オーストリアの首都「ウィーン」で買い物を楽しもう!
ハイブランドが集中する通りがあった?宮廷御用達の宝飾品ブランドの本店とは?観光客は絶対に押さえておきたいトイレが無料で利用できるデパートって?
今回はウィーン観光で押さえておきたい買い物スポット10ヵ所を「ブランド店街」、「ブランド本店」、「ショッピングストリート」、「デパート、ショッピングセンター」、「マーケット」、「アウトレット」に分けて紹介していきます。場所をマークしたグーグルマップを記事最後に掲載しておりますので、ぜひ最後までご覧ください。
ブランド店街
1.コールマルクト(Kohlmarkt)
コールマルクトは、ミヒャエル広場(Michaelerplatz)とグラーベン(Graben)を結ぶ全長約190メートルの通りです。ディオールやフェンディなどのブランドに加え、カルティエやショパールなど高級時計・宝飾品店が多いのも特徴です。コールマルクト周辺がウィーンのブランド店街になり、観光の中心地に位置していることから、コールマルクトは押さえておきたい買い物スポットになります。
2.トゥッフラウベン(Tuchlauben)
トゥッフラウベンは、グラーベン(Graben)とホーアー・マルクト(Hoher Markt)を結ぶ全長約350メートルの通りです。通りはグラーベン(Graben)を挟んで、コールマルクト(Kohlmarkt)から続いています。グラーベン側のシャネルとクリスチャン・ルブタンまでの約170メートルがメインになり、ボッテガ・ヴェネタやミュウミュウ、ヴァレンティノなどのブティックがあります。
ブランド本店
3.A.E.ケッヒャート(A.E.KÖCHERT)
A.E.ケッヒャートはオーストリアで最も有名な宝石商の一つ。1814年、フランス人のエマニュエル・ピオテ(Emanuel Pioté)がウィーンに金細工工房を開いたのが始まり。1831年に宮廷御用達宝石商の称号が授与されたほか、1849年にはフランツ・ヨーゼフ1世のお抱え宝石商として任命され、1858年にはフランツ・ヨーゼフ1世が皇妃エリザベートのために27個のダイヤモンドの星のセット「シシィ」の製作を依頼。それは「エリザベートの星」として現在でも同社の人気商品の一つになっています。
4.R.ホーンズ・ウィーン(R.Horn’s Wien)
R.ホーンズ・ウィーンは、ローベルト・ホーン(Robert Horn)が設立した高級皮革製品ブランドです。伝統的な手法を用いて製作された革製品は多くの人に愛用され、特にブリーフケースが支持されています。ハイブランドより手に取りやすい価格のため、質の高いレザー製品の購入を検討されている方は現地で商品をご覧になってみてください。
営業時間:10:00〜18:30(土〜17:00)※日曜日は定休日
住所:Bräunerstraße 7, 1010 Wien(地図)
アクセス:地下鉄U1、U3「Stephansplatz」駅から徒歩4分
公式サイト:https://www.rhorns.com/
ショッピングストリート
5.マリアヒルファー通り(Mariahilfer Strasse)
マリアヒルファー通りは、ムゼウムシュプラッツ(Museumsplatz)とシュロスアレー(Schloßallee)を結ぶ全長約3.8キロの通り。メインはウィーン西駅付近からムゼウムシュプラッツまでの約1.7キロ。H&MやZARAといったファストファッション系ブランドのほか、スーパーマーケットやドラッグストア、本屋などがあります。また、マクドナルドやKFCといったファストフード店、アジア系料理屋などの飲食店、パン屋などもあり、メイン部分の通りは多くの人で賑わっています。さらに、衣料品店、飲食店などがあるパサージュ「Einkaufspassage(※写真右)」は雰囲気が良くおすすめしたい場所になります。
ショップ一覧 | ||
C&A CALZEDONIA DEICHMANN DIESEL ESPRIT Flying Tiger Copenhagen Foot Locker FOSSIL GEOX GUESS H&M HEMA |
Intimissimi Levi’s LIEBESKIND L’Occitane LUSH MAC MANGO MONKI Nespresso NEW YORKER NIKE PANDORA |
Peek & Cloppenburg PULL&BEAR PUMA Salamander Samsonite SWATCH TEZENIS THE BODY SHOP Turek Urban Outfitters VANS ZARA |
6.ケルントナー通り(Kaerntner Strasse)
