ナッシュマルクトはウィーンで最も人気のマーケット!
ナッシュマルクトはどんな店舗が多い?行列ができていた人気のファストフードとは?毎週土曜日に見逃せないフリーマーケットが開催されている?
オーストリアの首都「ウィーン」にあるナッシュマルクト(Naschmarkt)は、現地の人はもちろん、多くの観光客が集まる人気のマーケットです。一体、どのような店舗が運営されているのでしょうか。今回は実際に滞在した筆者が撮影した写真を掲載しますので、マーケットの様子なども含めてウィーン観光を計画する際の参考にしてください。
ナッシュマルクトについて
ナッシュマルクト(Naschmarkt)は、オーストリアの首都「ウィーン」の地下鉄U1・U4「Karlsplatz」駅、地下鉄U4「Kettenbrückengasse」駅近くに位置する全長約450メートルのマーケットです。
諸説ありますが、古くは16世紀から市場が存在していたと言われ、乳製品が主に取り扱われていたようです。牛乳を入れるバケツがアシュ(Asch)と呼ばれていたことから、その当時はアシェンマルクト(Aschenmarkt)と呼ばれていたようです。1800年代前半に市場は現在のナッシュマルクトとして知られるようになりました。
店舗については、ドライフルーツを販売する店舗やアラブのスウィーツの店舗など、トルコやアラブ系の店舗が目立っていました。また、チーズなどを取り扱う店舗、八百屋、肉屋、魚屋のほか、アジア系食材を取り扱う店舗、ギフトショップなどもあります。なお、縦半分がレストランなどの飲食店、もう半分が食材などを販売する小売店といった印象を受けました。レストランについては、現地料理はもちろん、イタリアン、ギリシャ料理、アジア料理などがあります。
ナッシュマルクトのおすすめポイント
アラブ色の強さをマイナス点として捉える方もいると思いますが、ウィーン国立歌劇場から徒歩10分ほどの場所にあるなど、アクセスの良さがポイントです。また、現地の物価を考慮すると値頃感のあるパンやホットドッグ、ケバブ、アラブのスウィーツなど、観光客でも気軽に購入できるものが多い点も評価できます。
実際にマーケットを歩いていると、Helloと声を掛けられるなど客引き的なことも行われており、売り手にとっては観光客も歓迎なのかもしれません。また、ギフトショップがあるため、こちらのマーケットで定番のお土産を確認し、その他エリアのギフトショップで商品、価格を比較することもできます。なお、パンや現地料理などから現地の食文化を感じることは可能であるため、とりあえずマーケットを訪れてみる、そのようなスタンスで訪れてみると良いと思います。
■行列ができていたホットドック店とギフトショップ
フリーマーケットについて
さらに見逃せないのが、土曜日に開催されているフリーマーケットになります。地下鉄U4「Kettenbrückengasse」駅側の駐車場がフリーマーケットの開催地になっており、食器などのアンティーク類、アクセサリー、中古のCDやレコードといったフリーマーケットのオールスターとも言える定番品が多く販売されていました。
また、面白そうなジャンク品も多く売られており、そのなかで特に目を引いた物はミノルタなどの古いカメラになります。そのため、ヴィンテージカメラ好きな方は訪れてみると面白い発見があるかもしれません。そのほか、ガラクタのようなものから、絵画やブランド品なども売られています。ただし、ブランドものは偽物の可能性があるため、目利きに自信のない人は買わない方が良いと思います。
基本情報
ナッシュマルクト | |
営業時間 | 6:00〜21:00(土〜18:00)※店舗により異なる、日曜日は定休日 |
住所 | Naschmarkt, 1060 Wien(地図) |
最寄り駅 | 地下鉄U1・U4「Karlsplatz」駅、地下鉄U4「Kettenbrückengasse」駅 |
最後に
マーケットの近くには、オーストリアの著名建築家「オットー・ワーグナー」が設計したマジョリカハウス(Majolikahaus※写真左)、カサ・デ・ロス・メダロネス(Casa de los Medallones※写真右)があります。そのほか、周辺には日本食屋さん、日本食材店、アジア料理店などもあります。マーケット近くにはコスパの高いホテルがいくつかあり、周辺に宿泊するのもおすすめです。
なお、筆者は「コルピング・ウィーン・ツェントラル(Kolping Wien Zentral)」に宿泊しました。料金は安く、満足度の高い朝食が付いていたほか、シャワー圧も強く、部屋も広く快適に過ごすことができました。シャワールームの狭さ以外は100点でしたので、ウィーンのホテルを検討される際は以下から「コルピング・ウィーン・ツェントラル」の詳細を見てみてください。