イギリスの首都「ロンドン」でマーケット巡りをしてみませんか?
美味しい多国籍料理が食べられるマーケットがあった?!気になる映画「ハリー・ポッター」のロケ地って?古着やハイセンスな洋服が揃うマーケットとは?
今回は実際に滞在した筆者がロンドンのおすすめマーケットを10ヵ所選定!また、イギリスは料理が美味しくないことで有名ですが、屋台フードは多国籍感が強まっており、日本人の口に合う料理が多く提供されています。食事をする場所を選ぶ際もぜひこちらの記事を参考にしてください!
ロンドンのおすすめマーケット10選
1.バラ・マーケット(Borough Market)
【観光客にも人気の食料品主体の市場】
おすすめ度:★★★★★
11世紀頃から存在したと言われるロンドンで最も古い食品市場の一つ。100以上の店舗から構成されており、生鮮食品のほか、チーズやパン、ケーキ、ジャム、紅茶など様々な食品が取り扱われています。
サンドウィッチやスペイン料理、イタリアン、メキシカンに加え、エチオピア料理など世界各国の料理を楽しむことができるため、昼食目的で訪れるのがおすすめです。いくつかの店舗では試食ができるため、購入前に試食をしてみることをおすすめします。指を指しながら「Can I try?」と言えば通じるので、英語が苦手な人でも安心です。ただし、土曜日は特に混雑するため、食べ物を持った際は周囲に注意するようにしてください。
最寄り駅:ロンドン・ブリッジ(London Bridge)駅(地図)
公式サイト:https://boroughmarket.org.uk/
2.ブリック・レーン・マーケット(Brick Lane Market)
【屋台フードが豊富!古着やアンティークも】
おすすめ度:★★★★★
シティ地区近くに位置する若者に人気のマーケット。トルーマン市場として17世紀からの歴史を持っています。ユダヤ人コミュニティから市場は発展し、20世紀に入るとバングラデシュ人がコミュニティを作るなど、多国籍文化が交わる場所としても人気です。
マーケットはフード・ホールやティールーム、ヴィンテージ市場などテーマの異なる5つの市場で構成され、古着やアクセサリー、家具、骨董品、CD、レコード、ミリタリー用品などが揃っています。また、マーケットの露店では、イギリス菓子のほか、日本食やカレー、中華、ベトナム、メキシコ料理など世界各国の料理が提供されており、多くの人で賑わっています。屋台フードが豊富にあるため、食べ歩きを楽しみたいマーケットになります。
最寄り駅:アルドゲイト・イースト(Aldgate East)駅(地図)
3.オールド・スピタルフィールズ・マーケット(Old Spitalfields Market)
【ハイセンスなファッションアイテムならこちら】
おすすめ度:★★★★★
17世紀からの歴史を持ち、ロンドンで最も有名なマーケットの一つ。ブリック・レーン・マーケット近くに位置しています。現在の建物はジョージ・シェーリン(George Sherrin)設計により、1885~1893年に建設され、1926年に延長されたものになります。
着物をリメイクしたもの、シャツ、ワンピース、Tシャツなどデザイン性の高い商品が多く売られています。木曜日はアンティークがメインになるなど、曜日によってテーマが変わるのも特徴です。さらに、フィッシュ&チップスやハンバーガー、インド料理、ドーナツ、フレッシュジュースなどを提供している飲食店もあります。
最寄り駅:アルドゲイト・イースト(Aldgate East)駅(地図)
公式サイト:https://oldspitalfieldsmarket.com/
4.カムデン・ロック・マーケット(Camden Lock Market)
【屋台フード多し、隣接するマーケットには古着も】
おすすめ度:★★★★
1970年代にオープンしたマーケット。週末には約10万人の人が訪れるなど、ロンドンでも指折りの人気スポットになっています。200以上の露店があり、オリジナルの工芸品やアート作品、古着、ジュエリー、骨董品などが揃っています。また、クレープ、ハンバーガー、ケバブ、ブラジリアンBBQ、トルコ料理など食べ物系も豊富です。
最寄り駅:カムデン・タウン(Camden Town)駅(地図)
公式サイト:https://www.camdenmarket.com/
■ホース・トンネル・マーケット
ホース・トンネル・マーケット(Horse Tunnel Market)はカムデン・ロック・マーケットに隣接するマーケット。古着などの衣料品、雑貨、アート作品などを購入することができます。カムデン・ロック・マーケットを訪問した際は押さえておきたいマーケットです。
5.レドンホール・マーケット(Leadenhall Market)
【映画「ハリー・ポッターと賢者の石」のロケ地】
おすすめ度:★★★
1300年代からの起源を持つロンドンで最も古い市場の一つ。現在のビクトリア朝の建物は1881年に設計されたものになり、タワー・ブリッジなどを設計したホーレス・ジョーンズ(Horace Jones)が担当しています。
肉屋や花屋のほか、伝統的なジュエリー、靴、ワイン、葉巻、筆記用具などを取り扱うショップが入っています。また、飲食店については、高級料理からファミリー向けレストラン、伝統的なパブなどもあり、飲食を楽しむこともできます。なお、「ハリー・ポッターと賢者の石」が撮影された場所としても知られているほか、建物の美しさから観光客にも人気のスポットです。
