モナコでは、ハイブランドのブティックが軒を連ねるカジノ・ド・モンテカルロ(Casino de Monte-Carlo)周辺の華やかさだけではなく、趣きのある旧市街ではお土産選びも楽しむことができます。
モナコ観光ではショッピングも重要な要素の一つ。そこで今回は「ブランド関連」、「ショッピングセンター」、「ショッピングストリート」、「マーケット・スーパー」のカテゴリに分けておすすめの買い物スポットを15ヵ所紹介します。ぜひ、モナコ観光の参考にしてください。
ブランド関連
1.ワン・モンテカルロ(One Monte-Carlo)
2019年2月にオープンしたハイブランドのブティック、レジデンス、オフィスなどが入る複合施設。日本テレビタワー等を手掛けたリチャード・ロジャース(Richard Rogers)が設計を担当。カジノ・ド・モンテカルロ近くに位置しているため、観光客必見のショッピングスポットになります。
ブランドについては、セリーヌ(CÉLINE)やシャネル(CHANEL)、ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)などパビリオン・モンテカルロに入っていたものが中心。周囲にはアレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER McQUEEN)、カルティエ(Cartier)、ディオール(Dior)などのブティックもあります。
ブランド一覧 | |
・AKRIS ・BALENSIAGA ・BOUCHERON ・CÉLINE ・CHANEL ・CZARINA ・FENDI |
・FRED ・Gianvito Rossi ・HRH Joaillerie ・LANVIN ・LOUIS VUITTON ・PRADA(紳士) ・SAINT LAURENT |
2.モンテカルロ通り(Avenue de Monte-Carlo)
オスタンド通り(Avenue d’Ostende)とカジノ広場(Place du Casino)を結ぶ全長約200メートルの通りで、F1モナコグランプリのコースとしても利用されています。エルメスやグッチ、プラダなど人気ブランドのブティックがあり、エリキュール港(Port Hercule)やオテル・ド・パリ・モンテカルロ(Hôtel de Paris Monte-Carlo)を見渡しながら歩くことができる点がポイント。さらに、オスタンド通り側にはいつも警察官がいるため、安心して買い物が楽しめます。
■ブランド一覧
・GOYARD
・GRAFF
・GUCCI
・HERMÈS
・PRADA(婦人)
・VALENTINO
・Van Cleef & Arpels
3.フランソワ・ブラン通り(Allée François Blanc)
カジノ広場から伸びる全長約100メートルの通り。カジノ・ド・モンテカルロ(Casino de Monte-Carlo)の創業者「フランソワ・ブラン(François Blanc)」が名前の由来になっています。ウブロ(HUBLOT)やリシャール・ミル(RICHARD MILLE)に加え、ロロ・ピアーナ(Loro Piana)などのブティックがあります。クリスマスシーズンになるとクリスマスツリー等が飾られ、いつもより通りは華やかになります。
4.オテル・エルミタージュ・モンテカルロ(Hôtel Hermitage Monte-Carlo)
1896年に開業した5つ星ホテル。ニコラ・マルケ(Nicolas Marquet)が設計を担当、パリ・エッフェル塔を手掛けたギュスターヴ・エッフェル(Gustave Eiffel)も建設に携わっています。モナコ王室御用達のオートクチュールジュエラー「レポシ(REPOSSI)」の本店に加え、プラダ(PRADA)、サルヴァトーレ・フェラガモ(Salvatore Ferragamo)のブティックがあります。
アクセス:カジノ広場から徒歩5分
ショッピングセンター系
5.メトロポール・ショッピングセンター(Le Métropole Shopping Center)
