【治安への不安も吹き飛ぶ美しさ!】
マルセイユはフランス南部に位置し、地中海を望む美しい港町です。
第二次世界大戦の影響を受けていますが、5世紀頃に起源を持つ修道院、中世の要塞や教会など歴史的な見所も多くあります。
サン・シャルル駅やグリニャン通りにあるマルセイユ名物のスポットなど、世界一周を通して印象に残った19カ所をおすすめ観光地として紹介します。
ぜひ、マルセイユ観光の参考にしてみてください!
■マルセイユの治安、物価情報などはこちら!

フランス・マルセイユのおすすめ観光地19選
マルセイユ観光の中心地、出発地 |
旧港 |
マルセイユ・サン・シャルル駅 |
歴史関連のおすすめスポット |
サン・ジャン要塞 |
サン・ニコラ要塞 |
イフ城 |
教会関連のおすすめスポット |
ノートルダム・ドゥ・ラ・ガルド寺院 |
サン・ヴィクトール修道院 |
サン・フェレオル教会 |
サン・ローラン教会 |
マルセイユ大聖堂 |
サン・ヴァンサン・ドゥ・ポール教会 |
おすすめの博物館 |
ヨーロッパ地中海文明博物館 |
海洋・経済博物館 |
その他のおすすめ観光地 |
マルセイユ市庁舎 |
ファロ宮殿 |
軍記念碑 |
グリニャン通り |
オペラ座 |
サッカースタジアム |
スタッド・ヴェロドローム |
※上記のおすすめ観光地の場所は、以下のグーグルマップ(赤色)をチェック!
マルセイユ観光の中心地、出発地
旧港(Vieux Port)
マルセイユ観光の中心地!
旧港周辺はレストランが多く、ショッピングスポットも多いため、マルセイユ市内で最も観光客が訪れる場所になっています。
レストランでは、マルセイユ名物のブイヤベースを提供しているところが多く、観光客でも入りやすい点がポイントです。
旧港の歴史を知ろう!
600年代にギリシャの入植者によって築かれたのが起源。
15~17世紀にはルイ12世、ルイ13世の命により埠頭が建設され、造船所なども建設されました。
その後、第二次世界大戦で廃墟になりましたが、フェルナン・プイヨン(Fernand Pouillon)が旧港など荒廃した旧市街の再建を担当し、現在に至っています。
観光情報(魚市場) | |
営業時間 | 8:00~13:00(毎朝) |
最寄り駅 | 地下鉄M1の「Vieux Port」駅(地図) |
■旧港の魚市場
マルセイユ・サン・シャルル駅(Gare de Marseille Saint Charles)
1848年に開業した駅。
電車で訪れる際の玄関口になるほか、空港バスが発着する場所。写真の階段がマルセイユ名物の一つです。
観光情報 | |
最寄り駅 | 地下鉄M1、M2の「Gare de Marseille Saint-Charles」駅(地図) |
歴史関連のおすすめスポット
サン・ジャン要塞(Fort Saint-Jean)
ルイ14世(1638年~1715年)の命によって建設された要塞。
第二次世界大戦中、ドイツ軍に占領されていた際に弾薬庫の爆発によって建物の多くが破壊されましたが、1967~1971年に再建されました。
プロムナード・ルイ・ブローキエ(Promenade Louis Brauquier)という遊歩道(無料)があり、サン・ニコラ要塞(Fort Saint-Nicolas)やファロ宮殿(Palais du Pharo)側の景色を見渡すことができます。
観光情報 | |
営業時間 | 11:00~18:00(時期により異なる)※火曜日は定休日 |
料金 | 9.50ユーロ(ヨーロッパ地中海文明博物館と共通) |
最寄り駅 | 地下鉄M1の「Vieux Port」駅(地図) |
公式サイト | http://www.mucem.org/ |
サン・ニコラ要塞(Fort Saint-Nicolas)
1660~1664年に建設された要塞(写真左)。
現在は軍により管理され、入場は制限されていますが、一部立ち入りできる場所もあります。そのため、この巨大な要塞を見るにはサン・ジャン要塞(Fort Saint-Jean)側がおすすめです。
観光情報 | |
最寄り駅 | 地下鉄M1の「Vieux Port」駅(地図) |
イフ城(Château d’If)
フランソワ1世の命により1524~1531年に建設された要塞。その後、19世紀終わりまで刑務所として利用されていました。
軍記念碑(la porte de L’orient – Monument aux Armées d’Afrique)付近の海岸線を歩いていると島周辺の景色を見渡せるほか、周囲の海の色がとてもきれいなため、島に行かずとも周囲は押さえておきたい観光ポイントの一つです。
