アントワープのおすすめ観光地15選!ルーベンスの家、現代美術館の見所は?

シント・アナ・トンネル(Sint-Annatunnel)アントワープ

ベルギー第2の都市「アントワープ」のおすすめ観光地を15ヵ所紹介!

気になるルーベンスの家の見所は?アントワープ最古の建物も観光名所だった?!570メートルのなが〜いトンネルとは?現代美術館、ファッション博物館などの見所も掲載!

今回は実際に滞在した筆者が世界遺産、おすすめ観光地、教会・博物館のカテゴリーに分けておすすめ観光地を紹介します。一つのカテゴリーに偏ることなく、観光スポットを選んでいますので、ぜひアントワープ観光の参考にしてください。

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アントワープのおすすめ観光地15選

1.世界遺産

夜のアントワープ市庁舎(Stadhuis van Antwerpen)

アントワープには「ベルギーとフランスの鐘楼群」、「プランタン=モレトゥスの家屋・工房・博物館複合体」、「ル・コルビュジエの建築作品−近代建築運動への顕著な貢献−」に関連する世界遺産が4つあります。

  • アントワープ市庁舎
  • アントワープ聖母大聖堂
  • プランタン・モレトゥス印刷博物館
  • ギエット邸

アントワープ市庁舎、アントワープ聖母大聖堂は「ベルギーとフランスの鐘楼群」として世界遺産に登録されており、特にアントワープ聖母大聖堂はアニメ「フランダースの犬」の聖地として日本人に人気です。主人公のネロが最後に見たルーベンス作「キリスト降架」など多くの絵画が飾ってあります。アントワープ市庁舎(※写真)については、幻想的な美しいライトアップが見所になります。

プランタン・モレトゥス印刷博物館では現存する世界最古の印刷機、世界初の近代的世界地図を手掛けたアブラハム・オルテリウス(1527〜1598年)の世界地図、ルーベンスの絵画などを見ることができます。そのほか、近代建築の三大巨匠の一人「ル・コルビュジエ」が手掛けたギエット邸は箱型の量産型住宅の先駆け的な建物になり、建築が好きな方にはぜひ訪れて頂きたい建物になります。

なお、各世界遺産の詳しい情報については以下の記事をご覧ください。

アントワープの世界遺産まとめ!市庁舎、ギエット邸などの見所は?
ベルギー第2の都市「アントワープ」の世界遺産を紹介!市庁舎のファサードにある紋章は何の紋章?見逃せない聖母大聖堂にあるルーベンスの絵画とは?現存する世界最古の印刷機が見れる博物館もあった?!ル・コルビュジエが手掛けたギエット邸も必見!

おすすめ観光スポット

2.グロート・マルクト(Grote Markt)

アントワープのグロート・マルクト(Grote Markt)

グロート・マルクトは市庁舎前広場になります。広場にはギルドハウスが軒を連ね、ブリュッセルのグランプラスのような雰囲気を感じることができます。ギルドハウス群の多くが1576年の「アントワープ略奪」で焼失しましたが、ハンス・フレーデマン・デ・フリース(Hans Vredeman de Vries、1527〜1604年)などによって、その後再建されています。

そのほか、広場にはブラボーの噴水(Standbeeld van Brabo)があります。巨人「ドルオン・アンティゴーン」はスヘルデ川を通り過ぎる船に通行料を請求、従わない者は手を切り落とされ、川に投げ捨てられていました。そんな中、ローマ戦士「シルヴィウス・ブラボー」が反乱を起こし、ドルオン・アンティゴーンを殺害、手を切り落として川に投げ捨てたという伝説に基づいた噴水です。

なお、アントワープ市庁舎のように、ギルドハウス群も幻想的なライトアップが行われています。市庁舎とグロート・マルクトの夜景はぜひご覧になってください。

住所:Grote Markt, 2000 Antwerpen, Belgique(地図
最寄り駅:プレメトロ3・5・9・15番線「Groenplaats」駅から徒歩4分

3.ステーン城(Het steen)

ステーン城(Het steen)

1200〜1225年に建設された要塞。中世アントワープの中心地にあり、アントワープで最も古い建物になります。1300年代初めから1823年まで刑務所として利用され、1862年には博物館に改装されています。要塞内には歴史的な教会がありましたが、残念ながら1880年代に取り壊されています。なお、入口には伝説の巨人「ランゲ・ワッパー(Lange Wapper)」の像があります。

