ベルギー第2の都市「アントワープ」のおすすめ買い物スポットを10ヵ所紹介!
アントワープがダイヤモンド取引の中心地だった?!本場のチョコレートが味わえるメインストリートとは?家電量販店が入る知っておくと便利なショッピンセンターなど、観光客向けに特化した情報をお届け!
今回は実際に滞在した筆者が「ショッピングストリート」、「ショッピングセンター・ギャラリー」のカテゴリーに分けて、アントワープで訪れておきたい買い物スポットを掲載していきます。ぜひ、アントワープ観光の参考にしてください。
ショッピングストリート
1.スフッテルスホフ通り(Schuttershofstraat)
コメディー・プラーツ(Komedieplaats)とワッパー(Wapper)広場を結ぶ全長約220メートルの通り。シャネルやエルメスなどがブティックを構えており、スフッテルスホフ通り周辺がアントワープのブランド店街になります。
ブランド店街にしてはブランド数が少ないですが、手に届きやすい価格帯のブランドも揃っているため、アントワープのショッピングではぜひ押さえておいてください。また、宝飾品店が多いのも特徴になります。なお、以下のブランド一覧は、ワッパー広場から伸びるホップラント(Hopland)通りにあるブティックも含めています。
■シャネル、エルメスのブティック
ブランド一覧 | |
・7 For All Mankind ・Anne Fontaine ・ba&sh ・CHANEL ・CLAUDIE PIERLOT ・DELVAUX ・DSQUARED2 ・ELISABETTA FRANCHI ・EMPORIO ARMANI ・ESSENTIEL ANTWARP ・HERMÈS ・IKKS ・JIMMY CHOO |
・KARL LAGERFELD ・Maje ・MONCLER ・MONTBLANC ・PINKO ・Sandro ・STEFANEL ・STONE ISLAND ・THE KOOPLES ・TUMI ・TWIN-SET ・WOOLRICH ・ZADIG&VOLTAIRE |
2.コメディー・プラーツ(Komedieplaats)
ブーラ劇場前の広場。ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)やラルフローレン(RALPH LAUREN)、ロンシャン(LONGCHAMP)がブティックを構えています。また、ブーラ劇場横のケルダー通り(Kelderstraat)にはポール・スミス(Paul Smith)のブティックがあります。
さらに、コメディー・プラーツから伸びるレオポルト通り(Leopoldstraat)には、ベルギー王室御用達のシューズブランド「アンビオリクス(AMBIORIX)」、リュ・ブランシュ(rue blanche)のほか、アントワープで創業したLNニッツ(LNKNITS)、スキャパ(SCAPA)などのブティックがあります。LNKNITSはフェアトレードが特徴の高品質ニットブランドになります。女性店員さんは愛想がよく、ニット製品の購入ならLNKNITSがおすすめです。
■コメディー・プラーツのルイ・ヴィトン
3.メール通り(Meir)
シント・カーテラインエーフェスト(Sint-Katelijnevest)とイエズス通り(Jezusstraat)を結ぶ全長約550メートルの通り。アントワープのメインストリートになり、ファストファッションブランドを中心に多くのカジュアルウェアショップが軒を連ねています。
注目は、ベルギー王室御用達のチョコレート専門店「レオニダス(Leonidas)」、著名チョコレート職人が手掛けるザ・チョコレート・ライン(The Chocolate Line)になります。これらはチョコレートの本場ベルギーでも高く評価されており、少量からでも購入ができるため、アントワープ観光では一度味わっておきたいところです。筆者はレオニダスの方が好みでした。
そのほか、通りにはメール宮殿(Paleis op de Meir)やオステライト邸(Osterriethhuis)など、18世紀に建設された貴族の邸宅が残されています。このような建物群を見ながら街を散策すると、よりアントワープ観光が楽しめると思います。なお、アントワープの建築物については以下の記事を執筆していますので、興味のある方はご覧ください。
ショップ一覧 | |
・Bershka ・C&A ・DIESEL ・ESPRIT ・H&M ・HEMA ・HUGO BOSS ・Levi’s ・Massimo Dutti ・NIKE |
・PANDORA ・PRIMARK ・PULL&BEAR ・PUMA ・SWAROVSKI ・THE STING ・TOMMY JEANS ・UNIQLO ・WE ・ZARA |
4.ハイデフェッタース通り(Huidevettersstraat)
メール通りとランゲ・ハストハイス通り(Lange Gasthuisstraat)を結ぶ全長約270メートルの通り。ヒューゴ・ボスやマックスマーラ、マイケル・コースなどのブランドがあります。こちらの通りで注目したいのはベルギー王室御用達ブランドのナタン(NATAN)になります。働く女性に持ってほしいクールなバッグが売られているので、ぜひチェックしてみてください。なお、以下で紹介するショッピング・ギャラリー「ニーウェ・ガーンデレイ(Nieuwe Gaanderij)」はこちらの通りにあります。
■マックスマーラ
ブランド一覧 | |
・ARKET ・Caroline Biss ・ESSENTIEL ANTWARP ・Floris van Bommel ・FRATELLI ROSSETTI ・FRED PERRY ・G-Star RAW ・GERRY WEBER ・HUGO BOSS ・IRO ・LACOSTE |
・LIU・JO ・MARINA RINALDI ・Massimo Dutti ・Mayerline ・Max Mara ・MICHAEL KORS ・NATAN ・Sarah Pacini ・Un Jour Ailleurs ・XANDRES ・ZARA |
