年のデータでは8月の平均最高気温が29.1℃になっています。室内にエアコンのないホテルがあるため、夏場に訪れる場合はエアコンの有無についても注意する必要があります。

■平均降水日数

月別の平均降水日数は6〜9月が8日前後、10〜5月が10日前後になっています。冬場は曇り、雨の日が多くなりますが、積雪はあまりありません。

■平均日照時間

月平均の日照時間は11〜2月が100時間を下回っており、12月は50時間程度と日照時間の少なさが際立っています。3〜10月の日照時間は100時間以上となり、6〜8月は200時間以上になっています。また、6〜8月の日の入りは21時台であり、遅くまで出歩ける点が観光面でプラスになります。

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日の出、日の入り時刻、月平均日照時間

以下は日の出、日の入り時刻、月平均日照時間になりますが、その年や日によって変動するため、参考値としてご覧ください。

日の出 日の入り 日照時間
1月 8時35分 17時25分 63時間
2月 8時00分 18時15分 79時間
3月 7時05分 18時55分 129時間
4月 6時00分 19時40分 166時間
5月 5時10分 20時25分 194時間
6月 4時50分 20時55分 202時間
7月 5時05分 20時50分 212時間
8月 5時45分 20時05分 212時間
9月 6時30分 19時05分 168時間
10月 7時15分 18時00分 118時間
11月 8時00分 17時10分 68時間
12月 8時35分 16時55分 51時間
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パリの平均気温

パリの平均最高・最低気温(グラフ)
※出典:気象庁ホームページ(https://www.data.jma.go.jp/gmd/cpd/monitor/climatview/frame.php)のデータを基に筆者作成。

【平均気温のポイント】

夏場の平均最高気温は約29℃になります。上記にも記載しましたが、夏場の最高気温は年々上昇傾向になっています。平均最低気温は16℃前後になり、日中の温度差が10℃以上になることがあるため、体調管理には気をつけてください。

冬場の平均最高気温は10℃以下、平均最低気温は3℃前後になります。ただし、上記の通り、寒気の影響で最低気温がマイナスになる場合があるため、冬場の観光はしっかりとした防寒対策を行っておく方が無難です。

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パリの平均降水量

パリの平均降水量(グラフ)
※出典:気象庁ホームページ(https://www.data.jma.go.jp/gmd/cpd/monitor/climatview/frame.php)のデータを基に筆者作成。

【平均降水量のポイント】

2022年のデータでは全ての月で東京より降水量が少なくなっています。2022年6月の降水量がやや多くなっていますが、平年値は58.4mmと4月、8〜9月と同水準になっています。平年値は年間を通して40〜60mm台のレンジに収まっているため、旅行を計画する際に降水量を気にする必要はないと言えます。

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服装について

こちらでは月別に半袖系、長袖系、ジャケット系、コート系の4つに分けて、旅行する際のおすすめの服装を紹介していきます。1日の温度差や気候状況により、最適な服装が異なる場合がありますので、あくまで目安として参考にしてください。

夏場は長袖・ジーパンが基本的なスタイルになります。日中はTシャツが活躍する日も多いですが、短パンを着たくなるほどではありません。その一方、最低気温が10℃台半ばまで下がる日があるため、ウインドブレーカーやジャケットなどの上着を1着持っておくと安心です。

冬場の平均最低気温はマイナスになっておらず、基本的には真冬の東京と同じようなスタイルで問題ないと言えます。ただし、寒気次第では冷え込むことが想定されるため、事前に気象情報を確認して服装を決めるようにしてください。

半袖系 長袖系 ジャケット系 コート系
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月

※◎=最適、=出番あり、△=持っていると安心

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気になるベストシーズンとは?

平均最低気温が10℃以上になる5〜6月、9〜10月がおすすめしたいシーズンになります。6〜9月の平均降水日数は8日前後と、年間を通して少ない時期になります。さらに、5〜6月は日が長いため、安心して外出できる時間が長いこともおすすめしたいポイントになります。

総括

今回のパリの記事で押さえておきたいポイントは以下の通りです。

・気温、日の長さ、降水量考慮なら5〜6月がベストシーズン

・夏場は快適に過ごせるが、寒暖差には注意が必要

・冬場は寒気の影響に注意、防寒対策はしっかりと

気候変動により夏場の気温が上昇傾向になっている点、その他降水量の変化などには注意してください。そのほか、冬場はチケット代が安くなる傾向がありますが、冬場に訪れる場合は上記の通り、防寒対策をしっかり行うようにしてください。ぜひ、こちらの記事を参考にパリ観光を計画してみてください!

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