※2018年から大規模な改装工事が行われています。2020年に観光案内所などとして再オープンする予定です。

料金:無料
住所:Steenplein 1, 2000 Antwerpen, Belgique(地図
最寄り駅:トラム7番線「Brouwersvliet」駅から徒歩7分
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4.アントワープ動物園(ZOO Antwerpen)

1843年7月に開業したベルギー最古の動物園。アントワープ中央駅の隣に位置しています。広さは11ヘクタールで、東京ドーム約2.3個分。約950種、5000頭の動物たちが住んでいます。コアラや象、ゴリラなどの人気動物は一通り見ることができるほか、ゴールデンライオンタマリンやオカピ、ボノボなどの絶滅危惧種の動物も見所です。水族館もあり、半日ほどは十分楽しめる動物園になっています。チケット代の高さがネックですが、訪れる価値はあると思います。

営業時間:10:00〜17:30(シーズンにより異なる)
料金:26.5ユーロ(オンライン)※現地購入は28ユーロ
住所:Koningin Astridplein 20-26, 2018 Antwerpen, Belgique(地図
最寄り駅:アントワープ中央駅からすぐ
公式サイト:https://www.zooantwerpen.be/

5.フラーイケンスガング(Vlaeykensgang)

フラーイケンスガング(Vlaeykensgang)

アントワープ市庁舎、アントワープ聖母大聖堂近くにある中世の面影が残る小道。16世紀頃に整備され、当時は大聖堂の鐘を鳴らす役目を担っていた靴職人などが住んでいました。現在はアートやアンティークショップ、レストランなどが営業されています。市庁舎周辺でも中世の雰囲気が楽しめますが、こちらの小道ではより一層中世感を楽しむことができます。アントワープ中心部にあるため、ぜひ一度訪れてみてください。なお、小道の入口はPOPOFFというカフェ・レストランの隣(以下の写真)にあります。

料金:無料
住所:Vlaaikensgang, 2000 Antwerpen, Belgique(地図
最寄り駅:プレメトロ3・5・9・15番線「Groenplaats」駅から徒歩3分

■フラーイケンスガングの入口

フラーイケンスガング(Vlaeykensgang)の入口

6.ステーン広場の遊歩道(Steenplein Boardwalk)

ステーン広場の遊歩道(Steenplein Boardwalk)

スヘルデ川(エスコー川)沿いに位置するステーン広場(Steenplein)にある遊歩道。スヘルデ川対岸、風車群の景色を見ることができます。こちらの遊歩道には多くのベンチが設置されているため、グランド・バザール・アントワープにあるカルフールでランチを購入し、こちらで景色を見ながら食べるのがおすすめ。人通りが少なく、穴場スポット的な場所としておすすめです。

時間:24時間利用可
料金:無料
住所:Steenplein, 2000 Antwerpen, Belgique(地図
最寄り駅:プレメトロ3・5・9・15番線「Groenplaats」駅から徒歩8分

7.シント・アナ・トンネル(Sint-Annatunnel)

スヘルデ川の左岸、右岸を地下で結ぶ全長約570メートルのトンネル。1931〜1933年に建設され、建設当時の木製エスカレーターは未だに現役です。第二次世界大戦中はドイツ軍によって玄関ビルなどが破壊されましたが、戦後に修復されています。1990年代にエレベーターが設置されたことで、現在は自転車も通るトンネルになっています。

長いトンネルが一番の見所ですが、スヘルデ川の対岸から見る夜景もおすすめです。筆者は22時半過ぎにトンネルを通りましたが、さすがに歩いて通っている人は筆者以外いませんでした。なお、エレベーターには防犯カメラがあるため、防犯面もしっかりしています。

時間:24時間利用可
料金:無料
住所:Sint-Annatunnel, 2000 Antwerpen, Belgique(地図
最寄り駅:プレメトロ3・5・9・15番線「Groenplaats」駅から徒歩6分

