ローマの治安を一刀両断!深夜のテルミニ駅周辺は安全なのか?

ローマの警察車両ローマ

みなさんはイタリアの首都「ローマ」の治安についてどのような印象をお持ちですか?

ネットで検索すると、中央駅になるテルミニ駅周辺の治安があまり良くないといった情報もあります。果たして本当なのでしょうか。

今回は実際に何度も滞在した筆者がローマの治安について調査。夜景撮影のため、深夜までローマの街を歩き回った際の情報、深夜のテルミニ駅周辺の情報も掲載します。ぜひ、航空券やホテルを選ぶ際の参考にしてください。

スポンサーリンク

まずは危険レベルを確認しよう

安全情報

出典:外務省の海外安全ホームページ

海外旅行に行く前(計画する前)は、必ず「外務省 海外安全ホームページ」で滞在予定地の危険レベルを確認してください。

ローマについては2019年9月8日現在、注意喚起は行われていませんが、もちろん100%安全ではありません。注意喚起がされていない場合でも、スリなどの犯罪行為には注意する必要があります。

なお、海外安全ホームページでは、日本の外務省がレベル1「十分注意」、レベル2「不要不急の渡航は止める」、レベル3「渡航中止勧告」、レベル4「退避勧告」の4段階評価で各地域の安全情報を開示しています。

ローマの治安について

■ローマの安全度(5段階評価):★★★

ローマ中心部の治安は比較的安定しています。治安の悪いエリアは郊外に集中しているため、観光客が行く場所は安全度が高いと言えます。しかし、テルミニ駅周辺でホームレスが増加していること、スリなどに警戒する必要があることから、ローマの安全度は星3つで評価しています。

近年は中東・アフリカ方面からの移民が多く押し寄せており、移民の数が増加しています。しかし、イタリアの失業率は約10%、若年層に絞ると約30%に跳ね上がるなど、経済・就業状況はあまり良くありません。屋外で寝ているホームレスは8000人ほどいると言われ、経済の不安定さが治安面に悪影響を及ぼす可能性があることは留意しておく必要があります。

その一方、筆者自身は危険な目に遭ったことがありません。夜景撮影のため、何日も深夜までローマ中を撮影していましたが、写真を撮るなと言われたり、絡まれたりすることはありませんでした。特にスペイン広場やトレビの泉など人気観光地は深夜まで多くの人がいるほか、警察や軍隊による警備も行われています。細い路地には注意が必要ですが、ローマ中心部は比較的安全度が高いと筆者は判断しています。

スポンサーリンク

テルミニ駅周辺の治安について

夜のローマ・テルミニ駅

テルミニ駅はローマの中央駅になり、フィウミチーノ空港からローマ中心部に向かう際の玄関口とも言える場所になります。アリタリア-イタリア航空の直行便(成田発)は現地時間19時が到着予定時刻になるため、特に夜の治安について気にされている方は多いと思います。

フィウミチーノ空港発の「レオナルド・エクスプレス」の最終電車は24時前に到着するため、深夜でも駅構内は比較的人通りがあります。女性1人でテルミニ駅周辺のホテルに宿泊する場合でも、問題なくチェックインできるほどの治安だと言えます。チェックインが夜になる場合は、チンクエチェント広場(Piazza dei Cinquecento)側のホテルがおすすめです。その理由は以下の注意点を考慮した結果になります。

■テルミニ駅周辺の注意点

駅沿いのジョヴァンニ・ジョリッティ通り(Via Giovanni Giolitti)、マルサーラ通り(Via Marsala)にはホームレスの寝床(駅の建物沿い)があるため、深夜に女性1人で歩き回るのは避けた方が無難です。マルサーラ通り側については日中もホームレスの溜まり場のようになっているため、通り過ぎる際は目を合わせないなどの対策を取るようにしてください。

■深夜(24時頃)のテルミニ駅構内

深夜のテルミニ駅構内

■テルミニ駅の外はホームレスの寝床に(24時頃撮影)