カジノ広場近くに位置するショッピングセンター。古さは否めませんが、内部は豪華なシャンデリアが目を引くおしゃれな造りになっています。ブランドではグッチ(キッズ)やヒューゴ・ボス、レッド・ヴァレンティノ等のブティックがあります。さらに、「LA COMTESSE DU BARRY」ではお土産として人気のショコラトリー・ドゥ・モナコ(CHOCOLATERIE DE MONACO)の商品が取り扱われており、モナコのお土産を購入する場所としてもおすすめです。
■メトロポール・ショッピングセンター内部
住所:17 Avenue des Spélugues, 98000 Monaco(地図)
アクセス:カジノ広場から徒歩2分
公式サイト:https://www.metropoleshoppingmontecarlo.com/
ブランド一覧 | |
・ALBERTA FERRETTI ・BRUNELLO CUCINELLI ・Davidoff ・ERMANNO SCERVINO ・GIUSEPPE ZANOTTI DESIGN ・GUCCI(Kids) ・HUGO BOSS ・KENZO ・MARINA RINALDI |
・PHILIPP PLEIN ・REDValentino ・ROGER DUBUIS ・SWAROVSKI ・TAGHeuer ・Theory ・TOMMY HILFIGER ・Wolford |
6.フォンヴィエイユ・ショッピングセンター(Centre Commercial de Fontvieille)
フォンヴィエイユ地区に位置するショッピングセンター。最大の特徴は大型スーパー「カルフール(Carrefour)」が入っていることになります。こちらのカルフールはとにかく巨大。大型サイズのカートが利用できるくらい広く、食材はほぼ何でも揃います。また、価格もフランスのカルフールとほぼ変わらずで、滞在費を押さえたい方はぜひ訪れてみてください。
そのほか、ナフナフ(NAFNAF)等の衣料品店、モナコ王室の公式宝石商のブティックショップ、マクドナルドなどの飲食店、花屋などがあります。なお、駐車場は1時間無料で利用者には割引サービスがあるため、フランスやイタリアから車でモナコに行く際に駐車場としても利用する人もいます。
■フォンヴィエイユ・ショッピングセンターのカルフール
住所:25 Avenue Albert II, 98000 Monaco(地図)
アクセス:モンテカルロ駅から徒歩15分
公式サイト:http://www.centre-commercial-fontvieille.com/
7.パーク・パレス(Park Palace)
パビリオン・モンテカルロ近く、コスタ通り(Avenue de la Costa)沿いに位置する1983年に建設された高級コンドミニアム。エスカーダ(ESCADA)、ロンシャン(LONGCHAMP)、キートン(Kiton)等のブティックが入っています。そのほか、セレクトショップ「ATMOSPHERE」、ファーコート等を取り扱う「CARLO RAMELLO」、衣料品や雑貨等を取り扱う「K11 Concept Store」などもあります。
■エスカーダのブティック
8.YCMギャラリー(YCM Gallery)
ルイ2世通り(Quai Louis II)沿いに位置するギャラリー。モナコ・ヨットクラブ(Yacht Club de Monaco)のブティックに加え、ブルックス・ブラザーズ(Brooks Brothers)、時計専門店「Zegg&Cerlati」、ワイン専門店等があります。店舗数は少ないですが、内部はとにかくリッチ。特別な雰囲気を味わいたい方は、一度訪れてみることをおすすめします。
住所:Quai Louis II, 98000 Monaco(地図)
アクセス:モンテカルロ駅から徒歩10分
公式サイト:https://www.yacht-club-monaco.mc/
ショッピングストリート
9.グリマルディ通り(Rue Grimaldi)
サン・デボーテ広場(Place Sainte-Dévote)とアルム広場(Place d’ Armes)を結ぶ全長約600メートルの通り。ブランドはディーゼル(DIESEL)、マージュ(maje)、スーパードライ(Superdry)等があります。また、F1グッズを取り扱う「Boutique Formule 1」、記念コインを取り扱う「Gadoury」等のショップもあり、街歩きで散策しても面白い場所になります。
