イスタンブール旧市街の買い物スポット10選!バザール以外の魅力とは?

トルコ・イスタンブールのグランドバザールイスタンブール

古き良き街並みが残るイスタンブール旧市街でショッピングを楽しんでみませんか?

イスタンブールにおけるショッピングのメインは旧市街、新市街になります。新市街はハイブランド、カジュアルブランドが主体。旧市街は値頃感のある衣料品、生活雑貨などの日用品、お土産が主体になります。

今回はグランドバザールなどド定番スポットに加え、ガイドブック等で紹介されていないであろう穴場まで、実際に滞在した筆者が旧市街のおすすめ買い物スポットを10ヵ所紹介します。ぜひ最後までご覧ください。

※トルコリラ・円については、2014年12月は53円台でしたが、2020年12月現在は13円台で推移しています。円高・トルコリラ安が進んでおり、日本人旅行者にとってはお得に買い物が楽しめる状況になっています。

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旧市街のド定番買い物スポット

1.グランドバザール(Kapalı Çarşı)

イスタンブールにあるグランドバザール

1461年に建設されたバザール。火災や地震などで倒壊や再建を繰り返し、現在に至っています。毎日25~40万人の訪問客が訪れるとされ、グランドバザールが世界初のショッピングモールとも言われています。

■ポイントはここ!

金を中心とした貴金属店からストールなどの衣料品店、お土産屋さん、カーペット店、食器店などが多く入っています。多くの観光客が押し寄せるということもあり、値段は少々高めとの印象を受けました。偽ブランド品が売られている点には注意が必要ですが、絶対に一度は訪れてみてください。

営業時間:9:00~19:00(月~土)※日・祝日は定休日
アクセス:トラム(T1)「Beyazıt Kapalıçarşı」駅から徒歩2分

2.スパイスバザール(Mısır Çarşısı)

トルコ・イスタンブールのスパイスバザール

1600年代半ばに建設されたバザール。オスマン帝国の建築家「ミマール・カシム(Mimar Kasım、1570~1659年)」が設計を担当。エジプトからの貢ぎ物などを集め、設営されていたことからエジプシャンバザールとも呼ばれています。なお、バザールで得た収益はニューモスクの修繕に役立てられていました。

■ポイントはここ!

多くのスパイスが売られているほか、お茶やカラスミ(日本語の看板もあり)、ハチミツ、お土産屋さんが軒を連ねています。バス用品の専門店などもあり、女性向けのお土産を買うのに適した場所と言えます。なお、店や店員さんの雰囲気はグランドバザールより良いとの印象を受けました。

イスタンブールのスパイスバザール

営業時間:8:00~19:00(月~土)、10:00~18:00(日)
アクセス:トラム(T1)「Eminönü」駅から徒歩5分
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グランドバザール〜スパイスバザール周辺

3.マフムートパシャ坂(Mahmutpaşa Yokuşu)

イスタンブールのマフムートパシャ坂

ニューモスクとグランドバザールの間に位置し、多くの人が買い物に集まる賑やかな通り。ニューモスク側から続く坂道には多くの衣料品店があります。スカーフから子供服、ウェディングドレスなど様々な衣料品が揃っています。そのため、スカーフや子供用の発表会衣装(ドレス)など衣料品各種はこのエリアでの購入がおすすめです。

アクセス:トラム(T1)「Çemberlitaş」駅から徒歩7分

4.クトゥジュラル通り(Kutucular Caddesi)

ジェミル・バーセル通り(Ord. Prof. Dr. Cemil Birsel Caddesi)、タミス通り(Tahmis Sokak)を結ぶ全長約300メートルの通り(Hasırcılar Caddesi含む)。タミス通りはスパイスバザール横の通りになります。。

木製の調理器具を販売する店舗が目立ち、生活雑貨やスパイス、ドライフルーツなども売られています。なかでも、チャイダンルックやカップなどチャイ(お茶)関連製品がおすすめ。安いものは500円以下で購入することができるので、気軽にチャイにチャレンジできますよ。

アクセス:トラム(T1)「Eminönü」駅から徒歩6分

5.ウズン・チャルシュ通り(Uzun Çarşı Caddesi)

ウズン・チャルシュ通り(Uzun Çarşı Caddesi)

ハシルジュラル通り(Hasırcılar Caddesi)、メルジャン通り(Mercan Caddesi)を結ぶ全長約500メートルの通り。旅行バッグを取り扱う店舗が多く、旅行中にバッグが必要になった場合はこちらの通りを訪れてみてください。また、ミリタリー系ショップが点在している点もポイント。そのほか、ベルトを取り扱う店舗が多く、おもちゃ、水タバコ関連の商品を販売しているショップもあります。

