アムステルダムの物価を一刀両断!ホテル代、お土産代の目安とは?

ゴッホ美術館のお土産 アムステルダム

みなさんはオランダの首都「アムステルダム」の物価についてどのようなイメージをお持ちですか?

今回は実際に滞在した筆者がホテル代から飲料水、レストラン等の飲食代、主要観光地の入場料などを中心に紹介。ゴッホ美術館やミッフィーグッズなどお土産の情報(写真あり)などが見所になります。ぜひ、アムステルダム観光を計画する際の参考にしてください!

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アムステルダムの物価について

■評価(5段階):★★

アムステルダムの物価については、パリなどその他ヨーロッパ都市と比較した場合、少し高い印象を受けました。

飲食費はその他ヨーロッパ都市と比較してやや高め。ホテル代については、ホステルは3000円前後で宿泊できるところが多く、その他ホテルもやや高めです。そのため、星2つの評価としています。

■付加価値税について

付加価値税は日本で言う消費税のような税金になります。オランダの標準税率は21%になりますが、食料、薬品、書籍、農産物など生活必需品は税率が6%になります。

アムステルダムでブランド品等を購入する場合、タックスフリーになる場合があります。ブランド品のような高額品を購入する場合は、購入前にタックスフリーになるか確認して購入するようにしましょう。

滞在費のモデルケース(1人で1週間滞在した場合)

  • 4つ星ホテルの料金(6泊):12万円
  • 飲食費(飲料水、食事):3万5000円
  • 交通費(空港間移動含む):6000円
  • お土産・その他費用:5000円

合計:16万6000円

算出方法については、4つ星ホテルは1泊2万円で計算。飲食費は1日40ユーロ(昼食、夕食代で35ユーロ、飲料水などその他が5ユーロ)、7日間280ユーロ(約3万5000円)で計算。交通費は空港間移動の11ユーロ(電車往復)、7日乗車券の36.5ユーロで計算、お土産・その他費用は予想される許容範囲の金額で計算しています。

なお、上記の金額はゆとりを持ったプランになります。ホテルのグレードや飲食費、お土産などの費用を削減すれば、もっと安く滞在することも可能です。ホステルに宿泊し、1日の飲食費を15ユーロ、交通費等を削減すれば1週間4万円ほどで滞在することも可能です。

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アムステルダムのホテル代

アムステルダムのWホテル

ランク 1泊あたりの料金(目安)
5つ星ホテル 4万円
4つ星ホテル 2万円
3つ星ホテル 1万5000円
2つ星ホテル 1万円
ホステル 3000円

※宿泊する場所やホテルによって料金は異なります。上記は一つの目安として参考にしてください。

ドミトリー形式のホステルは3000円前後がメインと、パリやロンドンなどその他ヨーロッパ都市と比較した場合、高い印象は拭えません。

上記の各料金は平均的なものになり、5つ星ホテルは1泊2万5000円ほど、4つ星ホテルは1万円台後半、3つ星ホテルは1万円台前半で宿泊できるホテル(中心部)もあります。

なお、中心部は夜も多くの人で賑わっていますが、中心部から離れると人通りがなくなります。そのため、治安面に不安を感じる方はダム広場周辺のホテルをおすすめします。ダム広場周辺は騒がしい部分もありますが、夜も安心して出歩くことができる点は大きなメリットになります。

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アムステルダムの飲食代

ニューマルクト(Nieuwmarkt)で購入したサンドイッチ

品目 料金
飲料水(500ml) 0.5ユーロ
コカ・コーラ(1.5L) 2.15ユーロ
オレンジジュース(1.5L) 1.5ユーロ
牛乳(1L) 1ユーロ
バナナ(1kg) 2ユーロ
ポテトチップス 1.4ユーロ
カップラーメン 1ユーロ
サンドイッチ 5ユーロ
チーズバーガー(単品) 1.5ユーロ
レストラン 25ユーロ

※1ユーロ=126.50円(2020年12月11日現在)

飲料水(500ml)は購入場所次第になりますが、基本的には0.3〜0.5ユーロほどになります。ヨーロッパではやや高めな印象ですが、日本との比較では割安に感じます。もちろん、1.5Lのペットボトルやパック買いなどをすれば、さらに安く飲料水を購入することができます。

その一方、コカ・コーラ(1.5L)はやや高め。マクドナルドなどのファーストフード店は8ユーロほど、レストランについては30ユーロ前後が目安になります。マーケットやフードコートでは5ユーロほどで軽食が食べられるため、滞在費を抑えたい場合はスーパー等と合わせて活用したいところです。

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アムステルダムのお土産代

アムステルダム・ムセーウム広場にあるミュージアムショップ

街のギフトショップやマーケット等でもお土産を購入することが出来ますが、今回はアムステルダム国立美術館近く、ムセーウム広場(Museumplein)にあるミュージアムショップで販売されている商品について紹介します。

ミュージアムの公式ショップになるため、ある程度の質は保証されています。街で売られている粗悪なマグネットや木靴のキーホルダーを購入するより、こちらでも値頃感のあるお土産を購入することができるため、おすすめしたいお土産を購入する場所になります。