■マージュのブティック
10.プランセス・カロリーヌ通り(Rue Princesse Caroline)
グリマルディ通り(Rue Grimaldi)とアルベール1世通り(Boulevard Albert 1er)を結ぶ全長約250メートルの通り。ショッピングではヴィンテージ時計店、記念硬貨等を取り扱うショップ、ワインや香水等の専門店等があります。また、レストランが多く、一部レストランの値段感は、パスタが20ユーロ前後、ドリンクが4ユーロ前後、ティラミス等のデザートが6ユーロほどになります。
11.ムーラン通り(Boulevard des Moulins)
パビリオン・モンテカルロ付近からムーラン広場(Place des Moulins)までを指す全長約650メートルの通り。通りは名前が変わるだけで、ムーラン広場より先も続いています。
ショップは、バング&オルフセン(Bang & Olufsen)、ボーコンセプト(Boconcept)、ドルチェ&ガッバーナ(Dolce&Gabbana)、エレス(ERES)、ゲス(GUESS)、イックス(IKKS)、UNITED COLORS OF BENETTON等があります。パビリオン・モンテカルロ付近は金融機関が多く、観光案内所もあります。坂に位置するため、趣のある階段があり、街歩きを楽しむこともできます。
12.コント・フェリックス・ガスタルディ通り(Rue Comte Félix Gastaldi)
パレ広場(Place du Palais)とメリー広場(Place de la Mairie)を結ぶ全長約180メートルの通り。旧市街のメインストリート的な通りで、ギフトショップやレストランなど観光客向けに商売をしている店が軒を連ねています。
食事は10ユーロ台で食べることができるため、その他ヨーロッパ都市と比較しても物価は高くありません。また、通りの路地を入るとサンドイッチが4〜5ユーロほどで売られています。お土産のみならず、食事をする場所としてもおすすめです。
■お土産屋さん
マーケット・スーパー
13.コンダミンヌ・マーケット(Marché de la Condamine)
アルム広場(Place d’Armes)に位置し、1880年からの歴史を持つ市場。ホール内は飲食店が軒を連ねており、フォカッチャが1ユーロ、サンドイッチが4ユーロ前後、エクレアが3.5ユーロ、オレンジタルトが4ユーロ、サラダが6.8ユーロほどで提供されています。外のマーケットでは野菜等の生鮮食品、花等が売られています。
■マーケット内部
■外で開催されているマーケット
14.カジノ・スーパーマーケット(Casino Supermarché)
エリキュール港近くに位置するスーパーマーケット。店頭ではサンドイッチやベーグルなどが3~5ユーロほどで売られています。軽食や飲料水等を購入する場所として、街歩きの際に何かと重宝するスーパーです。また、安価なお菓子類のお土産なども購入できるので、モナコ観光の際はチェックしてみてください。なお、F1モナコグランプリのスタートラインが近くにあります。
15.カルフール(Carrefour)
フォンヴィエイユ・ショッピングセンターにある店舗のほか、ジュネ通り(Rue des Genêts)沿いの高級マンションの1階にカルフール・シティ(Carrefour City)があります。ジュネ通り沿いの店舗については、フランス国境側に宿泊した際に重宝するスーパーマーケットになります。
安い水は1.5Lで0.25ユーロ(日本円で約33円)、オレンジジュース(1L)が0.99ユーロ、ポテトチップスが1ユーロ台で売られています。そのほか、サンドイッチが3ユーロ台、パン類は1ユーロ前後で売られており、滞在費を押さえたい観光客の強い見方になる場所です。
最後に
モンテカルロ地区は高級ブランドが溢れる華やかな場所になっていますが、旧市街のモナコ・ヴィル地区も雰囲気のいい場所であり、お土産などの買い物を楽しむことができます。
高級ブランド店などのウインドーショッピングが楽しめ、お土産など手が届きやすい価格の商品も多く売られており、それぞれの趣味嗜好に合わせた買い物を楽しめる街、それがモナコだと言えます。
※上記の買い物スポットの場所については以下のグーグルマップにまとめています。