オランダの首都「アムステルダム」でおすすめしたいマーケットを10ヵ所紹介!
レトロ缶などアンティークが手に入る蚤の市から、オランダでも指折りの規模を誇るマーケット、花やアート作品に特化したマーケットなど、観光客が押さえておきたいマーケットを中心に掲載しています。ぜひ、アムステルダム観光の参考にしてみてください。
※新型コロナウイルスの影響により、マーケットの営業時間が異なる場合があります。訪問の際は公式ホームページなどで営業時間を確認してください。
アムステルダムのおすすめマーケット10選
1.ワーテルロー広場の蚤の市(Waterloopleinmarkt)
レンブラントの家近く、ワーテルロー広場で開催されている蚤の市(フリーマーケット)。生鮮食品主体のマーケットとは異なり、Tシャツやマグネット、木靴のキーホルダーなどお土産関連からアンティーク、古着などの商品が主に取り扱われています。
広場の店舗はお土産主体、ズワネンブルグワル運河(Zwanenburgwal)側はアンティーク、古着系が主体になります。アンティークではレトロ缶、パンフレット、食器類等が販売されています。インテリアのアクセントとしてレトロ缶は人気ですが、デザイン性の高いヨーロッパの缶類はお土産としても喜ばれると思います。
お土産品の値段感は、キーホルダーが1ユーロ〜、CD・本が2ユーロ〜、マグネットが3ユーロ〜、古着が5ユーロ〜ほどになります。お土産購入やアンティーク品の宝探しが楽しめるマーケットとして、こちらが一番おすすめしたい場所になります。
2.花市場(Bloemenmarkt)
シンゲル運河(Singel)沿いにある世界唯一の水上花市場。コーニングス広場(Koningsplein)とムント広場(Muntplein)の間に位置し、アクセスの良さから多くの観光客で賑わうフラワーマーケットになります。
1800年代半ばからの歴史を持ち、チューリップの球根や切り花に加え、様々な植物の球根や苗、観葉植物等が販売されています。変わったところでは盆栽セット、大麻栽培セットなども売られています。※大麻栽培セットは日本に持ち込んだ場合、捕まる可能性があります。購入しないようにしてください。
そのほか、観光客が多く集まることから、植物とは関係のないマグネットやキーホルダー、皿、Tシャツ等のお土産類も販売されています。なお、販売されている種等を日本に持ち込む場合、日本の空港にある植物検疫カウンターで検疫を受ける必要があります。持ち込めない種等もあるため、事前に植物防疫所のホームページで確認するようにしてください。
■球根やお土産を販売する店舗
アクセス:トラム2、11、12番線「Koningsplein」駅からすぐ(地図)
3.アルバート・カイプ市場(Albert Cuypmarkt)
アルバート・カイプ通り(Albert Cuypstraat)で開催されている全長約650メートルのマーケット。ファン・ワウ通り(Van Woustraat)、フェルディナント・ボル通り(Ferdinand Bolstraat)の間に位置し、100年以上の歴史、オランダでも指折りの規模を誇っています。
アムステルダム国立美術館から徒歩11分の立地にあり、野菜・肉・魚等の生鮮食品、チーズ等の加工食品に加え、Tシャツやポストカードなど観光客向けのお土産、衣料品等を販売している店があります。上記の通り規模が大きく、何でも揃うマーケットとして絶対に訪れてほしい場所になります。
さらに、マーケット定番のスウィーツ「ストロープワッフル」に加え、ミニパンケーキ、サンドイッチ、フレッシュジュース、トルコのお菓子など、食べ歩きを楽しむことができる店舗が揃っている点もポイント。価格はストロープワッフルが1.5ユーロ、ミニパンケーキが3ユーロ、サンドイッチが3.5ユーロ、フレッシュジュースが1.5ユーロ程度になり、安価に軽食を食べることができます。
■ストロープワッフルを販売する店舗
アクセス:トラム16、24番線「Albert Cuypstraat」駅からすぐ(地図)
公式サイト:https://albertcuyp-markt.amsterdam/
4.ダッペル市場(Dappermarkt)
アムステルダム東区に位置する「ダッペル通り(Dapperstraat)」で開催されている100年以上の歴史を持つマーケット。主要観光地からやや離れた場所にあるため、地元住民が主に訪れるマーケットになっています。
生鮮食品や衣料品、靴など生活必需品が多く売られており、地元住民の生活を垣間見ることができるマーケットとしておすすめです。上記の通り観光客向けのマーケットではないため、お土産を専門的に取り扱っている店舗はあまり見かけませんでした。
