水の都「ベネチア(ヴェネツィア)」!
ベネチアは街全体と潟が「ベネチアとその潟」として1987年に世界遺産に登録されています。
今回は、世界一周を通して印象に残った15カ所(教会などの構造物)をおすすめ観光スポットとして紹介します。
ぜひ、ベネチア観光の参考にしてみてください!
ベネチアとその潟(1987年に登録)の観光スポット15選
※上記の観光スポットの場所は、以下のグーグルマップ(赤色)をチェック!
「ベネチアとその潟」のおすすめ観光スポット
サン・マルコ寺院(Basilica di San Marco)
800年代に建てられたビザンチン、ゴシック様式の教会。
900年代に火災に遭い、1000年代に現在の教会の再建が開始されました。その後、数度の大幅な改修を経て現在に至っています。
なお、寺院前にあるサン・マルコ広場(Piazza San Marco)がベネチア観光の中心地になります。
観光情報 | |
開館時間(復活祭~10月) | 9:45~17:00(日曜日:14:00~17:00)※復活祭は4月頃 |
開館時間(11月~復活祭) | 9:30~17:00(日曜日:14:00~16:00) |
料金 | 無料(寺院のみ)※博物館は5ユーロ、鐘楼は8ユーロ |
アクセス | サン・マルコ広場からすぐ(地図) |
注意事項 | 寺院内は撮影禁止 |
公式サイト | http://www.basilicasanmarco.it/ |
ドゥカーレ宮殿(Palazzo Ducale)
800年代に建てられたベネチアンゴシック様式の宮殿。
10世紀に宮殿の一部が火災により破壊され、14~16世紀にかけて改修されています。
観光情報 | |
開館時間(11/1~3/25) | 8:30~17:30 |
開館時間(3/26~10/31) | 8:30~19:00 |
料金 | 19ユーロ(共通券) |
アクセス | サン・マルコ広場からすぐ(地図) |
サンティ・アポストリ教会(Chiesa dei Santi Apostoli)
7世紀頃には存在したとされている教会。
ベネチアで最も古い教会の一つで、1500年代に再建されました。初期ルネサンス建築の例として重要な位置づけになっています。
観光情報 | |
開館時間 | 10:30~17:00 |
料金 | 無料 |
アクセス | サン・マルコ広場から徒歩10分(地図) |
サン・モイゼ教会(Chiesa di San Moise)
8世紀初期に建設された教会。
外観は1600年代のバロック様式の彫刻で飾られています。
観光情報 | |
開館時間 | 9:30~12:30/15:30~18:30(月~土)、9:30~11:00/14:30~18:30(日) |
料金 | 無料 |
アクセス | サン・マルコ広場から徒歩2分(地図) |
サンタ・マリア・デル・ジリオ教会(Chiesa di Santa Maria del Giglio)
バロック様式の教会。
900年代に建てられたが、火災などで1100年代に再建。現在の外観は1600年代に修復されたものになります。
観光情報 | |
開館時間 | 10:00~17:00(月~土)、10:00~17:30(日) |
料金 | 3ユーロ |
アクセス | サン・マルコ広場から徒歩5分(地図) |
サン・シメオン・ピッコロ教会(Chiesa di San Simeon Piccolo)
教会は9世紀に建設され、現在の建物は1700年代に建てられたネオクラシック様式の教会。
一般には公開されていませんが、サンタ・ルチア駅から見る景色がおすすめです。
観光情報 | |
アクセス | サンタ・ルチア駅から徒歩3分(地図) |
サン・ジェレミア教会(Chiesa di San Geremia)
11世紀に建てられた教会が起源。
現在の建物は1700年代に着工され、1800年代に完成したネオクラシック様式のもの。
観光情報 | |
開館時間 | 8:30~12:30/15:30~18:30(平日) |
料金 | 無料 |
アクセス | サンタ・ルチア駅から徒歩5分(地図) |
サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会(Basilica di Santa Maria della Salute)
1600年代に建てられたバロック様式の教会。
流行していたペストの沈静化を祈願して、建設が着工されたという歴史を持っています。
観光情報 | |
開館時間 | 9:00~12:00/15:00~17:30 |
料金 | 無料 |
アクセス | サン・マルコ広場から徒歩18分、ヴァポレットの最寄り駅は「Salute駅」(1番線)(地図) |
サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会(Chiesa di San Giorgio Maggiore)
700年代後半に建設された教会が起源。1223年の地震で倒壊し、その後再建されています。
現在の教会は1566~1610年に建設されたルネサンス様式のもの。鐘楼は1467年に建てられましたが、1774年に倒壊し、ネオクラッシク様式で1791年に再建されています。
橋などでつながっていないため、ヴァポレット(水上バス)で行くことになります。
観光情報 | |
開館時間 | 9:00~19:00(4~10月)、8:30~18:00(11~3月)※日曜日:8:30~10:40/14:30~17:30 |
料金 | 無料、鐘楼は6ユーロ |
最寄り駅 | ヴァポレットの「S. Giorgio駅」(2番線)(地図) |
サンタ・マリア・グロリオーザ・デイ・フラーリ聖堂(Basilica di Santa Maria Gloriosa dei Frari)
1200年代に着工され、1300年代に完成したゴシック様式の教会。
観光情報 | |
開館時間 | 9:00~18:00(月~土)、13:00~18:00(日) |
料金 | 3ユーロ |
アクセス | サンタ・ルチア駅から徒歩10分(地図) |
サン・ロレンツォ教会(Chiesa di San Lorenzo)
9世紀に建設された教会が起源。
1105年の火災などを経て、1500年台後半から1600年代前半にかけてシスター・シメオネ(Simeone Sorella)によって再建されました。
マルコ・ポーロの遺体が埋葬されましたが、改修の際に遺体は姿を消したと伝わっています。
観光情報 | |
開館時間 | 10:00~18:00 |
料金 | 無料 |
アクセス | サン・マルコ広場から徒歩8分(地図) |
アルセナーレ・ディ・ベネチア(Arsenale di Venezia)
1100年代に造られた国立造船所。
海洋史博物館として一部が公開されています。
観光情報 | |
開館時間(11/1~5/31) | 8:45~13:30(月~木、金:17:00まで)、10:00~17:00(土~日) |
開館時間(6/1~10/31) | 8:45~17:00(毎日) |
料金 | 5ユーロ |
アクセス | サン・マルコ広場から徒歩13分(地図) |
アカデミア橋(Ponte dell’Accademia)
英国人アルフレッド・ネヴィル(Alfred Neville)の設計により、1800年代半ばに建設された橋。
最初は鉄製でしたが、その後取り壊され、エウジェニオ・ミオッツィ(Eugenio Miozzi)が設計した木製の橋が1933年に開通しました。
ベネチアの街を歩き回りましたが、アカデミア橋から見る景色が一番の絶景でした。
観光情報 | |
アクセス | サン・マルコ広場から徒歩11分(地図) |
■アカデミア橋からの眺め
リアルト橋(Ponte di Rialto)
12世紀に建設された舟橋が起源。
運河全体で最も古い橋。木製の橋は群衆の重みにより、1310年、1444年、1524年に崩壊を繰り返したことから、現在の石の橋が建設されることになりました。
橋の設計者としてミケランジェロ(Michelangelo)も検討されていましたが、アントニオ・ダ・ポンテ(Antonio da Ponte)が設計を担当し、1591年に完成しました。
観光情報 | |
アクセス | サン・マルコ広場から徒歩7分(地図) |
ため息の橋(Ponte dei Sospiri)
ドゥカーレ宮殿(Palazzo Ducale)と刑務所を結ぶ橋(渡り通路)として1600年頃に建設されました。
リアルト橋(Ponte di Rialto)を設計したアントニオ・ダ・ポンテ(Antonio da Ponte)の甥であるアントニオ・コンティーノ(Antonio Contino)が設計を担当しています。
橋の名前については、囚人がこの橋を渡る際、美しいベネチアの景色を見られるのはこれが最後かと、「ため息」をついたことが由来になっているとされています。
観光情報 | |
料金 | 19ユーロ(ドゥカーレ宮殿などと共通) |
アクセス | サン・マルコ広場から徒歩3分(地図) |
※ため息の橋は写真中央の渡り通路
まとめ
ベネチアには上記で取り上げた教会以外にも、古い歴史を持つ建物が多くあります。
最低でも3泊4日の日程で、ベネチアの街を歩き回り、歴史的建造物を発見する、それがベネチア観光の醍醐味になります。
水の都と呼ばれるその名の通り、入り組む水路、路地を冒険すれば、きっとあなただけのベネチアの思い出ができるはずです!
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