ゴッホ美術館

  • 鉛筆:1.5ユーロ
  • マグネット(ひまわり):3.95ユーロ
  • 自転車のサドルカバー:5.95ユーロ
  • カードゲーム:7.95ユーロ
  • 筆箱:8.95ユーロ
  • がま口財布:9.95ユーロ
  • スプーン:9.95ユーロ
  • コスメバッグ(ひまわり):12.95ユーロ
  • くまのぬいぐるみ:19.95ユーロ

ゴッホ美術館の商品で最もおすすめしたいのが、くまのぬいぐるみ(写真右)になります。色は微妙ですが、柔らかいビーズが使用されているため、触り心地は最高です。

ヨーロッパ各地のミュージアムショップを巡りましたが、ここまでのクオリティでこの価格は信じられないほどでした。販売が終了されている可能性はありますが、見かけた場合はぜひ手にとって触ってみてください。

ミッフィーグッズ

  • マグネット:1.5ユーロ
  • 手鏡:1.95ユーロ
  • 3Dペンシル:2.95ユーロ
  • キーホルダー:2.95ユーロ
  • プレート:4.95ユーロ
  • マグカップ:6.95ユーロ
  • トートバッグ:7.95ユーロ
  • Tシャツ:12.95ユーロ
  • 貯金箱:14.95ユーロ
  • ぬいぐるみ:19.95ユーロ

オランダと言えばミッフィー誕生の地になります。そのため、ミッフィーグッズは取り扱いが豊富。幅広い値段の商品が揃えられているため、数量を購入したい場合はミッフィーグッズで揃えるのも一考です。

なお、ゴッホ美術館のグッズにもミッフィーのぬいぐるみがあり、こちらは26.95ユーロとやや高額になります。

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その他

こちらのミュージアムショップには、ゴッホ美術館やミッフィーグッズのほかに、ハイネケンやI amsterdamグッズも販売されています。

ハイネケングッズについては、栓抜きキーホルダーが4.95ユーロ、栓抜きが9.95ユーロ、ニット帽が10ユーロ、キャップが14.95ユーロ、USBメモリ(8GB)が19.95ユーロになります。

I amsterdamグッズについては、ステッカーが1.95ユーロ、シリコンバンドが2.95ユーロ、カラビナが3.95ユーロ、キャップが11.95ユーロ、Tシャツが22.95ユーロになります。

アムステルダムの公共交通機関の料金

アムステルダムのトラム

■地下鉄、バス、トラム共通券(GVB)

種類 料金
シングルチケット(1時間) 3.2ユーロ
24時間チケット 8ユーロ
48時間チケット 13.5ユーロ
72時間チケット 19ユーロ
96時間チケット 24.5ユーロ

※上記以外にも、120時間(5日)チケットが29.5ユーロ、144時間(6日)チケットが33.5ユーロ、168時間(7日)チケットが36.5ユーロで販売されています。滞在日数や必要に応じてチケットの選択が出来る点は便利です。

オランダ版Suica「OVチップカード」もありますが、短期滞在では使用するメリットがあまりないため、旅行者は上記の1日乗車券、もしくは観光パス「アイ・アムステルダム・シティカード(I amsterdam City Card)」がおすすめです。

■スキポール空港から市内中心部へ

  • 電車:5.5〜6.5ユーロ
  • バス:5ユーロ
  • タクシー:45〜50ユーロ
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アムステルダムの主要観光地の入場料

観光地 料金
ゴッホ美術館 19ユーロ
アムステルダム国立美術館 20ユーロ
アムステルダム市立美術館 18.5ユーロ
レンブラントの家 14ユーロ
アンネ・フランクの家 12.5ユーロ
ハイネケン・エクスペリエンス 21ユーロ〜

各ミュージアムは年々チケットが値上げされており、2020年のゴッホ美術館のチケットは19ユーロ(日本円で約2400円)に設定されています。

アイ・アムステルダム・シティカードではアンネ・フランクの家、ハイネケン・エクスペリエンスを除き、上記の各ミュージアムを訪問することができます。地下鉄、バス、トラム等も利用できるため、ミュージアム巡りを検討されている方はアイ・アムステルダム・シティカードがおすすめです。

■アイ・アムステルダム・シティカードの料金

種類 料金
24時間シティカード 65ユーロ
48時間シティカード 85ユーロ
72時間シティカード 105ユーロ
96時間シティカード 120ユーロ
120時間シティカード 130ユーロ

※対象になる博物館などは公式サイト(英語)で確認してください。

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総括

・外食費は高額!スーパーやマーケットを利用しよう

・ミュージアムはやや高額、観光パスで賢く巡ろう!

・お土産はミュージアムショップがおすすめ!安価なもの豊富

博物館の料金、ホテル代などアムステルダムの物価はやや高め。ホステルは1泊3000円前後と、バックパッカーには厳しい都市になります。観光パスなどを効果的に利用すると滞在費を節約することができます。計画なしにレストランや博物館巡りをすると、湯水のごとくお金は消えていきます。予算管理をしっかりして、アムステルダム観光を楽しんでください。

なお、上記の料金は筆者が現地で確認したもの、各ホームページで確認したものを掲載しています。シーズンなどにより料金は変動する場合があります。その上で旅行計画の参考にして頂ければ幸いです。