なお、こちらでもストロープワッフルやサンドイッチ等の軽食は売られています。写真最後の軽食屋さんでは、ホットドックやサンドイッチなどを1.5〜4ユーロほどで食べることができます。アルバート・カイプ市場ほど賑わっていないので、ゆっくりとマーケット巡りを楽しみたい方に適していると言えます。
■花屋さん
5.テン・カーテ市場(Ten Kate Markt)
アムステルダム西区に位置する「テン・カーテ通り(Ten Katestraat)」で開催されているマーケット。1910年からの歴史があり、地元住民が主要顧客になります。
地元客が主体になるため、生鮮食品やハム・チーズ等の加工品が多く売られています。観光客にはオランダ名物「キベリング(kibbeling)」がおすすめ。キベリングはタラのフライで、日本人でも美味しくいただくことができます。
なお、マーケット開催中は歩行者天国になるため、車を気にすることなく、ゆっくりとマーケット巡りを楽しむことができます。近くにはショップやフードコート等が入る複合施設「デ・ハレン(De Hallen Amsterdam)」があり、こちらも合わせて訪れてみてください。
■キベリングなどを販売する店舗
アクセス:トラム7、17番線「Ten Katestraat」駅からすぐ(地図)
6.アートスクエア・スパイ(Artplein-Spui)
毎週日曜日にスパイ(Spui)広場で開催されているマーケット。絵画や彫刻、アクセサリー等が販売されています。はがきサイズほどのアート作品が4つで10ユーロで売られていたため、一味違ったお土産を探す場所としてもおすすめです。マーケットの規模は小さいですが、アート作品に特化したマーケットであること、観光がてら簡単に訪れることができることからおすすめのマーケットとして取り上げています。
アクセス:地下鉄「Rokin」駅から徒歩2分(地図)
7.サンデー・マーケット・ウェステルガスファブリーク(Sunday Market Westergasfabriek)
アムステルダム中心部から北西に位置する「ウェステルパルク(Westerpark)」内にあるウェステルガスファブリーク(Westergasfabriek)及び、その周辺で開催されているサンデー・マーケット。
生鮮食品ではなく、衣料品やジュエリー、その他雑貨系が主体になります。食品については、パンやハム等を販売している店舗に加え、ソーセージ等を販売するフードトラックも多いため、近場に寄った際には昼食を食べる場所としてもおすすめです。
アクセス:トラム5番線「Van L.Stirumstraat」駅から徒歩5分(地図)
8.ニューマルクト(Nieuwmarkt)
アムステルダム中心部に位置するマーケット。マーケットは広場の飾り窓側で開催されており、土曜日はオーガニックマーケット、日曜日はアンティークマーケットになります。ホットドッグなど軽食を販売しているフードトラックもあります。筆者はカレーの匂いに誘われ、思わずサンドイッチを購入してしまいました。さらに、広場には歴史的建造物「計量所(De Waag)」があることから、観光目的でも訪れておきたいところです。
■購入したサンドイッチ
アクセス:地下鉄「Nieuwmarkt」駅からすぐ(地図)
9.北教会市場(Noordermarkt)
1600年代前半からの歴史を持つマーケット。教会前の広場で開催されており、一般的なイメージのマーケットになります。土曜日はファーマーズマーケットになり、オーガニックの野菜等を購入することができます。
アクセス:トラム3番線「Nw. Willemsstraat」駅から徒歩8分(地図)
10.リンデンフラハト市場(Lindengracht markt)
リンデンフラハト通り(Lindengracht)で開催されているマーケット。土曜日のみ開催されており、開催時は歩行者天国になります。生鮮食品から衣料品、雑貨などが販売されています。
アクセス:トラム3番線「Nw. Willemsstraat」駅から徒歩5分(地図)
最後に
ワーテルロー広場の蚤の市、アルバート・カイプ市場は特に訪れて頂きたいマーケットになります。花市場は観光スポット的な意味合いで2番目に入れていますが、花に興味のない方は見送っても問題ないと思います。
そのほか、ダッペル市場、テン・カーテ市場など地元住民が主要顧客になるマーケットについては、現地の食事文化などを垣間見ることができるため、時間があれば行っておきたいマーケットになります。また、軽食を食べることができるマーケットもあるため、アムステルダム観光ではぜひマーケット巡りも楽しんでみてください。
※なお、上記マーケットの詳しい場所は以下のグーグルマップ(緑色)にまとめています。