フィレンツェの治安を一刀両断!黒人男性の気になった行動とは?

フィレンツェ

みなさんはイタリア中部の都市「フィレンツェ」の治安について、どのようなイメージをお持ちですか?

治安が悪いという情報はあまり聞かないため、治安面で不安に感じている方は少ないかもしれません。今回は実際に何度も滞在した筆者がフィレンツェの治安について調査。日中はもちろん、夜景撮影で深夜までフィレンツェの街を歩き回った経験をもとに、治安について解説していきます。ぜひ、フィレンツェ観光を計画する際の参考にしてください。

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まずは危険レベルを確認しよう

安全情報

出典:外務省の海外安全ホームページ

海外旅行に行く前(計画する前)は、必ず「外務省 海外安全ホームページ」で滞在予定地の危険レベルを確認してください。

フィレンツェについては2019年9月10日現在、注意喚起は行われていません。しかし、100%安全ということではありません。ドゥオーモやシニョーリア広場、ヴェッキオ橋周辺で多くのスリ被害が報告されているほか、アイスクリームなどをかけられ、それを拭いている間に貴重品が盗まれたという事例も報告されています。

なお、海外安全ホームページでは、日本の外務省がレベル1「十分注意」、レベル2「不要不急の渡航は止める」、レベル3「渡航中止勧告」、レベル4「退避勧告」の4段階評価で各地域の安全情報を開示しています。

フィレンツェの治安について

フィレンツェの安全度(5段階評価):★★★

フィレンツェの犯罪報告件数はイタリア全土で4番目に多い水準になっています。住民10万人当たり約5700件の報告があり、その大半が盗難によるものです。最も報告が多い都市はミラノですが、ミラノほど凶悪犯罪は多くありません。

アルノ川沿い、フィレンツェ・ペレトラ空港側のレ・ピアッジェ(Le Piagge)が麻薬の取引場所、自動車盗難の多い場所として知られていますが、中心部から離れているため、観光客が行くようなところではありません。

フィレンツェで2番目に犯罪件数が多い地域はドゥオーモ(サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂)がある中心部になりますが、上記の通り大半は盗難です。若者間のトラブルが報告されていますが、筆者はそのような場面に遭遇したことはありません。深夜まで夜景撮影を行っていても治安面の不安を感じることがなかったため、フィレンツェの安全度は「問題なし」となる星3つで評価しています。

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治安面で気になったこと

フィレンツェのケーキ屋さん

イタリアには中東・アフリカなどから多くの移民が押し寄せていますが、その余波はフィレンツェにもしっかり届いています。近年、確実に移民の数が増加しており、筆者も街の変貌ぶりには驚いています。

そのなかで、今まで見られていなかったことに遭遇したのでそちらの事例を紹介します。写真はケーキなどを販売するお店になりますが、店の前に黒人男性がいます。彼は店から出てくるお客さん全員に対して、お釣りを恵んでくれないかと声を掛けていました。こちらの店舗だけではなく、フィレンツェのあちらこちらのパン屋、スーパーなどで同様のことが行われていました。

普通に「No」と言えば問題はありませんでしたが、お客さんが多くなる朝方は各パン屋さんにいるといった状況でしたので、トラブルが発生する可能性はゼロではないと思います。警察や店側も変に暴れられるよりはマシといった感じで、このような状況はずっと続く可能性があります。

なお、ローマやミラノ、トリノ、ジェノバなどでこのような光景はあまり見かけなかったため、フィレンツェが少し特殊なのかもしれません。

■サンタンブロージョ市場のケース

サンタンブロージョ市場で見かけた物乞い

「サンタンブロージョ市場」は中心部からやや外れた場所にある市場です。写真中央の黒人男性は、通り過ぎる人に向かって「お金をくれ」と言っていた人物になります。こちらの写真では分かりづらいですが、通り過ぎようとしているイタリア人女性はとても嫌そうな顔をしています。

このようにフィレンツェの街を歩いていると、お金をくれと言われることが多くなった気がします。声を掛けてくる人物は決まって移民です。移民の増加により、スリ以外の犯罪が増加する可能性には観光客も留意する必要があります。

夜の治安は大丈夫?

