ロンドンの高級デパート「セルフリッジズ」は人気の買い物スポット!
店内はルイ・ヴィトンなどのハイブランドで溢れていた?!お土産で人気の商品は?気になるその価格とは?入口にはシンボルの彫像があった?
今回はセルフリッジズの歴史や見所、フロアガイド、ブランド一覧などを紹介。旅行者には嬉しいトイレ情報も掲載していますので、セルフリッジズを訪れる予定のある方はぜひ参考にしてください!
セルフリッジズについて
セルフリッジズ(Selfridges)は、アメリカ・ウィスコンシン州出身のハリー・ゴードン・セルフリッジ(Harry Gordon Selfridge)が1909年3月に創業した英国の高級デパートチェーン。ロンドン旗艦店は英国でハロッズに次ぐ規模を誇っています。
ハリー・ゴードン・セルフリッジが行ったマーケティング施策によって、セルフリッジズは順調に規模を拡大。現在では当たり前になった美容製品の販売、女性用のトイレ、ディスプレイの夜間点灯などを最初に取り入れたのがセルフリッジズだと言われています。
1951年にはデパートチェーン「ルイス」が買収。1965年にはリトアニア系ユダヤ人の「チャールズ・クロア」が投資するシアーズ・グループ(※米シアーズとは異なります)が事業を引き継ぎ、2003年にカナダの大富豪「ガレン・ウェストン」が買収し、現在に至っています。
ハリー・ゴードン・セルフリッジについて
ハリー・ゴードン・セルフリッジ(1858〜1947年)はアメリカ・ウィスコンシン州フォンデュラック郡の都市「リポン」で生まれます。1876年からシカゴのデパートチェーン「マーシャル・フィールド(後にメイシーズが買収)」で働き始め、1890年にシカゴの富豪「バッキンガム家」のローズ・バッキンガムと結婚。1904年にはシカゴに彼自身のデパートを開業しますが、すぐに売却してしまいます。
1906年にロンドン旅行に行った際、ロンドンの既存デパートではアメリカで行われていた新しいマーケティング手法が取り入れられていないことに気付きます。そこに勝機を見いだし、40万ポンドの投資を行い、セルフリッジズを創業しています。その後は1941年まで会長職を務め、1947年に肺炎で亡くなっています。
セルフリッジズの見所は?
見所はハイブランドとセルフリッジズのロゴが入った商品になります。
セルフリッジズはデパートが軒を連ねるオックスフォード・ストリートで最も規模が大きく、通りではハイブランドが一番揃っています。ハロッズには劣りますが、品揃えは多く、ディスプレイの見やすさもポイントです。
また、セルフリッジズのロゴが入ったアールグレイ(紅茶)やチョコレート製品、マーマレードなどがお土産として人気です。セルフリッジズ・セレクションでは、アールグレイの茶葉が125gで約700円、コイン型のチョコレート(200g)が約1400円、ジャム(マーマレード含む)セットが約1800円で販売されています。10ポンド以下で提供されている商品が多く、ハロッズより値頃感があります。
建物も見所の一つ!
デパートは1909年3月にオープンしていますが、建物は段階的に建設され、1928年に完成しています。米国人建築家「ダニエル・バーナム(Daniel Burnham、1846〜1912年)」が設計を担当。ダニエル・バーナムは米ニューヨークのフラットアイアンビルディングなどを手掛けた人物。
メイン入口上部にはロンドン出身の彫刻家「ギルバート・ベイズ(Gilbert Bayes、1872〜1953年)」が1928年に製作した彫像「The Queen of Time(※写真)」があります。また、オックスフォード・ストリート側にあるショーウインドウも目玉の一つになっており、多くの人達を魅了しています。
フロアガイド
- Lower Ground Floor(地下1階):家庭用品、家電、ワインショップなど
- Ground Floor(1階):ビューティー、アクセサリー、フードホールなど
- 1st Floor(2階):メンズファッションなど
- 2nd Floor(3階):レディースファッションなど
- 3rd Floor(4階):レディースファッションなど
- 4th Floor(5階):子供用品、TAXカウンターなど
※カッコ内は日本式の階数を記載しています。
■トイレ情報(階数は日本式)
トイレは無料で利用ができ、男性用トイレは地下1階、2階、5階にあります。女性用トイレは地下1階、3〜5階の各階にあります。おむつ交換などができるペアレンツ・ルームは地下1階、2〜5階の各階にあります。
ブランド一覧(一部)
・ALEXANDER McQUEEN ・BALENCIAGA ・BALLY ・BALMAIN ・BLANCPAIN ・BOTTEGA VENETA ・BOUCHERON ・BREITLING ・BRUNELLO CUCINELLI ・BURBERRY ・BVLGARI ・Cartier ・CELINE ・CHANEL ・CHAUMET ・Chloé ・Chopard ・Christian Louboutin ・COACH ・Comme des Garçons ・De Beers ・Dior ・DRIES VAN NOTEN ・EMPORIO ARMANI ・ETRO |
・FENDI ・FERRAGAMO ・GIVENCHY ・GUCCI ・HERMÈS ・HUBLOT ・ISABEL MARANT ・ISSEY MIYAKE ・IWC Schaffhausen ・JAEGER-LECOULTRE ・JIL SANDER ・JIMMY CHOO ・KENZO ・LANVIN ・LA PERLA ・LOEWE ・LONGCHAMP ・LOUIS VUITTON ・Marc Jacobs ・MARNI ・Max Mara ・MISSONI ・MIU MIU ・MONCLER ・MOSCHINO |
・Mulberry ・PANERAI ・Paul Smith ・PIAGET ・PRADA ・RALPH LAUREN ・Roberto Cavalli ・SAINT LAURENT ・SMYTHSON ・STELLA McCARTNEY ・STUART WEITZMAN ・TAG Heuer ・Theory ・THE ROW ・THOM BROWNE ・Tiffany & Co. ・TOD’S ・TOM FORD ・TORY BURCH ・ULYSSE NARDIN ・VALENTINO ・Van Cleef & Arpels ・VERSACE ・Vivienne Westwood ・ZENITH |
セルフリッジズの基本情報
基本情報 | |
営業時間 | 10:00〜22:00(土〜21:00)、日曜日は11:30〜18:00 |
住所 | 400 Oxford Street, London(地図) |
アクセス | ボンド・ストリート(Bond Street)駅から徒歩3分 |
公式サイト | https://www.selfridges.com/ |
■所在地(マップ)
最後に
ハロッズは格式高い感じですが、セルフリッジズは気楽にハイブランドのブティックに入ることができます。中国人観光客で溢れかえっている印象ですが、それが敷居を下げているのかもしれません。
上記以外にも多くのブランドが取り扱われており、オックスフォード・ストリートでは間違いなく一番の買い物スポットになります。また、品質の高いお土産を購入することができます。筆者は「買い物ならセルフリッジズ」、「商品を眺めるだけならハロッズ」といった使い分けをしています。
以上、ハイブランドで溢れるセルフリッジズはとても魅力的な買い物スポットです。華やかさを楽しむだけというのもありだと思いますので、ぜひみなさんもセルフリッジズを訪れてみてください!