グランプラスはブリュッセルの中心地!中世から残る唯一の建物とは?

グラン・プラス(La Grand-Place)

おすすめ度(5段階):★★★★★

【グランプラスはブリュッセル観光の中心地!】

グラン・プラス(La Grand-Place)は1998年にユネスコの世界遺産に登録されています。また、市庁舎や王の家(ブリュッセル市立博物館)、ギルドハウス群に囲まれた広場は、世界で最も美しい広場の一つと言われています。

広場は12世紀頃からの起源を持ち、1695年のフランス軍の砲撃により多くの建物が破壊されたものの、その後再建され、約3世紀に渡って変わらぬ姿が維持されています。なお、広場の広さは縦110メートル、横68メートル程度になります。

グラン・プラスの見所となる建物

これからグラン・プラスの見所になる注目すべき建物について紹介していきます。ぜひ、ブリュッセル観光の参考にしてみてください!

市庁舎(L’Hôtel de Ville)

グランプラスにある市庁舎(L'Hôtel de Ville)

1402〜1455年に建設され、1695年の砲撃を逃れた広場唯一の建物になります。中世から残る建物として、存在価値は貴重。観光の際はぜひとも見ておきたい建物です。

ジャン・ボルノイ(Jean Bornoy)などが設計を担当し、建物の象徴となるゴシック様式の塔(96メートル)はヤン・ファン・ロイスブルーク(Jean van Ruysbroeck)が担当しています。

王の家(La Maison du Roi)

グランプラスにある王の家(La Maison du Roi)

パンが売られていた12世紀頃に建てられた木造の建物が起源。

15世紀にブラバント公の行政庁となる石造りの建物に建て替えられました。その際に「公の家」と呼ばれ、公爵がスペイン王になったことから「王の家」と呼ばれるようになりました。

その後、16世紀にゴシック様式の建物で再建されましたが、1695年の砲撃で建物は破壊されています。現在の建物は1873年に建築家「ヴィクトル・ジャマール(Victor Jamaer)」によって再建されたネオゴシック様式のものになります。

なお、建物は1985年に改装され、現在はブリュッセル市立博物館として運営されています。こちらの建物は広場の中でも異質で、只者ではない感がすごいです。個人的に最も印象に残っている建物の一つになっています。

開館時間:10:00〜17:00(月曜日は定休日)
料金:大人8ユーロ
住所:Grand Place, 1000 Bruxelles
ホームページ:http://www.brusselscitymuseum.brussels/en

ブラバン公爵の館(Maison des Ducs de Brabant)

ブラバン公爵の館(Maison des Ducs de Brabant)

1697〜1698年に建設されたバロック様式の歴史的建造物になります。

柱の中心付近に歴代19名のブラバント公の胸像が飾られているのが特徴です。

ヴィクトル・ジャマール(Victor Jamaer)によって1881〜1890年に大規模な修復が行われ、1987〜1990年にも修復作業が行われています。写真右側にはレストランがあり、食事を楽しむこともできます。

ギルドハウス

グランプラスのギルドハウス

広場を囲うギルドハウス群はグラン・プラス一番の見所と言っても過言ありません。

金装飾や数々の彫刻は施された建物は魅力的なものばかりです。今回はナンバー2から7までの5つの建物について紹介していきます。

※写真左からNo.7、No.6、No.5、No.4、No.2-3の順になります。

キツネの家(Maison du Renard、No.7)

15世紀に建設され、1699年に再建された建物。ブリュッセル生まれの彫刻家「ジャン・ファン・デレン(Jean van Delen)」が手掛けた彫刻の数々が見所になります。なお、写真では見づらいですが、1階ドアの上部にキツネの彫刻があります。

コルネットの家(Maison du Cornet、No.6)

15世紀頃に建設された船の船頭のギルドハウスが起源。アントワーヌ・パストラーナ(Antoine Pastorana)によって1697年に再建されています。ピエール・ヴァン・ディエボエ(Pierre Van Dievoet)等が手掛けた彫刻が見所。1899〜1902年に修復されています。

オオカミの家(Maison de la Louve、No.5)

17世紀に建設され、1696年に再建されたギルドハウス。3階部分には真実、虚偽、平和、不和を意味する4体の彫刻、4階部分には古代ローマ時代のカエサル、アウグストゥス、ティベリウス、トラヤヌスの彫刻(メダルのような)があります。なお、1階ドア上部にはオオカミの彫刻があります。

サック(袋)の家(Maison du Sac、No.4)

15世紀に建設された家具屋さんのギルドハウスが起源。1697年に再建されたことから、建物上部には「1697」と刻まれています。のこぎりやはさみ、ハンマー、コンパスなど家具を作る際に用いられた道具類の彫刻が見所になります。なお、1階部分はコーヒーチェーンのスターバックスが入っています。

手押し車の家(Maison de la Brouette、No.2-3)

15世紀に建設され、1697年に再建されたギルドハウス。1階上部には手押し車、2階上部にはANNO1697と刻まれています。1階にはカフェがあり、コーヒーやソフトドリンク等が3.9ユーロ〜、ビールが3.3ユーロ〜、クロワッサンが2.2ユーロ程度になります。

滞在後記

私が滞在した際はミニアトミウムや中国系の創作物が広場に展示されていました。それらも夜になるとライトアップされ、昼間とは違った魅力を感じることができました。

グラン・プラスは夜になっても多くの観光客などがいるため、安心して夜景を楽しむことができます。その一方、観光客が集まる場所ということでテロには注意が必要になります。フラワーカーペットなどイベント開催時は特に注意してください。

そのほか、ギルドハウスの多くには所有者の職業を表す彫刻、サインがあります。事前にギルドハウスについて調べ、それらの彫刻を見るとよりグラン・プラス観光が楽しめると思います。