■スヘルデ川対岸から見たアントワープ中心部の夜景

スヘルデ川沿いから撮影したアントワープ中心部の夜景

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8.おすすめの夜景スポット

グロート・マルクトのギルドハウス

アントワープは夜景で有名な都市ではありませんが、アントワープ港湾局があるアイランチェ地区、アントワープ市庁舎がある中心部は夜景スポットしておすすめです。写真は市庁舎前広場にあるギルドハウスですが、市庁舎と同じようなライトアップがされています。

また、以下のおすすめ建築物で写真を掲載しているのが、アントワープ港湾局の夜景になります。ザハ・ハディッド氏が設計を担当した特徴的な建物は、夜景撮影場所としても人気です。市庁舎周辺は女性一人でも安心して夜景が楽しめるので、ぜひ一度ご覧になってみてください。

※アントワープの夜景については以下の記事をご覧ください。

アントワープの夜景は一見の価値あり?港湾局やMAS周辺が見所!
ベルギー第2の都市「アントワープ」の夜景を紹介!ザハ・ハディッド氏が設計したアントワープ港湾局の夜景とは?アントワープ市庁舎やギルドハウスのライトアップは幻想的だった?見所は博物館「MAS」周辺の夜景?スヘルデ川沿いから撮影した夜景も掲載!

9.おすすめの建築物

アントワープ港湾局

アントワープには多くのおすすめしたい建築物があります。写真は2012〜2016年に建設されたアントワープ港湾局(Havenbedrijf Antwerpen)の建物になります。ザハ・ハディッド氏が設計を担当し、国際不動産見本市で賞を受賞するなど国際的に評価されている建物です。

また、1899〜1905年に建設されたアントワープ中央駅は「ヨーロッパで最も美しい駅」に選ばれるほど見応えのある建物です。そのほか、中心部にはアントワープ最古の家に加え、貴族の邸宅も多く現存しています。このような建築物巡りをしてみても面白いと思います。ぜひ、以下の記事を参考にしてみてください。

アントワープの建築物10選!ザハ・ハディド氏が手掛けた印象的な建物とは?
ベルギー第2の都市「アントワープ」で建築巡りを楽しんでみませんか?15世紀に建設されたアントワープ最古の家があった?!ルーベンスのパトロンだった人物の邸宅とは?ザハ・ハディド氏が手掛けた建物は異彩を放っていた?注目すべき建物を紹介!

教会・博物館

10.聖ヤコブ教会(Sint-Jacobskerk)

聖ヤコブ教会(Sint-Jacobskerk)

1491〜1656年に建設されたゴシック様式の教会。ヘルマン・デ・ワーゲマーケレ(Herman de Waghemakere)などが設計を担当。教会内東の礼拝堂にはルーベンスの墓があります。オリジナルのステンドグラスは第二次世界大戦中に多くが破壊されましたが、ルーベンスやアンソニー・ヴァン・ダイクなどの絵画を見ることができます。なお、ルーベンスはこちらの教会で、2番目の妻「エレーヌ・フールマン(Hélène Fourment)」と結婚しています。

開館時間:14:00〜17:00
料金:無料
住所:Lange Nieuwstraat 73, 2000 Antwerpen, Belgique(地図
最寄り駅:トラム11・24番線「Sint-Jacob」駅からすぐ

11.聖パウルス教会(Sint-Pauluskerk)

聖パウルス教会(Sint-Pauluskerk)

13世紀に建設された礼拝堂が起源。現在の教会は1571年に完成した建物。火災などにより、その後修復、再建が行われています。アントワープ聖母大聖堂などを手掛けたドミエン・デ・ワーゲマーケレ(Domien de Waghemakere)が設計を担当。こちらの教会もルーベンスやダイク、ヤーコブ・ヨルダーンスなどの絵画が見所になります。彫刻が置かれた庭園もあり、穴場的な教会としておすすめです。

開館時間:14:00〜17:00(閉鎖されている時期あり)
料金:無料(有料エリアあり)
住所:Sint-Paulusstraat 22, 2000 Antwerpen, Belgique(地図
最寄り駅:トラム7番線「Sint-Paulusplaats」駅から徒歩3分
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12.ルーベンスの家(Rubenshuis)

ルーベンスの家(Rubenshuis)

