今回はベルギー屈指のリゾート地「クノック・ヘイスト(Knokke-Heist)」のおすすめ観光地を紹介します!
ブランド店街にブティックを構えるブランドは?カジノには入場資格、ドレスコードがあった?!買い物スポットやおすすめの教会、広場まで掲載。記事最後には気になる治安情報もあります。
クノック・ヘイストはブリュッセルから電車(ブルージュ乗り換え)で約2時間の場所に位置しており、ヘントやブルージュを訪れるついでに行くこともできます。情報が少ない場所になるため、ぜひ以下を参考に観光を計画してみてください。
おすすめの観光スポット
1.クノックビーチ(Knokke Strand)
北海を望むビーチ。日本人の方には馴染みの薄いクノック・ヘイストですが、ベルギー国内では有名な人気のリゾート地として知られています。オフシーズンは閑散としていますが、オンシーズン(夏季休暇中)は多くの人で賑わいます。こちらの砂浜からはゼーブルージュ港や風車群を見ることができるほか、砂浜沿いにある遊歩道をのんびり歩くのもおすすめです。なお、ビーチのシャワーについては5月上旬に設置され、9月末に撤去されます。
2.グランド・カジノ・クノック(Grand Casino Knokke)
リゾートといえば「カジノ」ということで、クノック・ヘイストにもカジノがあります。スロットマシン(150台以上)に加え、テーブルゲームのブラックジャック、ルーレットなどで遊ぶことができます。日帰りではなく、クノック・ヘイストに宿泊される方は一勝負されてみてはいかがでしょうか。
■入場資格、ドレスコードについて
21歳以上(パスポート等の身分証明書を提示)。フード付きパーカー、広告やアーティストが描かれた衣服、ショートパンツ、ノースリーブ、ビーチサンダル、スポーツウェアなどは不可。
営業時間(テーブル):15:00〜27:00(金・土〜28:00)
入場料金:無料
住所:Zeedijk-Albertstrand 509, 8300 Knokke-Heist, Belgique
アクセス:クノック駅から徒歩19分
3.クノック・ヘイスト市庁舎(Stadhuis van Knokke-Heist)
1911〜1913年に建設されたネオ・ゴシック様式の市庁舎。90年代に大規模な修復が行われています。用事がないと入ることはできませんが、外から眺めるだけでも十分見応えのある建物になっています。なお、市庁舎の前にはベルギー人画家「アルフレッド・フェルウィー(Alfred Verwee、1838〜1895年)」の像が建てられています。
アクセス:クノック駅から徒歩9分
おすすめの広場
4.アルバート広場(Albertplein)
ブランド店街「クストラーン(Kustlaan)」沿いに位置する広場。「Philippe Samyn and Partners」の設計により、再開発計画が進行中。白黒の市松模様が特徴の広場に生まれ変わり、広場中央にはガラス製半球体のパビリオンが設置される予定になっています。完成後、新たな観光名所になることは間違いありません。
5.ドリーフクス広場(Driehoeksplein)
こちらもクストラーン沿いにある三角形の広場。ベルギー人彫刻家「ポール・スピリアールト(Pol Spilliaert)」が1960年に製作した作品(写真奥)、ヴィム・デルボア(Wim Delvoye、1965年〜)が1995年に製作した「噴水と風見鶏(写真中央)」が見所になります。クノック・ヘイストはアートでも有名な街になり、広場などで多くのアートを見ることができるほか、アートギャラリーも点在しています。
6.ルーベンス広場(Rubensplein)
海岸線の遊歩道に隣接する広場。グランド・カジノ・クノック近くに位置しています。ベルギー人建築家夫妻のロブレヒト・アンド・デーム(Robbrecht&Daem)とオーストリアの芸術家「フランツ・ヴェスト(Franz West、1947〜2012年)が2004年に改装を担当。広場最大の特徴になる鼻の形をしたアート作品は、フランツ・ヴェスト作によるものです。遊歩道を散策する際に、ぜひこちらの広場も訪れてみてください。
おすすめの教会
7.聖マルガレータ教会(Sint-Margarethakerk)