観光情報 | |
営業時間 | 10:00~17:00 ※月曜日は定休日 |
料金 | 5.50ユーロ |
アクセス | 旧港から船に乗船(往復約11ユーロ)、本数は1時間に1本程度(地図) |
公式サイト | http://www.chateau-if.fr/ |
教会関連のおすすめスポット
ノートルダム・ド・ラ・ガルド寺院(Basilique Notre-Dame de la Garde)
1853~1864年に建設されたカトリック教会。マルセイユのシンボル的存在。
小高い丘の上に建設されており、教会からはパノラマビューを楽しむことができます。
教会に行くまでは急な坂を登るため大変ですが、マルセイユ観光では確実に押さえておきたい場所の一つです。
観光情報 | |
開館時間 | 7:15~19:00(4~9月)、7:00~18:15(10~3月) |
料金 | 無料 |
最寄り駅 | 地下鉄M1の「Estrangin Préfecture」駅(地図) |
公式サイト | http://www.notredamedelagarde.com/ |
■ノートルダム・ド・ラ・ガルド寺院から見たマルセイユの街
サン・ヴィクトール修道院(Abbaye Saint-Victor de Marseille)
起源は5世紀頃までさかのぼる修道院(写真中央)。
12~13世紀に再建され、その後は要塞の一部として機能。フランス革命後は刑務所、兵舎などとして利用され、19世紀に復元されました。
観光情報 | |
開館時間 | 9:00~19:00(毎日) |
料金 | 2ユーロ(地下室) |
最寄り駅 | 地下鉄M1の「Estrangin Préfecture」駅(地図) |
公式サイト | http://www.saintvictor.net/ |
サン・フェレオル教会(Église Saint-Ferréol)
1447~1588年に建設されたカトリック教会。
ファサード(正面)は1870年代にネオクラシック様式で再建されています。
旧港に位置するため、観光客に一番馴染みの深い教会と言えます。何と言っても美しいファサードが見所です。
観光情報 | |
開館時間 | 9:00~18:30(毎日) |
料金 | 無料 |
最寄り駅 | 地下鉄M1の「Vieux Port」駅(地図) |
サン・ローラン教会(Église Saint-Laurent de Marseille)
12世紀終わりから13世紀に建設されたカトリック教会。17世紀に再建されています。
観光情報 | |
開館時間 | 14:00~18:30(火~土) |
料金 | 無料 |
最寄り駅 | 地下鉄M1の「Vieux Port」駅(地図) |
マルセイユ大聖堂(Cathédrale Sainte-Marie-Majeure de Marseille)
1852~1893年に建設されたカトリック教会。
5世紀頃からこの辺りに宗教的な建物が存在していたとされています。
観光情報 | |
開館時間 | 10:00~18:00(火~日) |
料金 | 無料 |
最寄り駅 | 地下鉄M2の「Metro joliette」駅(地図) |
サン・ヴァンサン・ドゥ・ポール教会(Église Saint-Vincent de Paul)
1855~1886年に建設されたネオゴシック様式のカトリック教会。
観光情報 | |
開館時間 | 8:00~20:00(月~土)、9:00~12:00/16:00~19:00(日) |
料金 | 無料 |
最寄り駅 | 地下鉄M1の「Canebière」駅(地図) |
おすすめの博物館
ヨーロッパ地中海文明博物館(Musée des civilisations de l’Europe et de la Méditerranée)
2013年にオープンした地中海文明を専門とする世界初の博物館(写真右)。
正方形の独特な建物は新たなマルセイユの象徴にもなっており、サン・ジャン要塞とは連絡通路でつながっています。
観光情報 | |
営業時間 | 11:00~18:00(時期により異なる)※火曜日は定休日 |
料金 | 9.50ユーロ(サン・ジャン要塞と共通) |
最寄り駅 | 地下鉄M2の「Metro Joliette」駅(地図) |
公式サイト | http://www.mucem.org/ |
海洋・経済博物館(Musée de la Marine et de l’Économie dans le Palais de la Bourse)