5.カンメン通り(Kammenstraat)
グルーンケルクホフ通り(Groenkerkhofstraat)とクライネ・マルクト(Kleine Markt)を結ぶ全長約400メートルの通り。古着屋さんやアントワープで創業したナタリー・ブリースハウア(Nathalie Vleeschouwer)本店、エッセンシャル・アントワープ(ESSENTIEL ANTWARP)のアウトレットなどが見所です。エッセンシャル・アントワープのアウトレットについては、店舗は広くないですが、レディースのバッグや靴が豊富。なかには50%オフの商品もあります。そのほか、通りにはアディダス、ドクター・マーチン、ティンバーランド、ヴァンズなどのショップもあります。
6.アントワープ・ダイヤモンド・ディストリクト
アントワープ中央駅近くに位置するダイヤモンド取引の中心地。ホーフェニールス通り(Hoveniersstraat)がメイン。ダイヤモンドの原石の約80%、カット済みダイヤの約50%がこちらで取引されています。通りの入口にはゲートが設置されているほか、多くの監視カメラが設置されているため、防犯対策は万全です。業者間取引が基本ですが、周辺のダイヤモンド取扱店を巡るだけでもいい思い出になると思います。
■アントワープ=ダイヤモンドの理由
1456年にユダヤ系ベルギー人「ローデウィク・ファン・ベルケン(Lodewyk van Berken)」がダイヤモンド研磨用の円盤を開発したことが始まり。研磨用円盤の開発により、ユダヤ系ダイヤモンド加工職人が増加し、それ以降アントワープはダイヤモンド取引の中心地になっていきました。
ショッピングセンター・ギャラリー
7.スタッツフェーストザール(Stadsfeestzaal)
2007年10月に開業したショッピングセンター。建物はアレクシス・ファン・メヘレン(Alexis Van Mechelen)が設計し、1908年に完成。展示ホールなどとして利用されていましたが、2000年12月の火災で大部分が崩壊、その後再建されています。40弱の店舗が出店しており、フライング・タイガー・コペンハーゲン、スーパーマーケットのデレーズ(DELHAIZE)、ロクシタンなどが入っています。ショップ面の魅力は薄いですが、豪華な建物が見所。ベルギーのデパートチェーン「GALERIA INNO」に接続されている点もポイントです。
■スタッツフェーストザールの内部
住所:Meir 78, 2000 Antwerpen, Belgique
最寄り駅:プレメトロ3・5・9・15番線「Meir」駅から徒歩4分
公式サイト:http://stadsfeestzaal.com/
8.グランド・バザール・アントワープ(Grand Bazar Antwerp)
アントワープ聖母大聖堂近くに位置するショッピングモール。建物は1885年に完成した歴史的建造物で、2011年に「BURO II & ARCHI+I」が手掛けた改装が完了しています。店舗数は少ないですが、スーパーマーケットの「カルフール」、ドラッグストアの「Kruidvat」、オランダ発祥の雑貨店「HEMA」などが入っています。おもちゃ屋さんなどもあり、必要に応じて訪れたいショッピングモールになります。
■グランド・バザール・アントワープの内部
住所:Beddenstraat 2, 2000 Antwerpen, Belgique
最寄り駅:プレメトロ3・5・9・15番線「Groenplaats」駅からすぐ
公式サイト:https://www.grandbazarantwerp.be/
9.センチュリー・ショッピングセンター(Century Shopping Center)
アントワープ中央駅近くに位置するショッピングセンター。家電量販店「Media Markt」がアンカーストアになっているため、イヤホンや電池、モバイルバッテリーなど旅行中のちょっとした買い物に便利です。また、日本とベルギーの家電価格を比較しても面白いと思います。さらに、アントワープで設立されたブランド「キプリング(kipling)」の本店はこちらにあります。店舗数は少ないですが、家電量販店だけでも訪れる価値はあると思います。
住所:De Keyserlei 58, 2018 Antwerpen, Belgique
最寄り駅:アントワープ中央駅から徒歩1分
10.ニーウェ・ガーンデレイ(Nieuwe Gaanderij)
ハイデフェッタース通り沿いに位置するショッピング・ギャラリー。建物は建築家「ジャン・フロリアン・コリン(Jean-Florian Collin)」の設計により、1952〜1954年に建設されたもの。宝飾品店などがありますが、店舗数は多くありません。訪問者数が減少するなかで、ポップアップストアの貸し出しなどによる訪問者数増加に向けた取り組みが実施されています。なお、ギャラリー部分の床は大理石が使用されているほか、ガラスレンガを使用した天井も豪華さを引き立てています。
住所:Huidevettersstraat 38 – 40, 2000 Antwerpen, Belgique
最寄り駅:プレメトロ3・5・9・15番線「Meir」駅から徒歩2分
滞在後記
アントワープの買い物スポットはお世辞にも充実しているとは言えません。しかし、メール通りにおけるチョコレート専門店、各ショッピングストリートにおけるベルギーブランドのブティックなど、アントワープでしか楽しめない買い物もあります。
上記では紹介していませんが、ドリス・ヴァン・ノッテンやアン・ドゥムルメステールなど著名デザイナーの本店もアントワープにあります。アントワープはファッションの街であるため、若手デザイナーのショップやコレクションに触れることができます。筆者にはそれが本当に楽しく感じ、刺激を受け、アントワープに行ってよかったと思わせてくれました。
上記で紹介しきれていない魅力的なショップはまだまだあります。ぜひ、アントワープの街を散策しながらショップ巡りを楽しんでみてください。
※上記の買い物スポットの場所は以下のグーグルマップ(オレンジ色)を確認してください。