夜はどの都市もそうですが、犯罪に最も遭遇しやすい時間になります。上記の通り、夜景撮影を行っていた際、トラブルに遭遇することはありませんでした。

一点気になったことは、ミケランジェロ広場からサン・ニッコロ門に向かう階段で、ガラの悪い若者の集団に遭遇したことぐらいです。そのため、女性1人で中心部以外に行く場合は少し慎重になった方がいいと思います。

これから4ヵ所に絞って夜の写真を掲載します。雰囲気を知っておくだけでも夜間出歩く際の参考になると思います。

■21時頃のシニョーリア広場

21時頃のシニョーリア広場(Piazza della Signoria)

昼間は多くの人で賑わっているシニョーリア広場ですが、21時頃になると人はまばらになります。グッチガーデン側に停車していた警察車両も引き上げていましたが、写真の通り飲食店は普通に開いています。広場の飲食店は深夜まで開いているところもあり、夜でも安心して広場を訪れることができます。

■23時頃のトルナブオーニ通り

23時頃のトルナブオーニ通り(Via de’ Tornabuoni)

トルナブオーニ通り(Via de’ Tornabuoni)はフィレンツェのブランド店街になります。写真の通り、23時頃でも多くの人が通りにいます。通りには4つ星ホテルがいくつかあるため、食事やお酒を楽しんだ観光客がホテルに戻っているところなのかもしれません。こちらの通りについても、治安面の問題はないように感じました。

■23時頃のヴェッキオ橋

23時頃のヴェッキオ橋(Ponte Vecchio)

スリ被害が報告されているヴェッキオ橋(Ponte Vecchio)ですが、写真の通り警察車両が停まっています。23時頃になると人通りは少なくなりますが、安全度は高いと言えます。その一方、中心部から橋を渡った先にあるサン・ニッコロ(San Niccolò)地区は人通りが全くなくなります。通りは少し薄暗く、細い道もあるため、女性1人では訪れない方がいいと思います。

■22時30分頃のフィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅

22時30分頃のフィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅

観光客が必ず訪れる中央駅ですが、運行している電車があるため、22時30分頃でも人通りはあります。そのため、治安面の問題はないと筆者は判断しています。なお、写真のすぐ後ろには24時間営業のマクドナルドがあるほか、周辺には深夜まで営業している飲食店もあります。

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テロ・その他注意事項について

テロについて

上記の通り、中東・アフリカからの移民が増加しているため、フィレンツェにおいてもテロ発生リスクが高まっています。イギリス政府もホームページでイタリアでテロ攻撃が発生することは排除できないと指摘しています。

その一方、イタリアでは近年、目立ったテロ事件は発生していません。フィレンツェのダリオ・ナルデラ市長はテロ対策を実施しており、テロを未然に防ぐ姿勢を感じることもできます。観光客の個人レベルでは、多くの観光客が集まるドゥオーモ(サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂)周辺を訪れる際、周囲に怪しい人や物がないか注意する必要があります。

一部エリアは立ち食い禁止!

治安には関係ありませんが、フィレンツェでは路上での食事を禁止する条例が2018年9月から施行されています。禁止されているエリアは以下の4ヵ所になります。

  • ウフィツィ広場(Piazzale degli Uffizi)
  • グラーノ広場(Piazza del Grano)
  • ネーリ通り(Via dei Neri)
  • ニンナ通り(Via della Ninna)

禁止時間は12〜15時、18〜22時の間。違反した場合は500ユーロ以下の罰金になります。現地住民の方は観光客の食べ歩きについて、あまり良い印象を持っていません。食事をする場合は、禁止されていないエリアのベンチなどを利用するようにしてください。

総括

  • フィレンツェの治安は現状問題なし
  • 移民は確実に増加、黒人男性の物乞いには要注意
  • 中心部は夜出歩いても大丈夫、夜到着予定の方も心配なし

フィレンツェの治安については現状、問題なしと判断しています。しかし、移民は確実に増加しています。早朝のパン屋さんなどで、お釣りをせがんでいた黒人男性が目立っていたことも懸念材料になります。

また、スリ被害が多く報告されています。貴重品や手荷物の管理はしっかりしてください。フィレンツェは細い道が多いため、夜は特に1人きりにならないように注意する必要があります。なお、怪しい人がいた場合はすぐに人通りのある通りに出る、手を出された場合は「ヘルプ!」などと言った声を出してください。

治安面の注意事項はありますが、フィレンツェは安全な都市です。注意することは注意しつつ、フィレンツェ観光を楽しんでください。