6.サウスバンク・センター・フード・マーケット(Southbank Centre Food Market)
【屋台フード主体のマーケット】
おすすめ度:★★★★
40以上の屋台があり、毎週末に開催されている食べ物メインのマーケット。ロンドン・アイ付近に位置しています。ビッグ・ベンやナショナル・ギャラリーからも徒歩圏内(15分以内)であるため、多くの人で賑わっています。ハンバーガーやサンドウィッチ、ソーセージ、パエリアなどが提供されているほか、ケーキやチュロス、クッキーなどスウィーツ店も豊富です。こちらも試食OKの店舗があるため、購入前は試食をお願いしてみましょう。
最寄り駅:ウォータールー(Waterloo)駅(地図)
公式サイト:https://www.southbankcentre.co.uk/
7.コヴェント・ガーデン・マーケット(Covent Garden Market)
【イングリッシュティーなどお土産購入におすすめ】
おすすめ度:★★★
ソーホーやチャイナタウン近くに位置しています。英国製の工芸品や皮革製品、イングリッシュティーなどが販売されており、英国製のお土産を購入する場所として最適です。また、骨董品やハンドバッグ、手作り石鹸などを販売している店舗もあります。
最寄り駅:コヴェント・ガーデン(Covent Garden)駅(地図)
公式サイト:https://www.coventgarden.london/
■ジュビリー・マーケット
ジュビリー・マーケット(Jubilee Market)はコヴェント・ガーデン・マーケット近くに位置するマーケット。クラフト製品が主体になり、ロンドンTシャツなどのお土産も購入することができます。
なお、ジュビリー・マーケットにある両替商は日本円の表記を「JAP」としていました。頭の3文字を取ったとはいえ、運営企業の教養のなさ、人権先進国のイギリスで「JAP」表記が問題にならないのは悲しいことです。※現在は国旗のみの表示になっていますが、このような所は絶対に利用しないようにしてください。
8.ポートベロー・ロード・マーケット(Portobello Road Market)
【アンティーク、古着、お土産が揃う】
おすすめ度:★★★
ノッティングヒル地区に位置するマーケット。英国最大級のアンティーク市場として知られていますが、近年は古着などの衣料品、お土産屋さんが多くなっています。マーケットは主に以下の5つのセクションに分けられています。
・アンティーク
・古着
・ジャンク品
・家庭用品
・食料品
ポートベロー・ロード(Portobello Road)を中心に、多くのショップや飲食店が軒を連ねています。ポール・スミス本店も近くに位置しているため、街歩きを楽しむのがおすすめです。
最寄り駅:ラドブローク・グローブ(Ladbroke Grove)駅(地図)
公式サイト:https://www.portobelloroad.co.uk/
9.アクラム・ビレッジ・マーケット(Acklam Village Market)
【多国籍の屋台フードが楽しめるマーケット】
おすすめ度:★★★
ポートベロー・ロード沿いにある多国籍料理が楽しめるマーケット。日本食のほか、ギリシャ料理、シンガポール料理(中華)、スペイン料理(パエリア)、タイ料理、ペルー料理などが提供されています。また、ホットドッグ、サンドイッチなどの定番料理、スウィーツ店などもあります。予算は4〜8ポンド程度になり、マーケットの感覚では少々高めですが、ロンドンの物価を考慮すればお得感があります。
最寄り駅:ラドブローク・グローブ(Ladbroke Grove)駅(地図)
公式サイト:https://acklamvillage.com/
■ポートベロー・グリーン・マーケット
ポートベロー・グリーン・マーケット(Portobello Green Market)はアクラム・ビレッジ・マーケットの向かいにあるマーケット。写真の通り、衣料品が多く取り扱われています。
10.ペチコート・レーン・マーケット(Petticoat Lane Market)
【衣料品に特化、ワンピースは10ポンド前後】
おすすめ度:★★
衣料品に特化したマーケット。リバプール・ストリート駅(Liverpool Street Station)近く、ウェントワース・ストリート(Wentworth Street)などで展開されています。
ワンピースやジャケットなどが10ポンド前後で売られているほか、Tシャツ、シューズなども売られています。少し寂れている印象を持ちましたが、オールド・スピタルフィールズ・マーケット、ブリック・レーン・マーケットに近いため、おすすめのマーケットとして紹介しています。
最寄り駅:オルドゲート(Aldgate)駅(地図)
最後に
アンティーク品からは歴史を感じることができるほか、若手アーティストが作品を出品している場所もあり、ロンドンにおけるマーケットの魅力は大きいと言えます。
また、バラ・マーケットやブリック・レーン・マーケット、アクラム・ビレッジ・マーケットなどは多国籍料理が楽しめる天国のような場所です。比較的安価に世界各国の料理を食べることができるため、食事面でもマーケットはおすすめです。ぜひ、みなさんもロンドンでマーケット巡りを楽しんでみてください!
※なお、上記おすすめマーケットの場所は以下のグーグルマップ(黄色)にまとめています。