著名建築家が設計?クアラルンプールのセント・ジョンズ大聖堂の歴史は?

クアラルンプールのセント・ジョンズ大聖堂(St John's Cathedral) クアラルンプール

クアラルンプール有数の建築家が設計を担当?

セント・ジョンズ大聖堂(St John’s Cathedral)は、マレーシアの首都「クアラルンプール」にある教会です。

今回はセント・ジョンズ大聖堂の歴史、合わせて見ておきたいド派手な建築物、アクセス方法などを紹介します。

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セント・ジョンズ大聖堂について

セント・ジョンズ大聖堂は、1883年に設立されたカトリック教会です。現在の建物は1954〜1955年に建設されたものになります。2つの塔が特徴的で、見所になるフランス・パリで製作されたステンドグラスには福音の場面が描かれています。

1883年に建てられた教会は教区大聖堂(Mother Church)であり、セランゴール州唯一のカトリック教会でした。建設については中国人鉱夫「ゴー・ア・ニ-(Goh Ah Ngee)」が支援し、木製の長いホールがあるシンプルな造りになっていました。

1900年代初頭にコミュニティの人数は1000人を超え、既存の建物は最大800人しか収容できなかったため、新たな教会建設が急務になっていました。その後、教会建設基金が立ち上げられ、新しい教会建設へと進んでいきます。現在の教会は、クアラルンプール有数の建築家「RBペレイラ(R. B. Pereira)」が設計を手掛け、上記の通り1954〜1955年に建設されました。

合わせて見ておきたいド派手な建物

セント・ジョンズ・インスティテューション(St John's Institution)

セント・ジョンズ大聖堂の通りをさらに進んでいくと、ド派手なセント・ジョンズ・インスティテューション(St John’s Institution)という建物があります。こちらは公立の男子校(小学校と中学校)になり、1904年に設立されたクアラルンプールで最も古い学校の一つになっています。セント・ジョンズ大聖堂から徒歩1〜2分になり、見ておいて損はしないと思います。

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セント・ジョンズ大聖堂の基本情報

セント・ジョンズ大聖堂
完成 1955年(現在の建物)
設計 RBペレイラ
様式 グレシアン様式
料金 無料
開館時間 9:00〜17:30(土・日は13:00まで)
最寄り駅 LRT「Masjid Jamek」駅
公式サイト https://www.stjohnkl.com.my/

※上記の時間でも入れない場合があります。

アクセス

RapidKLの「Masjid Jamek」駅から徒歩8分程度になります。

トゥン・ペラ通り(Jalan Tun Perak)を南に200メートルほど進んで左に曲がります。ハン・レキウ通り(Jalan Hang Lekiu)に入り、約150メートル歩き、右に曲がります。しばらく歩くとテレコム・ミュージアムがありますので、そちらの道を左に入れば現地に到着です。

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滞在後記

クアラルンプールのセント・ジョンズ大聖堂

内部は天井、内壁ともに白く、とても清潔感のある造りになっています。実際に訪れてみると、参拝者は少なく、見学しているのが少々気まずい雰囲気もありました。しかし、ドームのような形をした祭壇やステンドグラスなどは見ておいて良かったと感じさせてくれました。

マスジット・ジャメ駅から近く、周囲にはガイドブックに載っていない歴史のありそうな建物が多くあるので、一味違ったクアラルンプール観光をする場合におすすめしたい場所になります。

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