旧証券取引所。
現在は16世紀以降の経済や海事歴史を知ることができる博物館になっています。
目抜き通り「カヌビエール大通り(La Canebière)」沿いに位置し、旧港から近いためアクセスの良さは抜群です。
観光情報 | |
開館時間 | 10:00~18:00(毎日) |
料金 | 2ユーロ |
最寄り駅 | 地下鉄M1の「Vieux Port」駅(地図) |
その他のおすすめ観光地
マルセイユ市庁舎(Hôtel de ville de Marseille)
旧港に位置する市庁舎。
1653~1673年に建設された建物です。
ドイツ占領下での破壊を免れたわずかな建物の一つであり、高い歴史的価値を誇ります。
1996年には建物の拡張などを含め改装されています。
観光情報 | |
開館時間 | 8:30~18:00(月~金) |
最寄り駅 | 地下鉄M1の「Vieux Port」駅(地図) |
ファロ宮殿(Palais du Pharo)
1854~1858年にナポレオン三世のために建設された宮殿。
1904年から医学学校として利用されていましたが、現在は会議や見本市などが開催されています。
周囲にはエミール・デュクロー公園(Parc Émile Duclaux)があるほか、遊歩道があり、ヨーロッパ地中海文明博物館やサン・ジャン要塞側の景色を見渡すことができます。
観光情報(庭園) | |
開園時間 | 7:00~22:00(6/21~9/21)、7:00~21:00(9/22~6/20) |
料金 | 無料 |
アクセス | 旧港から徒歩20分、バスは82、82S番線(Le Pharo)(地図) |
公式サイト | http://palaisdupharo.marseille.fr/ |
軍記念碑(la porte de L’orient – Monument aux Armées d’Afrique)
1927年に建設された軍記念碑。
東部方面隊で命を落とした兵士や船員を供養するために建てられました。
おすすめしたいのは軍記念碑ではなく、ここから先の海岸線になります。エメラルドグリーンの海は本当にきれいで、ホテル「Le Rhul」付近の景色がおすすめです。
観光情報 | |
アクセス | 旧港から徒歩30分、バスは83、583番線(Vallon des Auffes)(地図) |
■軍記念碑周辺の景色
グリニャン通り(Rue Grignan)
ルイ・ヴィトンなど高級ブランド店が軒を連ねているほか、マルセイユ名物の一直線に長く続く通り(写真)も見ることができます。
なお、通りの先にはマルセイユのアートの中心地であるジュリアン広場(Cours Julien)があり、ショッピングとアートを楽しめる中心的な場所とも言えます。
観光情報 | |
最寄り駅 | 地下鉄M1の「Estrangin Préfecture」駅(地図) |
オペラ座(Opéra de Marseille)
1787年に建設されたオペラ座。
1919年11月に火災によりシェルと列柱を残して崩壊しました。現在の建物はその後再建されたものになります。
観光情報 | |
最寄り駅 | 地下鉄M1の「Vieux Port」駅(地図) |
公式サイト | http://opera.marseille.fr/ |
サッカースタジアム
スタッド・ヴェロドローム(Nouveau Stade Vélodrome)
サッカー日本代表・酒井宏樹選手と契約したオリンピック・マルセイユのホームスタジアム。
スタジアムツアーがあるほか、交通アクセスもいいため、サッカー好きな人にはおすすめの場所になります。
観光情報(スタジアムツアー) | |
営業時間 | 9:30~17:45(日程により変更あり) |
料金 | 13ユーロ |
最寄り駅 | 地下鉄M2の「Rond-Point du Prado」駅(地図) |
公式サイト | http://www.orangevelodrome.com/ |
まとめ
マルセイユのおすすめポイントは街並み(景観)の美しさになります。
中世の要塞跡が残り、第二次世界大戦後の復興を果たした街、エメラルドグリーンに輝く海、その全てが観光客を魅了するものです。
治安面についても、街中を歩けるだけ歩きましたが、日中は治安が悪いとは感じませんでした。ただ、入り組んだ路地、細い路地が多いため、夜間出歩く際は注意が必要になります。
治安への不安を吹き飛ばす景色がマルセイユには広がっているので、ぜひマルセイユ観光を計画してみてください!
■マルセイユのおすすめ買い物スポットはこちら!
