【ロンドンの気候】本当に雨は多い?降水量、平均気温は?

ロンドンのリージェント・ストリート(Regent Street) ロンドン

イギリスの首都「ロンドン」は本当に雨が多いのか?

真夏や真冬の平均気温とは?日の出や日の入り時刻、ベストシーズンは?

ロンドン旅行を計画する前に、現地の平均気温、降水量はチェックしておきたい項目の一つです。今回はロンドンの平均気温や降水量のグラフ、気候の特徴などを紹介していきます。ぜひ旅行を計画する際の参考にしてください!

※平均気温・平均降水量は2022年のデータを使用。東京の降水量は平年値を使用しています。

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ロンドンの気候について

イギリス・ロンドンは西岸海洋性気候(ケッペン気候分類:Cfb)に属しています。

真夏でも平均最高気温は20℃台半ばであり、過ごしやすいのが特長です。真冬の平均最低気温は2℃台であり、北に位置する都市としては比較的温暖だと言えます。

また、ロンドンと言えば「雨」というイメージですが、年間の降雨量はニューヨークやローマ、シドニーより少なく、降水日数や曇りの日の多さがそのようなイメージを抱かせている要因になっています。

■平均降水日数

月別の平均降水日数は10〜1月は10日前後、2〜9月は8日前後となり、比較的多くなっています。

■平均日照時間

月平均の日照時間は11〜2月が100時間を下回っており、特に12月は50時間台と日照時間の少なさが際立っています。6〜8月は200時間程度ですが、こちらも南欧都市と比較した場合、やや少ないといった印象です。

■飛行機雲に注目!

筆者が滞在していた7月は「晴れ」、「曇り・雨」が半々といった具合、11月はほとんど「曇り・雨」といった具合でした。雨が降る前兆としては、青空に飛行機雲がずっと残っている場合などが挙げられます。ロンドンの青空は本当に美しいですが、空を見上げる際は飛行機雲をチェックしてみてください。

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日の出、日の入り時刻、月平均日照時間

以下は日の出、日の入り時刻、月平均日照時間になりますが、その年や日によって変動するため、参考値としてご覧ください。

日の出 日の入り 日照時間
1月 8時00分 16時25分 61時間
2月 7時15分 17時15分 78時間
3月 6時15分 18時05分 115時間
4月 5時05分 19時00分 169時間
5月 4時10分 19時45分 199時間
6月 3時45分 20時20分 204時間
7月 4時00分 20時10分 212時間
8月 4時50分 19時20分 205時間
9月 5時40分 18時15分 149時間
10月 6時25分 17時05分 117時間
11月 7時20分 16時10分 73時間
12月 8時00分 15時55分 52時間
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ロンドンの平均気温

ロンドンの平均最高・最低気温(グラフ)
※出典:気象庁ホームページ(https://www.data.jma.go.jp/gmd/cpd/monitor/climatview/frame.php)のデータを基に筆者作成。

【平均気温のポイント】

真夏の平均最高気温は27℃台。最高気温は上昇傾向ですが、日本との比較では暑さで不快に感じることは少ないと言えます。その一方、平均最低気温は15℃台で、寒暖差には注意する必要があります。冬場については平均最高気温が8℃前後、平均最低気温が2℃台であり、北に位置する都市としては比較的暖かいと言えます。

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ロンドンの平均降水量

ロンドンの平均降水量(グラフ)
※出典:気象庁ホームページ(https://www.data.jma.go.jp/gmd/cpd/monitor/climatview/frame.php)のデータを基に筆者作成。

【平均降水量のポイント】

ロンドンは雨が多い印象ですが、11月を除き、東京より降水量は多くありません。平年の降水量は10〜11月が60mm台ですが、それ以外の月は40〜50mm台になっています。年間を通して降水量に大きな変化はなく、旅行を計画する際に降水量を気にする必要はないと言えます。

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服装について

ミレーの防水透湿ジャケット

こちらでは月別に半袖系、長袖系、ジャケット系、コート系の4つに分けて、旅行する際のおすすめの服装を紹介していきます。1日の温度差や気候状況により、最適な服装が異なる場合がありますので、あくまで目安として参考にしてください。

夏場は長袖・ジーパンが基本的なスタイルになります。日没後などは気温が低下するため、夜間出歩く際には上着、薄手のニットなどを持っておくと安心です。冬場の平均最低気温は4℃前後であり、真冬の東京と同じようなスタイルで問題ないと言えます。各種コートやニットなどで体温調節をできるようにしておくと便利です。

なお、小雨が多いため、防水性能のある薄手のジャケットを持っておくと安心です。筆者は登山用品等を手掛ける「ミレー」の高透湿防水ジャケット(※写真)を使用しています。剱岳登山などでも使用し、軽量かつゲリラ豪雨にも耐えた性能、デザイン面からもおすすめです。

半袖系 長袖系 ジャケット系 コート系
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月

※◎=最適、=出番あり、△=持っていると安心

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気になるベストシーズンとは?

平均最低気温が10℃を下回らない6〜9月がおすすめしたいシーズンになります。半袖、長袖で過ごすことができるため、荷物を少なくできる点もメリットです。さらに、6〜8月は日照時間が長い点でもおすすめです。

降水日数は1年を通して8〜10日程度であり、こちらは特に気にする必要はないと言えます。その一方、冬場も東京と比較した場合、気温面で気になる点はありませんが、日照時間の少なさなどは気になるポイントです。

以上により、6〜9月をおすすめしたいシーズンとして挙げています。

総括

ロンドンは夏場でも涼しく、快適に過ごすことができる点がポイントになります。

夏場の日中の気温差が10℃以上になることもあり、夏場の観光は体調管理に気をつける必要があります。また、雨のイメージが強いロンドンですが、ニューヨークなどとの比較では降水量は少なくなっています。ただし、冬場は日照時間が少なく、訪れるシーズンにはやや注意が必要になります。

上記の平均気温、降水量などを参考にして頂き、ロンドン観光を計画してみてください!

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