パリの旅カルテ!気になるベストシーズンはいつ?

パリのエッフェル塔(Tour Eiffel) パリ

旅の通知表「旅カルテ」!

今回はフランスの首都「パリ」を紹介します。

ファッション好きな人を中心に、多くの日本人にとってパリは憧れの都市と言えます。

そんなパリの治安は大丈夫なのか、物価は言われているほど高いのか、街並みなどと含め独自に評価します。ぜひパリ観光の参考にしてみてください!

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パリ観光の旅カルテ

評価項目 5段階評価
おすすめ度 ★★★★★
治安 ★★★
物価 ★★★
街並み ★★★★★
交通機関 ★★★★
英語力 ★★★
日本車比率

パリの平均気温と降水量

パリの平均最高・最低気温(グラフ)

パリの平均降水量(グラフ)
※出典:気象庁ホームページ(http://www.data.jma.go.jp/gmd/cpd/monitor/climatview/frame.php)などのデータを基に筆者作成。

ベストシーズンとは?

冬場は厳しい寒さになるため、6〜9月がおすすめしたいシーズンになります。夏場についても、カジュアルシャツとジーパンの服装でちょうどよく、快適に過ごすことができます。

■パリの詳しい気候、日の出・日の入り情報はこちら!

【パリの気候】冬は日照時間が少ない?!平均気温、降水量の注意点は?
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パリ観光のポイント解説

おすすめ度:★★★★★

パリのルーブル美術館(Musée du Louvre)

おすすめ度は最高評価の星5つとしています。

パリは人気のある観光地ですが、魅力はその他海外都市と比較して別格と言えます。見所の多さ、華やかな街並みと芸術、交通機関の便利さなど、観光をする際のポイントが全て揃っています。これら全てに満足できる観光地はそうはありません。凱旋門やエッフェル塔、ヴェルサイユ宮殿(パリ近郊)だけではなく、オペラ座やコンコルド広場、マドレーヌ寺院周辺を歩くだけでも心が弾みます。

また、ルイ・ヴィトンやシャネル、エルメスなど高級ブランドの本店があり、ファッション好きな人だけではなく、高貴な雰囲気を楽しむという目的でもおすすめの場所になります。電車で行きたい場所に行くことができ、電車移動に慣れた日本人にはとても便利に感じます。なお、言われているほど物価は高くありません。

パリ観光のポイント

パリは古い建物や見所が多いです。それゆえ、世界遺産やブランド本店など押さえるポイントだけ押さえて、後は街歩きを楽しむといったスタンスがおすすめです。ただ、ルーブル美術館やヴェルサイユ宮殿はじっくり見ると1日はかかります。並ぶ時間も考慮すると最低半日はかかるので、滞在期間の短い人は効率的に周る必要があるので注意してください。

また、各美術館やヴェルサイユ宮殿に行く際はミュージアムパスを購入し、短期間に集中的に周りたいところです。ミュージアムパスは、2日券(48ユーロ)や4日券(62ユーロ)、6日券(74ユーロ)などがあります(2019年5月現在)。トイレの場所を確保するという意味でも、ミュージアムパスはおすすめです。

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治安:★★★

パリの北駅(Gare du Nord)

パリの区分けは渦巻き状になっていますが、区の数が多くなるほど治安も悪くなると言われています。

観光客が行く場所で治安面の問題を感じることはあまりありませんでしたが、モンマルトルの丘周辺や北駅(Gare du Nord)周辺はやはり気を付けた方がいいと言えます。

モンマルトルの丘入口には“たちの悪い”黒人のミサンガ売りがいるので注意してください。強引に腕を掴んできたりするので、トラブルになりそうだと思った場合は大きな声を出して周りの人に助けてもらいましょう。また、ルイーズ・ミシェル広場(Square Louise Michel)には感じの悪い黒人達がたむろしていたので、こちらも注意が必要になります。

北駅周辺については浮浪者が多くおり、あまりいい印象は受けませんでした。駅前については多くの観光客がいるため、不安に感じることは少ないですが、周辺を歩いても何かあるわけではないので、夜間はむやみに散策しないようにしてください。そのほか、オーステルリッツ駅(Gare d’Austerlitz)近くのセーヌ川沿いにはホームレスのテント村があったので、夜間などは訪れない方がいいと思います。

なお、世界一周で滞在した全ての都市に言えることですが、治安の悪い地域には必ず黒人や中東系の人達が多く住んでいます。よって、治安面で不安を感じる人は、そのような場所を避けることをおすすめします。基本的に日中は大丈夫なので、滞在した際はそのような場所に目星を付けながら歩くのがおすすめです。

※詳しい治安情報は以下の記事をご覧ください。

北駅周辺は安全なのか?パリの治安を一刀両断!
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物価:★★★