テルミニ駅沿いはホームレスの寝床

主要観光地の治安について

■トレビの泉

夜のトレビの泉(Fontana di Trevi)

こちらは夜22時ぐらいに撮影した写真になりますが、日中と変わらず多くの人が訪れています。写真中央オレンジ色の建物の1階にパトランプの点いた警察車両が停まっています。そのため、女性1人でも安心してトレビの泉のライトアップが楽しめるほど治安は安定しています。スリやテロには引き続き警戒が必要になりますが、恐喝・暴力事件などに巻き込まれる可能性は低いと思います。

■スペイン広場

夜のスペイン広場

こちらの写真は夜9時過ぎに撮影したものになります。スペイン広場についても警察車両が停まっており、警備が行われています。人通りも多く、トラブルに巻き込まれる可能性は低いと判断できます。

スポンサーリンク

治安の悪いエリア・その他気になったこと

治安の悪いエリアについて

現地の友人はサン・バジリオ(San Basilio)、トルッロ(Trullo)、トゥフェッロ(Tufello)などを治安の悪いエリアとして挙げていました。しかし、それらは中心部から離れているため、観光客が行くような場所ではありません。上記の通り中心部の治安は比較的安定しており、女性1人の深夜徘徊などを避ければ恐喝などの被害に遭う可能性は低いと思います。

見知らぬ人には要注意?!

ローマの街を歩いていると見知らぬ人に声を掛けられることがあります。筆者が経験したものでは、英語で私はスイスから観光でローマに来た。あなたはどこから来たの?仕事は何をしてるの?一緒に飲みに行かない?などと聞かれたことがあります。身なりから判断すると、夕食をご馳走してもらいたいといった感じでした。

また、別のものでは、私はコンベンションに参加するため、ポルトガルのリスボンから来た。バーの場所を教えてもらえないか?と聞かれ、知らないと答えると、どこから来たの?そのバーに一緒に行かないか?などと言われました。こちらも最終的にバーの料金を支払わされるといったことが容易に想像できます。

もちろん全ての人が悪いというわけではありませんが、悪いことを企んでいる人がいるのも事実です。観光される方はこのようなことが起こり得るということを知っておいてください。なお、対処法は相手にしないのが一番です。英語で話し掛けられた場合でも言葉が分からないフリをして、女性の場合はすぐに人通りのある場所に移動するようにしましょう。

テロについて

上記にも記載しましたが、中東やアフリカからの移民が増加しており、テロ発生リスクは高まっています。ローマは世界的な観光都市であること、バチカンもあることからテロのターゲットになりやすい都市だと言えます。近年は目立ったテロ事件が発生していませんが、いつ発生してもおかしくない状況です。

なお、米国国務省はイタリアの旅行勧告レベルを注意強化となるレベル2に設定しています。テロリストグループはイタリア国内における攻撃を計画し続けているとし、観光地や空港などの公共エリアでは警戒が必要になると指摘しています。

トレビの泉など多くの観光客が訪れる場所、駅・空港などでは常に周囲を警戒し、怪しい人、物があった場合は速やかにその場から離れてください。

総括

ローマの治安は基本的に問題がないと評価しています。テルミニ駅周辺についても、ホームレスの人達が増えていることは懸念材料ですが、人通りがあるためトラブルに巻き込まれる可能性は低いと判断しています。主要観光地は警察、軍隊による警備が実施されており、そういった面でも安心して観光が楽しめると思います。

その一方、空港からテルミニ駅までバスで移動される方は荷物に注意してください。バスのトランクは出発前まで空いているほか、目的地に到着した際はすぐに開きます。上記の通りテルミニ駅にはホームレスの人がいるため、トランクが空いた瞬間、荷物が盗まれる可能性があります。空港についても同様で、貴重品は絶対に車内に持ち込むようにしてください。

スリへの警戒を怠らなければ、きっと楽しいローマ観光ができるはずです。ぜひ、当記事を参考にしていただき、ローマ旅行を計画してみてください。