クアラルンプールタワー(Menara Kuala Lumpur)は、マレーシアの首都「クアラルンプール」にある通信塔です。
KLタワー(KL Tower)とも呼ばれ、通信塔として世界で7番目の高さ(421メートル)を誇っています。また、タワーには展望台があり、観光客が訪れる観光スポットにもなっています。
今回はクアラルンプールタワーの歴史、展望台について、アクセス方法などを紹介します。クアラルンプール観光を計画されている方は参考にしてください。
クアラルンプールタワーについて
クアラルンプールタワー(Menara Kuala Lumpur)は、1991年10月に建設が開始され、1996年7月に一般公開された高さ421メートルの通信塔で、クアラルンプールを代表するランドマークの一つです。
通信設備としての役割を持ちながら、観光施設としても人気を集めています。ブキッ・ナナス(Bukit Nanas)の丘に建っており、地上からの標高を含めた高さでは実質的にペトロナスツインタワーより高い地点にある展望台が人気です。
設計は現地企業のセニレカ社(Kumpulan Senireka Sdn. Bhd)が担当し、建設はドイツのヴァイス・フライターク社(Wayss & Freytag)が担当しています。
クアラルンプール・タワーの展望台
最大の特徴は、地上276メートルにある展望デッキからクアラルンプール市内を360度一望できる点です。
展望台(observation deck)は地上276メートルに、屋外展望エリア「スカイデッキ(sky deck)」とガラス床でスリルを楽しめる「スカイボックス(Sky Box)」は地上約300メートルにあります。
通常の展望台とスカイデッキの違いは高さだけではなく、展望台はガラス越しになりますが、スカイデッキは外に出て柵越しに景色を楽しむことができます。そのため、写真を撮影される方はスカイデッキの方がおすすめになります。
なお、チケットは公式サイトから購入できますが、ネット購入が心配な方は現地でも購入できるので安心してください。
※チケットの料金、営業時間は以下の基本情報で確認してください。
クアラルンプールタワーの基本情報
クアラルンプールタワー | |
高さ | 421メートル |
設計 | セニレカ社 |
一般公開 | 1996年7月 |
アクセス | ラジャ・チュラン(Raja Chulan)駅から徒歩19分 |
展望台 | |
料金(展望台) | 80リンギット |
料金(スカイテラス) | 140リンギット |
料金(コンボ) | 180リンギット |
営業時間 | 9:00〜22:00(通常は毎日営業) |
公式サイト | https://kltower.com/ |
※1リンギット=34.95円(2025年7月22日現在)
■アクセス(マップ)
最後に
クアラルンプールタワーは世界で最も古い森林保護区の一つ「ブキッ・ナナス森林保護区」にあり、世界で唯一森の中にあるタワーになっています。そのため、展望台からは熱帯雨林と高層ビルを合わせて見ることができる点がポイントです。
なお、展望台以外にも、高さ282メートルにある360度回転レストラン「Atmosphere 360」などの飲食店、ギフトショップなどがあります。ペトロナスツインタワーに関心が向かいがちですが、むしろツインタワーを見るならクアラルンプールタワーがおすすめです。