国立プラネタリウム(Planetarium Negara)はマレーシアの首都「クアラルンプール」のレイク・ガーデン・パーク(Taman Botani Perdana)に位置しています。
周囲にはマレーシア国立博物館、イスラム美術館、国立モスクなどの観光スポットのほか、5つ星ホテルのザ・マジェスティック・ホテル・クアラルンプール、ザ・セントレジス・クアラルンプールがあります。
国立プラネタリウムについて
国立プラネタリウムは1989年にマレーシア首相府(Prime Minister’s Department)のプラネタリウム部門としてスタートしました。現在の国立プラネタリウムの建物は1990年に建設が開始され、1993年に完成したものになります。
1994年2月7日、マレーシアの元首相「マハティール・ビン・モハマド氏(Mahathir bin Mohamad)」によって正式オープンが宣言されました。現在はマレーシア国家宇宙局(Malaysian National Space Agency)が管理しています。建物は青いドームが特徴的で、星(?)がイメージされた階段は記念撮影ポイントとしてもおすすめです。
展示について
メインホールには宇宙科学に関する常設展示があり、マレーシア初の衛星「MEASAT 1」の打ち上げの際に使用されたエンジンの一つが展示されています。
また、スペースシャトルや宇宙探査機の模型、宇宙服、宇宙に関連するパネルなどがあります。なかでも、「Anti-Gravity Room」では宇宙船に乗っているかのような体験ができるのでおすすめです。展示物の多くは子供向け要素が強く、子供用プレイルームも完備されていることから、ファミリー向け施設というイメージになります。なお、展示室への入場は無料になります。
ショーについて
現在は以下の4つのショーが放映されています。
・THE ACCIDENTAL ASTRONAUTS(25分)
・JOURNEY TO A BILLION SUNS(30分)
・SOLAR STORMS(25分)
・EARTH, MOON AND SUN(26分)
「THE ACCIDENTAL ASTRONAUTS」、「EARTH, MOON AND SUN」はアニメーションを使用した子供向けの内容です。なお、放映時刻は10:00〜16:00になり、1時間に1本放映されています。料金はどれも大人12リンギット、子供6リンギットになります。※金曜日は13〜14時の放映がありません。
国立プラネタリウムの基本情報
国立プラネタリウム | |
料金 | ショーのみ有料(12リンギット) |
営業時間 | 9:00〜16:30(月曜日は休館日) |
注意事項 | 施設内での飲食は禁止 |
最寄り駅 | MRTミュージアム・ネガラ駅 |
公式サイト |
アクセス
マレーシア国立博物館から横断歩道橋を通って行くことができるため、MRTのミュージアム・ネガラ駅(Muzium Negara MRT station)を利用するのがおすすめです。マレーシア国立博物館からは徒歩5分程度になります。
KTMコミューターのクアラルンプール駅からは徒歩17分程度になりますが、電車の本数などを考慮した場合、あまりおすすめできません。なお、国立モスクからは徒歩12分ほどになります。
滞在後記
子供向け要素は強いですが、大人でも十分楽しむことは可能です。
衛星打ち上げの際に使用されたエンジンはなかなか見ることができないので、見る価値はあります。また、宇宙服や宇宙開発についてのパネルなども興味深く見ることができました。
国立モスクやマレーシア国立博物館にも近く、展示物は無料で見ることができるので、穴場の観光スポットとしておすすめの場所になります。