【プラハの気候】真冬の平均最低気温はマイナス?!平均降水量は?

プラハ

みなさんはプラハの気候についてどのような印象をお持ちですか?

真冬の平均最低気温はマイナスだった?平均降水量が突出している月がある?!日照時間が極端に少なくなるシーズンとは?

今回はチェコ共和国の首都「プラハ」の気候を紹介します。平均気温や降水量のグラフに加え、日照時間や最適な服装などをお伝えします。ぜひ、プラハ観光を計画する際の参考にしてください。

※プラハの平均気温、降水量は2022年~2023年のデータ、東京の降水量は平年値を使用しています。

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プラハの気候について

プラハは西岸海洋性気候(ケッペン気候分類:Cfb)に属しています。西岸海洋性気候は、夏はあまり暑くならず、冬も緯度の割には気温が下がらないという特徴があります。ただし、夏は温暖で、冬の寒さが厳しいという湿潤大陸性気候の影響も受けています。

緯度は北海道より北にありますが、2019年6月30日には1775年以来最高となる37.9℃を記録しています。プラハの夏は基本的に過ごしやすい気温ですが、一時的に気温が上昇する場合があります。よって、6月〜8月に旅行を計画されている方は、ホテルにエアコンがあるか確認してから予約をした方が良いと思います。

冬については11月から3月が寒さの厳しいシーズンになり、2022年12月と2023年2月は平均最低気温がマイナスになっています。夏は温暖化の影響などで暑くなっていますが、冬はイメージ通りのヨーロッパという厳しい寒さになりますので、11月や3月でもしっかりとした防寒対策をしてください。

日の出、日の入り時刻、月平均日照時間

以下は日の出、日の入り時刻、月平均日照時間になりますが、その年や日によって変動するため、参考値としてご覧ください。

日の出 日の入り 日照時間(月合計)
1月 7時55分 16時25分 44時間
2月 7時20分 17時15分 101時間
3月 6時20分 18時05分 225時間
4月 6時15分 19時50分 168時間
5月 5時20分 20時40分 260時間
6月 4時50分 21時15分 276時間
7月 5時00分 21時15分 261時間
8月 5時40分 20時30分 250時間
9月 6時30分 19時30分 152時間
10月 7時15分 18時20分 135時間
11月 7時05分 16時25分 70時間
12月 7時45分 16時05分 45時間

■平均日照時間

日の入り時刻が16時台になることなどから、11月〜1月の日照時間に少なさが際立っています。データ上では、1日に1〜2時間ほどしか太陽を感じることができないシーズンになります。その一方、日の出が4時〜5時台、日の入りが20時〜21時台になる5月〜8月は日照時間が200時間を超えています。夜景を見るなら10月〜3月がおすすめですが、治安面に不安を感じやすい方は明るい時間の長い5月〜6月頃に訪れると良いかもしれません。

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プラハの平均気温

※出典:気象庁ホームページ(https://www.data.jma.go.jp/gmd/cpd/monitor/climatview/frame.php)のデータを基に筆者作成。

【平均気温のポイント】

平均最高気温は7月〜8月が26℃台と高くなっています。26℃台と聞くと涼しく感じますが、5月〜9月は30℃以上の気温が記録されています。上記の通り、2019年6月30日には37.9℃を記録しています。基本的には過ごしやすい気温ですが、一時的な気温上昇には注意が必要になります。また、夏は寒暖差が10℃以上になるため、体調を崩さないように気を付けなければいけません。

平均最低気温は、12月、2月がマイナスになっています。ヨーロッパの中心に位置していることで寒そうな印象がありますが、データ上では極寒ということではありません。しかし、寒波次第で厳しい寒さになることには留意する必要があります。3月、4月でも寒の戻りなどで寒くなる日があるため、春でもしっかりとした防寒対策をしてください。

プラハの平均降水量

※出典:気象庁ホームページ(https://www.data.jma.go.jp/gmd/cpd/monitor/climatview/frame.php)のデータを基に筆者作成。

【平均降水量のポイント】

8月の降水量が突出していますが、東京の平均降水量より少ないです。基本的には40mm前後で安定しているため、観光を計画する際に降水量を気にする必要はないと言えます。

■平均降水日数

平均降水日数は5月〜8月が多くなり、8日〜9日ほどです。その他の月は6日前後になります。平均降水日数はパリやロンドン、ウィーンなどと比較して少ないです。

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服装について

こちらでは月別に半袖系、長袖系、ジャケット系、コート系の4つに分けて、旅行する際のおすすめの服装を紹介していきます。1日の温度差や気候状況により、最適な服装が異なる場合がありますので、あくまで目安として参考にしてください。

  半袖系 長袖系 ジャケット系 コート系
1月      
2月      
3月      
4月      
5月    
6月  
7月  
8月  
9月    
10月      
11月      
12月      

※◎=最適、◯=出番あり、△=持っていると安心

平均最高気温が10℃を下回る11月〜3月はコート必須のシーズンになります。また、4月についてもまだまだ寒いため、こちらもコート主体の月になります。また、これらの時期は風が強い日があるため、マフラー、耳あてなどを持っておくと安心です。

真夏は基本的に長袖シャツがメインになりますが、気温が一時的に高くなる日があるため、Tシャツの出番もあります。また、最低気温が10℃台前半になる日が多いため、ウインドブレーカーを持っておくと安心です。

気になるベストシーズンは?

平均気温や降水量、日照時間などを考慮した場合、おすすめしたいベストシーズンは5月〜6月になります。日の出が午前5時前後、日の入りが午後9時前後になるため、遅い時間まで安心して観光が楽しめる点がポイントです。

また、ベストシーズンではありませんが、気温面を考慮すると夏季休暇で訪れるのも有りだと思います。その一方、クリスマスマーケットや夜景を楽しみたい方は冬がおすすめです。

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総括

  • 平均気温や日照時間考慮なら5月〜6月がベストシーズン!
  • 夏は基本的に過ごしやすい、一時的な気温上昇には注意
  • 真冬は平均最低気温がマイナスに!きちんと防寒対策をしよう

5月〜6月をベストシーズンにしていますが、気温面では9月もおすすめです。その一方、冬は日照時間が極端に短くなること、平均最低気温がマイナスになる月があることから、観光目的の訪問であれば見送られたほうが良いかもしれません。

また、夏は平均最低気温が10℃台前半になることがあるため、油断大敵です。夏でもウインドブレーカーなどを持っておくと安心です。服装については、平均最低気温を基準に選ぶと良いと思います。

以上、最後までご覧頂き、ありがとうございました。プラハ観光を計画されている方の参考になれば嬉しいです。