イタリアの首都「ローマ」の夜景を無料で楽しもう!
コロッセオ、トレビの泉など観光名所の夜の姿って?サン・ピエトロ大聖堂の夜景を見るならどこがおすすめ?ジャニコロの丘やピンチョの丘から見たローマの夜景とは?
今回は実際に滞在した筆者が「観光名所の夜景」「橋から見た夜景」「丘から見た夜景」「その他の夜景」のカテゴリーに分けてローマの夜景を紹介。筆者が撮影した写真を掲載していますので、ローマ観光の参考にしてください!
観光名所の夜景
コロッセオ(Colosseo)
コロッセオは西暦80年に完成したローマの象徴とも言える闘技場。内部からアーチ部分を照らすようなライトアップが行われており、幻想的なライトアップは一度は見ておくべきだと思います。写真はアンニバルディ通り(Via degli Annibaldi)の歩道橋から撮影。きれいなコロッセオの写真が撮影できるポイントとしておすすめです。
トレビの泉(Fontana di Trevi)
クレメンス12世の命により、1732~1762年に建設された噴水。フェンディの支援によって2014年6月〜2015年11月に修復工事が実施されています。ローマで最も有名な観光地の一つになり、夜でも多くの観光客が訪れています。警察による警備が行われているため、夜でも安心して訪れることができます。
サン・ピエトロ大聖堂(Basilica di San Pietro)
ローマ側「コンチリアツィオーネ通り(Via della Conciliazione)」から撮影したサン・ピエトロ大聖堂。大聖堂の夜景を見るならこちらの通りが一番おすすめです。大聖堂はライトアップが行われており、夜でもバチカン市国に入ることができます。大聖堂内部に入ることはできませんが、観光客は少なく、じっくり大聖堂の外観を見たい人は夜がおすすめです。
サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂(Basilica Papale di Santa Maria Maggiore)
4世紀に建設された聖堂に起源を持つローマの四大バシリカの一つ。テルミニ駅から徒歩6分ほどの場所にあり、観光客にとってアクセスの良い場所にあります。筆者が訪れた際は青色の光が特徴的なライトアップが行われていました。
橋から見た夜景
ウンベルト1世橋(Ponte Umberto I)
ウンベルト1世橋から見たサン・ピエトロ大聖堂。写真中央に見える橋は「サンタンジェロ橋(Ponte Sant’Angelo)」になります。サンタンジェロ橋は夜になっても人通りがありますが、こちらの橋は行き交う人はまばらで、ゆっくりと大聖堂の夜景を楽しむことができました。
ヴィットリオ・エマヌエーレ2世橋(Ponte Vittorio Emanuele II)
アメデオ・サヴォイア・アオスタ橋(Ponte Principe Amedeo Savoia Aosta)から撮影したヴィットリオ・エマヌエーレ2世橋とサンタンジェロ城(Castel Sant’Angelo)。川沿いの遊歩道には、テント(旅行者の物?)が複数設置してありました。念の為、女性一人で遊歩道を歩くことは避けるようにしてください。
サンタンジェロ橋(Ponte Sant’Angelo)
サンタンジェロ橋の上から撮影したサンタンジェロ城。写真はサンタンジェロ城の閉館時間後に撮影したものですが、橋には多くの観光客が訪れていました。サンタンジェロ城の夜景を見る場合は、ヴィットリオ・エマヌエーレ2世橋の方がゆっくりと見ることができます。
丘から見た夜景
ジャニコロの丘
ローマの下町「トラステヴェレ」近くに位置する丘。見づらいですが、写真右側にヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂などがあります。ローマの景色が一望できる場所として知られていますが、期待値を上げて夜景を見に行った場合、少しがっかりすることになるかもしれません。そのため、夜景より、日中もしくは夕日の方がおすすめです。
ピンチョの丘
ポポロ広場(Piazza del Popolo)近くに位置する丘。ジャニコロの丘より気軽に行くことができる点がポイントになります。写真の広場がポポロ広場になり、左上に見えるのがサン・ピエトロ大聖堂になります。こちらも夜景より、朝方もしくは夕日がおすすめです。
その他の夜景
コンドッティ通り(Via dei Condotti)
スペイン階段から撮影したローマのブランド店街「コンドッティ通り」。写真下がスペイン広場になり、夜になっても多くの人で賑わっています。写真では見切れていますが、右側には警察車両が停められています。警察による警備が行われていることもあり、女性一人でも訪れることができるほど安全です。
■スペイン広場のフルラ
テルミニ駅(Stazione Roma Termini)
ローマの玄関口とも言える中央駅。フィウミチーノ空港から中心部に来た観光客、鉄道でローマを訪れた観光客などで賑わっています。写真の通りイタリア国旗のカラーでライトアップが行われており、記念撮影場所としておすすめです。しかし、ガラの悪い黒人が多いため、撮影を行う際は注意してください。
トラステヴェレ(Trastevere)
ローマの下町として注目を集めているエリアが「トラステヴェレ(Trastevere)」になります。ローマ人達で最も賑わっているエリアと言っても過言ではなく、地元の雰囲気を感じたい方におすすめです。夜が最も賑わう時間帯になり、トラステヴェレを訪れるなら夜一択です。
バルベリーニ広場(Piazza Barberini)
バロック期を代表するイタリア人彫刻家「ジャン・ロレンツォ・ベルニーニ」が手掛けたトリトーネの噴水がある広場。トレビの泉やスペイン広場から徒歩10分圏内にあり、日中は多くの人が訪れる場所ですが、夜は閑散としています。そのため、噴水の彫刻をゆっくり見たい方は夜に訪れてみてください。
最後に
ローマは街を見下ろせるほど標高の高い場所が少なく、構造物一つ一つの夜景を楽しむことが重要になります。なかでも、コロッセオやトレビの泉、サン・ピエトロ大聖堂は押さえておきたいところです。また、スペイン広場周辺も観光客が安全に夜景が楽しめる場所としておすすめです。
夜景を見る際に気になるのが治安面だと思います。テルミニ駅周辺はやや注意が必要になりますが、筆者が夜景撮影を行っていて気になる場所は特にありませんでした。ヴィットリオ・エマヌエーレ2世橋の下に複数のテントが設置してありましたが、観光客が訪れる場所ではありません。なお、ジャニコロの丘まで徒歩で向かう際は人通りが少ないため、女性一人では行かない方が無難です。
以上、きれいな夜景が一望できる場所は少ないですが、各観光名所には魅力的なライトアップが行われています。ローマ観光の際は日中のみならず、夜も観光名所を訪れてみてください!