クアラルンプールの歴史的建造物が集結!
ムルデカ広場(Dataran Merdeka)は、クアラルンプール中心部に位置し、クアラルンプールのランドマークの一つ「スルタン・アブドゥル・サマド・ビル(Sultan Abdul Samad Building)」がある広場です。
広場にはスルタン・アブドゥル・サマド・ビル、旧クアラルンプール中欧郵便局、ロイヤル・セランゴール・クラブといった歴史的建造物があり、ムルデカ広場は観光の中心地として押さえておくべき場所になります。今回はそんなムルデカ広場を紹介します。
ムルデカ広場について
ムルデカ広場(Dataran Merdeka)は、マレーシアの歴史を象徴する国家的に重要な場所です。ムルデカ(Merdeka)とはマレー語で独立という意味になり、独立広場とも呼ばれています。この広場は、1957年8月31日にイギリスからの独立が宣言された歴史的舞台であり、ユニオンジャック(英国旗)が降ろされ、マラヤ連邦の国旗が初めて掲げられました。以来、マレーシア独立の象徴として、国民にとって非常に特別な場所となっています。
かつてこの場所は、英国植民地時代に「パダン(Padang)」と呼ばれ、ロイヤル・セランゴール・クラブの前に広がるクリケット場として使われていました。イギリスの支配下では、行政の中心地としても機能し、周囲にはスルタン・アブドゥル・サマド・ビルやロイヤル・セランゴール・クラブ、旧市庁舎、旧裁判所など、植民地様式の建築物が建ち並んでいます。
なお、毎年8月31日には「ナショナル・デー(独立記念日)」の祝賀パレードが行われ、軍隊や学校、文化団体による行進が華やかに披露されています。また、夜には建物がライトアップされ、幻想的な景観を楽しむこともできます。
ムルデカ広場の周辺、アクセス情報
ムルデカ広場周辺には旧モスクのほか、1800年代後半から1900年代前半に建てられた多くの歴史的建造物があり、クアラルンプール観光の「中心」と言える場所になっています。主な観光スポットは以下の通りです。
- スルタン・アブドゥル・サマド・ビル(旧連邦事務局ビル)
- 旧クアラルンプール中央郵便局
- ロイヤル・セランゴール・クラブ
- クアラルンプール・シティギャラリー
- 国立テキスタイル博物館
- クアラルンプール記念図書館
- クアラルンプール旧市庁舎
- 旧モスク
- セント・マリー聖堂
- カウントダウン・クロック
上記のほか、広場の地下にはダタラン地下街(Dataran Underground)があります。少し寂れていますが、トイレ休憩やレストラン休憩ができる場所として押さえておくといいと思います。
アクセス
RapidKLのマスジット・ジャメ(Masjid Jamek)駅から徒歩6分程度になります。
旧モスク側から広場に向かうコースでは、旧モスク脇の道を通ってゴンパック(Gombak)川に向かうと、新しく整備された橋が架かっています。そちらを渡り、スルタン・アブドゥル・サマド・ビル(旧連邦事務局ビル)沿いに進むとムルデカ・スクエア(独立広場)に到着します。
■アクセス(マップ)
滞在後記
ムルデカ広場はマレーシア独立を象徴する場所であり、この国はここから始まったんだなと感じされてくれる場所でした。
周囲には英国統治時代の建物が多く残り、チャイナタウン周辺、KLCC周辺とは違った姿を我々に見せてくれています。
実際に訪れてみると、噴水と旗が掲揚されている広場です。ただの広場だと思う人もいると思います。しかし、上記の通り周囲には素晴らしい建物、観光スポットがあります。
現在のマレーシアという国のスタート地に来たんだという気持ち、感動を持つことができれば、きっとより良い観光ができると思います。