ハプスブルク家御用達!クリスタルで有名なロブマイヤーとは?

ウィーン

今回はオーストリアの首都「ウィーン」に本店を構えるクリスタル製品ブランド「ロブマイヤー(J.&L.Lobmeyr)」を紹介します!

ロブマイヤーがトーマス・エジソンと共同で開発した世界初の物とは?著名デザイナーとのコラボ作品の値段は?それらの気になる点に加えて、今回はロブマイヤーの歴史、本店のディスプレイ、商品の参考価格なども掲載します。ぜひ最後までご覧ください!

スポンサーリンク

ロブマイヤー(J.&L.Lobmeyr)について

ロブマイヤー(J.&L.Lobmeyr)は、ヨーゼフ・ロブマイヤー・シニア(Josef Lobmeyr senior)が1823年に設立したクリスタル製品ブランド。1835年にハプスブルク家の宮廷御用達になり、現在でもハプスブルク家の紋章が本店に飾られています。(※写真中央上の双頭の鷲)

1860年にヨーゼフ・ロブマイヤー・シニアが亡くなり、息子のヨーゼフ・ロブマイヤー・ジュニア(Josef Lobmeyr junior)とルートヴィヒ・ロブマイヤー(Ludwig Lobmeyr)が会社を引き継ぎ、社名をそれぞれのイニシャルを付けた「J.&L.Lobmeyr」へ変更しています。

ルートヴィヒはクリスタル製造におけるパイオニアと呼ばれ、オーストリア応用美術館の(MAK)設立(1864年)にも携わっています。シェーンブルン宮殿等へのシャンデリア提供のほか、1883年には発明王「トーマス・エジソン」とのパートナーシップにより世界初の電気シャンデリアを発表しています。

その後、1917年にルートヴィヒの甥「シュテファン・ラス・シニア(Stefan Rath senior)」が会社を引き継ぎ、ヨーゼフ・ホフマン(Josef Hoffmann)やアドルフ・ロース(Adolf Loos)といった著名建築家兼デザイナーとのコラボレーションで生まれた製品は現在も根強い支持を受けています。そして、現在まで家族経営で会社を守り抜いています。

スポンサーリンク

本店のディスプレイ

価格について(参考価格)

■バレリーナシリーズ

シャンパン用グラス(130ユーロ)、白ワイン用グラス(133ユーロ)、赤ワイン用グラス(144ユーロ)。

■ロースシリーズ(No.248)

リキュールグラス(123ユーロ)、ワイングラス(150ユーロ)、ウォータータンブラー(180ユーロ)、花瓶(792ユーロ)。

■ホフマンシリーズ

リキュールタンブラー(150ユーロ)、ウォータータンブラー(190ユーロ)、ビアータンブラー(210ユーロ)、ワイングラス(210ユーロ)、シャンパンカップ(240ユーロ)、ワインデキャンタ(890ユーロ)。

※価格は参考価格になります。

スポンサーリンク

基本情報

ロブマイヤー(J.&L.Lobmeyr)
創業 1823年
住所(本店) Kärntner Straße 26, 1010 Wien(地図
営業時間 10:00〜18:00(日曜日は定休日)
アクセス 地下鉄U1、U3「Stephansplatz」駅から徒歩5分
公式サイト

最後に

ウォーターグラスやワイングラスは1〜3万円台で購入できるモデルが多く、なかには1万円以下で購入できるモデルもあります。本店には数多くのグラスなどが展示、販売されており、種類も様々です。さらに、シャンデリアが吊るされた宮殿のような内部は、場違い感を感じるほど美しく、訪問して良かったと思わせてくれます。

また、本店はウィーン国立歌劇場とシュテファン大聖堂を結ぶショッピングストリートの「ケルントナー通り」に位置しており、観光のついでに立ち寄ることができます。ぜひみなさんもハプスブルク家御用達のグラスメーカー「ロブマイヤー(J.&L.Lobmeyr)」の本店を訪れてみてください!