フランス・パリの八百屋さん

パリの物価は事前に聞いていたより安いとの印象を受けました。

スーパーなどでは1食4~5ユーロ程度で購入できます。そのため、食費を安く抑えたいという人には、カルフールなどのスーパーで食事を購入することをおすすめします。オペラ座付近にはラーメン店などがありますが、10ユーロ前後で食べることができます。中華料理もそこそこするので、パリで日本食が恋しくなった場合は利用したいところです。

ホテル代(日本円換算)の目安としては、3つ星ホテルが7000円台~、4つ星ホテルが1万円台前半~、5つ星ホテルが2万円台~になります。

物価目安
水(1L) 1ユーロ前後(スーパーは0.40ユーロ台)
オレンジ(1kg) 3ユーロ半ば
桃(1kg) 5ユーロ前後
レタス(1つ) 1ユーロ
ミニトマト(1パック) 4ユーロ前後
ストロベリータルト(1つ) 3.50ユーロ
レストラン(ラーメン) 7ユーロ~
レストラン 20ユーロ前後~
3つ星ホテル 7000円台~

※1ユーロ=126.50円(2020年12月11日現在)

※詳しい物価情報は以下の記事をご覧ください。

パリの物価を一刀両断!滞在費を節約する秘策があった?!
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街並み:★★★★★

パリのシャンゼリゼ通り(Avenue des Champs-Élysées)

並木道の美しいシャンゼリゼ通りを歩けば、パリに滞在している喜びを与えてくれます。それだけで、星5つの価値があります。コンコルド広場、マドレーヌ寺院、モンテーニュ通りなどの周辺にもきれいな並木道が広がっており、パリらしい街並みを楽しむことができます。

また、サントノーレ通りにはエルメス本店のほか、多くの高級ブランド店が軒を連ねています。さらに、近くにはシャネルの本店もあり、ファッショナブルなパリらしい雰囲気を楽しむことができます。そのほか、サンジェルマン大通りやベルフォールのライオン像のレプリカ周辺などもおすすめの街並みが広がっているので、滞在時間に余裕のある人は訪れてみてください。

※パリの街並みは世界トリップ写真館でチェック!

【世界トリップ写真館】フランス・パリ編:観光地から普通の街並みまで!
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交通機関:★★★★

フランス・パリのリヨン駅(Paris Gare de Lyon)構内

地下鉄網が張り巡らされているので、日本人は便利だと感じるはずです。

ヴェルサイユ宮殿を含めて行きたい観光地に電車で行くことができ、乗り換えなども特に分かりづらいと感じることはありませんでした。時々、日本語のアナウンスが流れるので電車に乗っていると少し嬉しい気持ちにもなります。

一日に7回以上電車を利用する人は一日乗車券がおすすめですが、7回も電車に乗ることはなかなかありません。その場合は回数券(10枚)の方が割安に購入することができるため、利用回数に応じて一日乗車券か回数券を購入するようにしてください。

なお、地下鉄の治安については不安に感じることはありませんでした。ただ、夜間の利用やスリなどにはどんな状況であれ、注意する必要はあります。そのほか、地下鉄マップについては、RATP社のホームページを確認してください。

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英語力:★★★

ホテルやレストランなどでは問題なく英語を話すことができました。

経済規模や観光大国という要因があるのかもしれませんが、ヨーロッパ(英語圏を除く)ではジュネーブと同様に英語が通じる場面が多かったです。経済規模の違いによる教育の格差、英語教育の差があるのではないかと、筆者は考えています。

また、日本人観光客が多いので、ルーブル美術館などを中心に日本語のパンフレットが置いてあるケースもあります。ルイ・ヴィトンなども日本語対応のスタッフがいるので、日本人にとって観光しやすい都市であることは間違いありません。

日本車比率:★

フランスということもあり、日本車は少なく、フランス車のルノーやプジョー、シトロエンが多いです。また、メルセデス・ベンツやアウディ、フォルクスワーゲンなどが多く走っていました。日本車ではトヨタのプリウスを筆頭に、トヨタや日産車などを見ることはありましたが、全体的な比率は低かったです。

ドライバーの運転については、クラクションを耳にすることはありましたが、道を歩いていて特に問題に感じることはありませんでした。また、発展途上国とは違い、横断歩道もしっかりしていたので、歩行者も安心して道路を横断できます。

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総括

花の都パリには華やかさ溢れる街並みが広がっており、玉手箱のように人々の好奇心をくすぐる、そんな魅力的な場所でした。

パリの歴史・ファッションに酔いしれ、決して飽きることのないその街並みは人々を魅了し続けています。歴史と景色に彩られ、それらの絶妙なミックスが観光都市として現在の地位を確立しているのだと感じています。また、日本人観光客が多く、初めて海外旅行に行く人にとっては安心感も強いと思います。日本から直行便が出ている便利さも高ポイントです。

テロの影響は懸念されるところですが、主要観光地はライフル銃を持った軍人などが警備しています。ルーブル美術館に入る際には荷物チェックもあります。ただ、駅や空港、レストランなど観光客が集まりやすいポイントに長居することは避けるようにして、被害に遭うリスクを軽減させるようにしてください。