ユトレヒトの治安を一刀両断!トラム内で銃撃事件が発生していた?

ユトレヒト中央駅(Station Utrecht Centraal) ユトレヒト

ミッフィーの故郷、オランダの「ユトレヒト」は安全?それとも危険?

トラム内で銃撃事件が発生していた?気になるテロ警戒レベルとは?ドム教会など夜の治安は大丈夫?

今回は実際に滞在した筆者が治安について調査。貧困層が居住するエリアなども掲載していますので、ユトレヒト観光を計画されている方はぜひ参考にしてください!

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まずは危険レベルを確認しよう

安全情報

出典:外務省の海外安全ホームページ

海外旅行に行く前(計画する前)は、必ず「外務省 海外安全ホームページ」で滞在予定地の危険レベルを確認してください。

ユトレヒトについては2019年11月8日現在、危険情報や感染症危険情報は出ていません。しかし、2019年3月にテロ事件が発生するなど、テロの発生リスクは近年高まっています。さらに、スリなどの犯罪にも注意する必要があります。

なお、海外安全ホームページでは、日本の外務省がレベル1「十分注意」、レベル2「不要不急の渡航は止める」、レベル3「渡航中止勧告」、レベル4「退避勧告」の4段階評価で各地域の安全情報を開示しています。

ユトレヒトの治安について

ユトレヒトの安全度(5段階評価):★★★★

ドム教会(Domkerk)周辺などユトレヒト中心部を中心に治安について現地調査をしましたが、不審者など問題点を見つけることはできませんでした。黒人や中東系移民は少なく、犯罪率もアムステルダムやマーストリヒトほど高くありません。オランダで最も危険な自治体トップ10にも入っていないため、ユトレヒトは安全に観光が楽しめる都市だと言えます。そのため、安全度の評価は星4つにしています。

なお、ユトレヒト中央駅の南西に位置する「カナレンアイラント(Kanaleneiland)」、北に位置する「オーフェルフェヒト(Overvecht)」は貧困層が居住するエリアになります。治安は改善されているようですが、夜など人通りの少ない時間帯はトラブルに巻き込まれる可能性があります。観光客が訪れるような場所ではないため、不用意に近づくことは避けるようにしてください。

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夜の観光地の治安について

■ドム教会(Domkerk)

ユトレヒトのドム教会(Domkerk)

ドム教会やドム塔(Domtoren)はユトレヒトの人気観光地ですが、夜になると人通りが少なくなります。筆者が写真を撮影していた際も歩いている人は少なく、自転車で通り過ぎている人が数名いた程度でした。しかし、広場には深夜まで営業しているレストランがあり、治安面の問題は特に感じませんでした。

■アウデグラハト(Oudegracht)

アウデグラハト(Oudegracht)の夜景

ユトレヒトでは運河巡りが観光の醍醐味になります。写真はユトレヒト市庁舎付近にある運河になり、橋は青色にライトアップされていました。人気レストラン「Winkel van Sinkel」など飲食店が多く、夜でも多くの人が行き交っていました。酔っ払いには注意が必要になりますが、トラブルに巻き込まれる可能性は低いと感じました。

■コール通り(Choorstraat)

コール通り(Choorstraat)

ドム塔付近にある通り。ステーン通り(Steenweg)と合わせて周辺がユトレヒトの買い物エリアになります。夜になると歩いている人はまばらになり、現地の人も基本的には2人以上で歩いていました。不審者などはいませんでしたが、できるだけ通りで1人きりにならないようにしてください。

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■ユトレヒト中央駅付近

ユトレヒト中央駅付近

ユトレヒト中央駅付近「カタレイネーシンゲル(Catharijnesingel)」の写真になります。中央駅付近ということで夜になっても人通りはあります。筆者が滞在した際は、若者達が階段部分にたむろしているということはありませんでしたが、そのような若者がいた場合は距離をとるようにしてください。

テロについて

2019年3月18日(現地時間)、トルコ出身の37歳の男が24オクトベル広場(24 Oktoberplein)付近のトラム内で銃を乱射し、3名が死亡するという事件が発生しています。アムステルダムでも2018年にアフガニスタン出身の男がナイフによる傷害事件を起こしています。

オランダ政府はテロ警戒レベルを5段階で公開しています。現在は4番目の高さになる「substantial」で、「オランダにおけるテロ攻撃の可能性は非常に高い」というレベルになります。ユトレヒトでは移民が目立っていませんでしたが、シェンゲン協定によってベルギーやドイツなどから容易に入ることができます。個人レベルでのテロ対策は難しいですが、中央駅など人が集まりやすい場所では、周囲の安全に注意するようにしてください。

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総括

  • ユトレヒトは安全に観光が楽しめる都市!
  • カナレンアイラントなど貧困エリアには近づかないようにしよう
  • 2019年3月に銃撃事件が発生、テロへの警戒は怠らないようにしよう

ユトレヒトはアムステルダムから近く、ミッフィー(ナインチェ)の作者「ディック・ブルーナ」が生まれた都市でもあるため、多くの日本人観光客が訪れています。

狭い路地があるほか、夜は人通りが少なくなりますが、治安面の問題はないように感じました。テロ事件への警戒は必要になりますが、ユトレヒトはアムステルダムより安全に観光が楽しめる都市になります。治安面を気にすることなく、ユトレヒトを訪れてみてください。きっといい思い出ができると思います!

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