ケルントナー通りは、シュトック=イム=アイゼン=プラッツ(Stock-im-Eisen-Platz)とカールスプラッツ(Karlsplatz)を結ぶ全長約800メートルの通りです。ウィーン国立歌劇場とシュテファン大聖堂を結ぶ通りは多くの人が行き交い、休日になると写真のように混雑しています。通りには、スワロフスキー(SWAROVSKI)やハプスブルク家御用達のクリスタル製品ブランド「ロブマイヤー」の本店のほか、土産店、衣料品店、宝飾品店、デパートの「シュテッフル」、カジノの「Casino Wien」、宮廷御用達の菓子店「L.Heiner(ハイナー)」が運営する人気カフェなどがあります。ウィーン観光では必ず歩く場所で、夜になっても人通りが途絶えることはありません。
ショップ一覧 | |
& Other Stories Apple Store BOSS BUCHERER ECCO Foot Locker GUESS H&M Intimissimi MANGO |
Marc O’Polo Nespresso PANDORA Peek & Cloppenburg Quipster RADO Ray-Ban Salamander UNITED COLORS OF BENETTON Weekend Max Mara |
デパート、ショッピングセンター
7.シュテッフル(Steffl)
シュテッフル・デパートメントストア(Steffl Department Store)は1895年に設立された老舗デパートで、ケルントナー通りに位置しています。Ground Floor(1階)ではメイク関連やサングラス、バッグ、アクセサリーなどが販売されているほか、6th Floor(7階)のシューズフロアは取り扱いが豊富。衣料品はボス、マックスマーラ、ミッソーニ、レッド・ヴァレンティノなどが取り扱われています。なお、管理が行き届いたトイレを無料で利用できるため、絶対に押さえておきたいデパートになります。
8.ウェストフィールド・ドナウ・ツェントルム(Westfield Donau Zentrum)
ウェストフィールド・ドナウ・ツェントルムはウィーン最大級のショッピングセンターで、ウィーン東部のドナウシュタット(Donaustadt)に位置しています。テナント数は約260で、スターバックスやZARA、H&M、NIKEといった世界的なテナントが多く入っている点が特徴です。そのほか、スーパーマーケットや家電量販店、雑貨店、携帯電話ショップ、銀行などがあり、生活に必要なものは全てここで揃うといった場所になります。飲食店はキッチンと呼ばれる別の建物があるなど豊富で、ファストフード店、イタリアン、SUSHI・アジア料理、魚介系レストランなどがあります。トイレはもちろん無料です。ウィーンでショッピングセンターに行くならここだけ押さえておけば大丈夫です。
マーケット
9.ナッシュマルクト(Naschmarkt)
ナッシュマルクト(Naschmarkt)は地下鉄U1・U4「Karlsplatz」駅、地下鉄U4「Kettenbrückengasse」駅近くに位置する全長約450メートルのマーケットです。ドライフルーツやスウィーツを販売する店舗、チーズなどを取り扱う店舗、八百屋、肉屋、魚屋のほか、アジア系食材を取り扱う店舗、ギフトショップなどがあります。マーケットの縦半分にレストランなどの飲食店が出店しており、現地料理はもちろん、イタリアン、ギリシャ料理、アジア料理などを味わうことができます。なお、土曜日にフリーマーケット(写真右)が開催されており、こちらのマーケットの見所になります。
アウトレット
10.デザイナー・アウトレット・パルンドルフ(Designer Outlet Parndorf)
デザイナー・アウトレット・パルンドルフは、ウィーン近郊のパルンドルフ(Parndorf)に位置するアウトレットです。140店以上のブティックがあり、グッチやプラダなどの人気ブランドが見所。さらに、ドルチェ&ガッバーナやエスカーダ、ヴァレンティノなどの出店で、近年より魅力が増しています。市内中心部からシャトルバスが出ているほか、ウィーン中央駅から電車で行くこともできます。グッチの割引率は基本的に30〜40%程度になります。その他ブランドの割引率などは以下の「詳細はこちら」をクリックしてご覧ください。
最後に
個別の店舗を除き、ウィーンのショッピングでは上記の10ヵ所を押さえておけば基本的に問題ないと思います。ブランドがお好きな方は記事の通りコールマルクト周辺にブティックが集中しています。さらに、ウィーンはハプスブルク帝国の首都だったため、それにまつわる宝飾品、食器などのブランド本店もあります。大切な人へのお土産はそのようなブランド本店で購入されても良いかもしれません。ウィーンに本店を構えるブランドについては以下の記事をご覧ください。

さらに、ショッピングセンター、マーケットについては別途記事を作成しておりますので、ご興味のある方はこちらもご覧頂ければ嬉しいです。


なお、今回紹介した買い物スポットの場所については、以下のグーグルマップでご確認ください。