1227年以前に建設された礼拝堂が起源。16世紀末前後にイコノクラスム(聖像破壊運動)の被害に遭った後、1613年に教会は再建されています。その後の第二次世界大戦で教会は大きく損傷し、1955〜1958年に建築家「ヨス・リッツェン(Jos Ritzen)」の設計により、現在のバシリカ様式の教会が建てられています。
アクセス:クノック駅から徒歩4分
8.聖心教会(Heilig Hartkerk)
1935年に完成したネオロマネスク様式の教会。ヨゼフ・ヴィエリン(Jozef Viérin、1872〜1949年)、息子のリュック・ヴィエリン(Luc Viérin)が設計を担当。1935年に開催された展示会に出品されていたヨハネス・クライス社製のパイプオルガンなどが見所になります。
料金:無料
住所:Dumortierlaan 50, 8300 Knokke-Heist, Belgique
アクセス:クノック駅から徒歩20分
おすすめの買い物スポット
9.クストラーン(Kustlaan)
ファン・ブンネン広場(Van Bunnenplein)とズウィンラーン(Zwinlaan)を結ぶ全長約1.8キロの通り。クノック・ヘイストのブランド店街になります。エルメス(HERMÈS)やルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)に加え、デルヴォー(DELVAUX)やエッセンシャル・アントワープ(ESSENTIEL ANTWERP)、ナタン(NATAN)などのベルギーブランドが見所です。
ブランド一覧 | |
・7 For All Mankind ・BRUNELLO CUCINELLI ・Caroline Biss ・DELVAUX ・ESCALES ・ESSENTIEL ANTWERP ・GIGUE ・GUESS ・HERMÈS ・IKKS ・JACOB COHËN ・LOUIS VUITTON |
・maje ・MARINA RINALDI ・Max Mara ・NATAN ・PHILIPP PLEIN ・ROLEX ・Sandro ・TWINSET ・Wolford ・XANDRES ・ZADIG&VOLTAIRE ・ZARA |
10.リッペンスラーン(Lippenslaan)
マウリス・リッペンス広場(Maurice Lippensplein)とファン・ブンネン広場を結ぶ全長約1.3キロの通り。クノック・ヘイストのメインストリートになります。スーパーマーケットのデルハイゼ(DELHAIZE)やカルフール(Carrefour)に加え、メガネ店、スポーツ用品店、書店などが揃っています。また、ブランドでは、ジースター・ロゥ(G-STAR RAW)、H&M、イックス(IKKS)などがあり、ファッション面からも押さえておくべき通りになります。
ブランド(ショップ)一覧 | |
・CALZEDONIA ・Flying Tiger Copenhagen ・G-STAR RAW ・H&M ・HILFIGER DENIM ・IKKS |
・Massimo Dutti ・Mayerline ・ONLY ・OYSHO ・PANDORA ・SCOTCH&SODA |
滞在後記
■治安について
クノック・ヘイストは情報が少なく、治安面で不安に感じている方もいると思います。筆者が滞在した限りでは、治安面に問題があるとは感じませんでした。また、移民が少ない点も大きなポイントになります。深夜のカジノ周辺は注意すべきだと思いますが、日中出歩く分には問題ないと考えていただいて大丈夫です。
なお、筆者はブランド店街を訪れるためにクノック・ヘイストへ向かいましたが、オフシーズンだったため、観光客はほぼいないような状況でした。オンシーズンに訪問した方がより“リゾート感”が楽しめ、満足度の高い観光になると思います。
ビーチでのんびり過ごし、海沿いのレストランでディナーを食し、カジノに出掛ける。それだけでクノック・ヘイストに来てよかったと思わせてくれるはずです。上記以外にもまだまだ魅力的な観光地がありますので、ぜひクノック・ヘイストを訪れてみてください!
※上記のおすすめ観光地の場所は以下のグーグルマップを確認してください。