ピーテル・パウル・ルーベンス(Peter Paul Rubens、1577〜1640年)の住居兼工房。ワッパー(Wapper)広場に位置し、現在は博物館として一般公開されています。ルーベンスはこちらの建物を1610年に購入し、亡くなるまで住み続けました。1630年頃に描かれたルーベンス作の自画像が見所で、ルーベンスの工房で働いていたアンソニー・ヴァン・ダイクの作品も展示されています。そのほか、手入れの行き届いた中庭も多くの観光客を魅了しています。

開館時間:10:00〜17:00(月曜日は閉館日)
料金:8ユーロ(最終水曜日は無料)
住所:Wapper 9-11, 2000 Antwerpen, Belgique(地図
最寄り駅:プレメトロ3・5・9・15番線「Meir」駅から徒歩3分
公式サイト:https://www.rubenshuis.be/

13.アントワープ王立美術館

アントワープ王立美術館(Koninklijk Museum voor Schone Kunsten Antwerpen)

※2011年から修復・改修工事のため閉館中。2020年に再オープンの予定になっています。

アントワープ王立美術館(Koninklijk Museum voor Schone Kunsten Antwerpen)は1810年に設立された美術館。現在の建物は1884〜1890年に建設されたもので、設計はジャン・ジャック・ウィンダーズ(Jean-Jacques Winders)などが担当しています。コレクション数は8000点以上で、ルーベンスなどバロック期の絵画が見所。そのほか、ピーテル・ブリューゲル、ゴッホ、ロダンなどの作品もあります。

開館時間:閉館中
料金:未定
住所:Leopold de Waelplaats 2, 2000 Antwerpen, Belgique(地図
最寄り駅:トラム4番線「Museum」駅からすぐ
公式サイト:https://kmska.be/

14.アントワープ現代美術館

アントワープ現代美術館(Museum van Hedendaagse Kunst Antwerpen)

アントワープ現代美術館(Museum van Hedendaagse Kunst Antwerpen)は1985年に設立された美術館です。コレクション数は4700点以上で、700名弱のアーティストの作品が所有されています。ヤン・ファーブル、パナマレンコなどアントワープ出身のアーティストに加え、キース・ヘリング、ゴードン・マッタ・クラークなどの作品も見所です。

開館時間:11:00〜18:00(木〜21:00)※月曜日は休館日
料金:12ユーロ
住所:Leuvenstraat 32, 2000 Antwerpen, Belgique(地図
最寄り駅:トラム4番線「Museum」駅から徒歩5分
公式サイト:https://www.muhka.be/

15.アントワープ・モード博物館

アントワープ・モード博物館(Modemuseum Provincie Antwerpen)

※2018年4月から改装中。2020年秋に再オープン予定になっています。

アントワープ・モード博物館(Modemuseum Provincie Antwerpen)は2002年に設立されたファッション博物館です。ベルギーファッションがフォーカスされており、コレクション数は3万3000点以上。アントワープ王立芸術アカデミーの卒業生の作品を中心に展示されており、ドリス・ヴァン・ノッテンやアン・ドゥムルメステール、ウォルター・ヴァン・ベイレンドンクなど「アントワープ・シックス」と呼ばれるデザイナーのコレクションが見所になります。ファンション好きな方にはぜひ訪れて頂きたい博物館です。

開館時間:閉館中
料金:未定
住所:Nationalestraat 28, 2000 Antwerpen, Belgique(地図
最寄り駅:トラム4番線「Sint-Andries」駅から徒歩2分
公式サイト:https://www.momu.be/

滞在後記

アントワープはファッションとルーベンスの街!というイメージで訪問しましたが、市庁舎前広場のギルドハウスなど中世の面影が残る街並みがとても魅力的でした。聖母大聖堂以外の教会にもルーベンスの絵画が飾られており、ルーベンスの絵画目当てで訪れる方もきっと満足できる都市だと思います。

また、アントワープ王立芸術アカデミーがあるため、街にはアートやファッションが溢れています。中世と現代がミックスされた文化は刺激的で、街を散策していると知らないうちに楽しい気分になったことを今でも思い出します。上記には記載していませんが、ドリス・ヴァン・ノッテン、アン・ドゥムルメステールなど著名ファッションデザイナーのブランド本店がアントワープにあります。ファッションとアントワープは切っても切れない関係だと言えるため、文化を知るという意味でもアントワープブランドの店舗巡りはおすすめです。

以上、ぜひ当記事を参考にしていただき、アントワープ観光を楽しんでください!