ブリュッセル(Brussels)はベルギー王国(Kingdom of Belgium)の首都。ブリュッセル首都圏の人口は180万人超。欧州連合(EU)や北大西洋条約機構(NATO)の本部が置かれ、欧州における国際政治の中心地になっています。
観光面では、世界三大がっかり観光名所の一つ「小便小僧(Manneken Pis)」が有名ですが、世界遺産の「ブリュッセルのグラン・プラス(La Grand Place, Brussels)」、「建築家ヴィクトル・オルタの主な都市邸宅群(Major Town Houses of the Architect Victor Horta)」を目的に、多くの観光客が訪れる都市でもあります。
今回はブリュッセルに本店を構えるファッションブランド、スウィーツ店を紹介。さらに、記事後半では合わせて訪れたいブランド店街も掲載します。ぜひ、ブリュッセル観光の参考にしてください!
ブリュッセルに本店を構えるブランド
1.デルヴォー(DELVAUX)
世界最古のラグジュアリーレザー製品ブランド。1829年にシャルル・デルヴォー(Charles Delvaux)によって設立され、1883年にはベルギー王室御用達に認定されています。ベルギー王室はもちろん、世界中のセレブに愛用され、長く愛用できる確かな品質は多くのユーザーから評価を得ています。
本店はギャルリー・サンテュベール(Galeries Royales Saint-Hubert)に位置しています。ギャルリー・サンテュベールはグラン・プラス近くにあり、おすすめの観光スポットでもあります。ぜひ訪れてみてください。
■デルヴォー本店のディスプレイ
住所:Galerie de la Reine 31, 1000 Brussel(地図)
アクセス:ブリュッセル中央駅から徒歩5分
公式サイト:https://www.delvaux.com/ja/
2.ゴディバ(GODIVA)
ジョセフ・ドラップス(Joseph Draps)が1926年に設立したチョコレートメーカー。日本でも百貨店を中心に多くの店舗が展開されており、バレンタインチョコでお世話になっている人も多いと思います。そんなゴディバの本店はブリュッセル観光の中心地である「グランプラス」にあります。
食べ歩きに適した商品については、いちごをチョコレートにディップしたスウィーツが8.5ユーロ〜、飲み物系ではコールドチョコレートが4.9ユーロ(ミルク、ダーク、ホワイトチョコ味)、ホットチョコレートが3.5〜4ユーロになります。
住所:Grand Place 21-22, 1000 Brussel(地図)
アクセス:ブリュッセル中央駅から徒歩4分
公式サイト:https://www.godiva.co.jp/
3.ジャンポールノット(JEANPAULKNOTT)
ベルギー生まれのデザイナー「ジャン=ポール・ノット(Jean-Paul Knott)」が1999年に設立したブランド。彼は1988年にニューヨーク州立ファッション工科大学を卒業後、イヴ・サンローランに入社。経験を積んだ後、自身のブランドを立ち上げています。東京・青山にもブティックを構えていましたが、現在は閉店しています。なお、シャツ、パンツは2万円ほどで、比較的手の届きやすい価格帯になっています。
住所:Rue Lebeau 57, 1000 Brussel(地図)
アクセス:トラム92、93番線「Kleine Zavel」駅から徒歩5分
公式サイト:http://www.jeanpaulknott.com/
4.ピエール・マルコリーニ(PIERRE MARCOLINI)
ピエール・マルコリーニ (Pierre Marcolini)が設立したショコラティエ。ピエール・マルコリーニはショコラティエ、パティシエ、グラシエ、コンフィズールの4つのディプロマを持ち、世界的に名が知られている人物になります。1995年には菓子の世界大会「クープ・デュ・モンド」のリヨン大会で優勝、同年に最初の店舗をオープンさせています。なお、本店は王立美術館近く、グラン・サブロン広場に位置しています。
住所:39, Grote Zavel, 1000 Brussel(地図)
アクセス:トラム92、93番線「Kleine Zavel」駅から徒歩4分
公式サイト:https://eu.marcolini.com/
5.アネミ・ベルベッカ(ANNEMIE VERBEKE)
アネミ・ベルベッカ(Annemie Verbeke)が1986年に設立したベルギーのファッションブランド。本店はサント・カトリーヌ(Sainte Catherine)広場近くに位置していましたが、イクセル地区に移転しています。なお、値段感はカーディガンが5万円前後になります。
住所:Rue des Liégeois 47, 1050 Ixelles(地図)
アクセス:トラム81番線「Germoir」駅から徒歩3分
公式サイト:http://www.annemieverbeke.be/
6.コニ・カミンスキー(Conni Kaminski)
ドイツ生まれのデザイナー「コニ・カミンスキー(Conni Kaminski)」が2005年にブリュッセルで設立したファッションブランド。ドレープ技法に特徴があり、ゆったりとした着心地、デザイン性などが評価されています。カットソーは2万円台(セール前)ほどで販売されています。2007年にオープンした本店は小便小僧近くにあり、観光のついでに訪れることができる好立地に位置しています。
住所:Rue du Marché au Charbon 102, 1000 Brussel(地図)