アクセス:トラム(T1)「Eminönü」駅から徒歩8分
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6.チャクマクチュラル坂(Çakmakçılar Yokuşu)

Çakmakçılar Yokuşu

マフムートパシャ坂、ツージュラル通り(Tığcılar Sokak)を結ぶ全長約200メートルの通り。寝具カバーやタオル、ドレス、メンズ・レディースファッション系ショップが軒を連ねています。なお、アンティークショップ「Büyük Valide Han」からは素晴らしい景色が眺められるという情報もあります。

アクセス:トラム(T1)「Çemberlitaş」駅から徒歩8分

その他エリア

7.アラスタ・バザール(Arasta Bazaar)

アラスタ・バザール(Arasta Bazaar)

全長約200メートルの屋外型バザール。ブルーモスク近くに位置しています。こちらのバザールは観光客向けとなり、料金はやや高めですが、お土産を一気に見ることができる場所としておすすめです。なお、アクセサリーや民族衣装、チャイ関連製品に加え、マグネットやキーホルダーなど定番のお土産も売られています。

アクセス:トラム(T1)「Sultanahmet」駅から徒歩4分
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8.タヤ・ハトゥン通り(Taya Hatun Sokak)

タヤ・ハトゥン通り(Taya Hatun Caddesi)

フーダベンディガー通り(Hüdavendigar Caddesi)、駅裏通り(İstasyon Arkası Sokak)を結ぶ全長約300メートルの通り。トラム駅「Gülhane istasyonu」から近く、利便性の高さでおすすめしたいお土産屋街。アクセサリー系ショップが豊富で、陶器やストール、ランプ、定番のお土産を取り扱うショップもあります。

アクセス:トラム(T1)「Gülhane istasyonu」駅から徒歩4分

9.シャイ・ハシュメッツ通り(Şair Haşmet Sokak)

シャイ・ハシュメッツ通り(Şair Haşmet Sokak)

コジャ・ラグプ・パシャ通り(Koca Ragıp Paşa Caddesi)、アクサライ通り(Aksaray Caddesi)を結ぶ全長約350メートルの通り。トラム駅「Laleli – Üniversite」近くに位置しています。旧市街の海側に向かって坂になっているこちらのエリアには多くのファッション系ショップが展開しています。メンズ、レディースともに豊富で、なかには流行を意識したおしゃれなブティックもあります。

アクセス:トラム(T1)「Laleli – Üniversite」駅から徒歩2分
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10.ネビエ通り(Neviye Sokak)

Neviye Sokak

エミン・シナン・マハレシ・ハマム通り(Emin Sinan Mahallesi Hamam)、カドルガ港通り(Kadırga Limanı Caddesi)を結ぶ全長約250メートルの通り。特にエミン・シナン・マハレシ・ハマム通り周辺にかけて多くの靴屋さんが軒を連ねています。靴の問屋街のような場所になり、商品が行き交う様子はとても活気があります。ただし、売られているスポーツ系ブランドのスニーカーは偽物の可能性があります。購入する際は注意するようにしてください。

アクセス:トラム(T1)「Beyazıt」駅から徒歩4分

番外編(新市街)

ガリップ・デデ通り(Galip Dede Caddesi)

イスタンブールのガーリップデデ通りにある楽器屋さん

ガラタ塔(Galata Kulesi)付近に位置する楽器店街。全長約270メートルの通りに15店舗以上の楽器店があり、ギターやベース、ドラム、キーボード、オーディオ系など音楽に関する様々な商品が販売されています。ギターについては、フェンダーやギブソンのカスタムショップなど高価格帯の商品もしっかり取り扱われています。日本との価格差を見てみるのも面白いと思います。さらに、通りにはレコードショップがあり、現地で流行している音楽に触れることもできます。

■ガリップ・デデ通りの楽器店

イスタンブールのガリップ・デデ通りの楽器店

アクセス:地下鉄M2号線「Şişhane」駅から徒歩1分
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最後に

今回は旧市街にあるショッピングストリートをメインに、グランドバザールなど絶対に押さえておきたい定番スポットまで紹介しました。

イスタンブールのショッピングストリートは本当に活気があり、バザール以上に魅力があると言っても過言ではありません。特に、グランドバザールからスパイスバザール周辺は活気溢れる街並みが楽しめると思います。

なお、お土産については、観光客向けのお土産店街、バザールはやや高額になる傾向があります。高めの商品を購入する場合は上記の買い物スポットを参考に、ショッピングストリートなどと商品や価格を見比べてみてください。きっと良い買い物ができるはずです。

なお、通りの名前については筆者のヒアリングによるものが含まれており、聞き取り方の違いで日本語表記が間違っている可能性があります。その点についてはご了承ください。

※上記の買い物スポットの場所は以下のグーグルマップ(黄色)を確認してください。