アクセス:トラム3、4、32番線「Anneessens」駅から徒歩2分
公式サイト:https://www.connikaminski.com/
7.ヨハンネ・リス(JOHANNE RISS)
フランス生まれのデザイナー「ヨハンネ・リス(Johanne Riss)」が1988年に設立したファッションブランド。全ての衣服、コレクションはブリュッセル本社で作られており、各アイテムには「100% Belgian exclusive」ラベルが付けられています。パンツは3万円程度、スカートは2〜3万円程度、トレンチコートは30万円ほどの値段感です。なお、黒、ネイビー系が多い商品展開になっています。
住所:Rue de la Grosse-Tour 3, 1000 Bruxelles(地図)
アクセス:地下鉄2番線、6番線「Louise」駅から徒歩5分
公式サイト:https://www.johanneriss.com/
8.ナタン(NATAN)
エドゥアール・フェルミューレン(Edouard Vermeulen)が1983年に設立したベルギー王室御用達のファッションブランド。1987年にブリュッセル店をオープンさせ、2008年に開催された北京オリンピックではベルギー選手団の制服をデザインしています。
ベルギーのアントワープ、ヘント、クノックのほか、オランダのアムステルダム等にブティックを展開しています。本店はブリュッセルのルイーズ通り(Avenue Louise)に位置しています。なお、バッグは12〜13万円程度の値段感になります。シックで落ち着いたデザインは働く女性が持つとかっこいいと思います。
住所:Avenue Louise 158, 1050 Brussel(地図)
アクセス:トラム93、94番線「Defacqz」駅から徒歩2分
公式サイト:https://natan.be/
ブリュッセルのブランド店街
ワテルル通り(Boulevard de Waterloo)
ルイーズ広場(Place Louise)からナミュール通り(Rue de Namur)までの約600メートルがブランド店街になります。シャネルやディオール、エルメスなどがブティックを構えているほか、4つ星ホテル「ザ・ホテル・ブリュッセル」、BMWのディーラーなどがあります。さらに、宝飾品店「GILSON BRUSSEL」ではIWC・シャフハウゼンやオメガなど高級腕時計を見ることができます。
なお、貴族の住居などが建ち並んでいたサブロン(Sablon)地区に位置していることから、通りの近くには要人との会談などで使用されているエグモント宮殿(Palais d’Egmont)もあります。
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・BRUNELLO CUCINELLI ・BURBERRY ・BVLGARI ・Cartier ・CHANEL ・Chopard ・DELVAUX ・Dior ・Ermenegildo Zegna ・FRATELLI ROSSETTI ・GIORGIO ARMANI ・GUCCI ・HERMÈS |
・HUGO BOSS ・ISABEL MARANT ・JIMMY CHOO ・LA PERLA ・LOUIS VUITTON ・MONCLER ・PAULE KA ・PRADA ・RALPH LAUREN ・Salvatore Ferragamo ・TIFFANY & CO. ・TOD’S ・VERSACE |
ルイーズ通り(Avenue Louise)
ルイーズ広場(Place Louise)から伸びる全長2.7キロの通り。ショッピングのメインはルイーズ広場から500メートルほど。ブラジル大使館、サウジアラビア大使館など多くの大使館があるのが特徴。また、5つ星ホテル「シュタイゲンベルガー・ウィルチャーズ」はこちらの通りに位置しています。
ブランドではヒューゴ・ボスやロンシャン、マックスマーラなどがブティックを展開しているほか、ベルギー王室御用達ブランド「ナタン」が本店を構えています。なお、レオポルド2世(Léopold II 1835年~1909年)の長女「ルイーズ・マリー・アメリ(Louise Marie Amélie)」が名前の由来になっています。
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・ba&sh ・CANALI ・ESSENTIEL ANTWARP ・GUESS ・HUGO BOSS ・IKKS ・IRO ・LONGCHAMP ・maje |
・Massimo Dutti ・Max Mara ・MICHAEL KORS ・MONTBLANC ・NATAN ・Sandro ・THE KOOPLES ・Wolford ・ZADIG&VOLTAIRE |
最後に
今回はデルヴォー(DELVAUX)などブリュッセル発のブランド本店、ブリュッセルのブランド店街を紹介しました。
ブランド店街は観光の中心地になる「グラン・プラス」から徒歩16分の場所にあり、見落としやすい場所に位置しています。各ブランドの場所は以下の地図で確認してください。そのほか、グラン・サブロン広場(Place du Grand Sablon)にはクリスチャン・ルブタン(Christian Louboutin)のブティックがあります。
なお、ブリュッセルは移民が多く、テロ組織に関与した人物が潜伏していた場所でもあり、外国人が多く集まる場所では周囲に十分注意してください。
※ブランド本店(赤色)、ブランド店街のブティック(青色)の場所は以下のグーグルマップにまとめています。