失敗しない金の買い方教えます!ドバイ・ゴールドスーク編

ドバイのゴールド・スーク(Gold Souk)※店舗

【ドバイは金取引のメッカ!】

ドバイ観光の一番の魅力はショッピングであり、その最大の目的がゴールドスークでの金購入だと言えます。

溢れんばかりの金製品がショーウィンドウを飾り、きらびやかなドバイのイメージを象徴する場所で金を購入することは、ドバイ観光のいい思い出にもなるはずです。

そこで、今回は22金(※)のネックレスを購入した経験をもとに、金購入で失敗しないコツについて紹介していきます。

※ドバイ・ゴールドスークの金取引の中心は22金になります。

【目次】

ドバイ・ゴールドスークについて

インド系やイラン系商人が1940年頃から金製品を取り扱う商店を開いたことが起源。

300以上の小売業者で構成され、スーク内には約10トンもの金があると言われています。世界最大の金の現物市場であり、まさに現物の金取引のメッカと言える場所です。

■ドバイ政府がゴールドスークを管理!

ゴールドスーク内の商品については、ドバイ政府によって厳しい管理がされているため、観光客は安心して商品を購入することができます。

ただし、露天商や脇道を入った怪しい店などでは偽物が売られているようなので、そのような場所では購入しないように注意してください。

観光情報
営業時間 10:00~22:00 ※店舗により異なる
アクセス グリーンラインのアル・ラス(Al Ras)駅から徒歩7分(地図

ドバイにあるゴールド・スーク(Gold Souk)の入口周辺

金の純度について

金は軟らかい特徴があるため、純度が高くなるにつれて強度は落ちていきます。

アクセサリー用途では耐久性が求められるため、銀や銅、パラジウムなどと混ぜて合金を作ります。

その合金における金の純度別に、22金(22K)や18金(18K)などと表示されます。なお、22Kなどの”K”はカラット(Karat=金位)の略です。

購入価格については、24金のインゴット(地金、延べ棒)はほぼ相場通りになりますが、デザイン性のあるものについてはデザイン料によって異なります。

そのため、24金より14金の方が高くなるケースもあります。また、指輪、ネックレス、ブレスレットは加工料などの関係で値段が異なるので注意が必要です。

純度 純度(%) 強度 デザイン性 資産価値
24金 99.9 × ×
22金 91.7
18金 75.0
14金 58.5

ゴールドスークで取引される金について

ゴールドスークにおける金取引の中心は「22金」になります。

日本では珍しいですが、純度が高く、日常の普段使いには十分な耐久性があり、資産価値の観点からもおすすめできる純度になります。

18金、14金は純度が低いので、購入時と比較して資産価値が大きく下がる可能性もありますが、22金であればそのリスクを最小限に抑えることができます。

そのほか、ゴールドスークではダイヤモンドやエメラルドなどの宝石、プラチナなども売られています。ただ、宝石については、粗悪品を高値で売っている店があったので注意してください。

お店の選び方、狙い目の時間とは?

ここからはゴールドスークで金を購入する際の店舗の選び方、狙い目の時間について解説していきます。

購入店舗の選び方

店選びのポイントは一つ。ブルカを着た現地女性(イスラム女性含む)がいるかどうかになります。

現地の人に支持されている店は優良店の可能性が高いと言えます。観光客の可能性もありますが、イスラムの女性は金を買い慣れていると言えるので、店選びの際の重要なポイントとして考えて問題ありません。

よって、ブルカ女性が入店している店を探し、多くの店に入ってみることが重要なポイントになります。

■ブルカ女性がいない場合

昼間はお客さんが少なく、店舗に人がいない場合もあります。

その際は少し面倒になりますが、スーク内を歩き、窓越しに商品のデザインを確認し、気になった店にどんどん入ってみることをおすすめします。

実際に店に入ることで、目利きができるようになったり、好みのデザインを発見できたり、価格情報も得られるので、金購入で失敗するリスクを下げることができます。

■客引きを行う店舗はNG

逆に絶対にダメなのが客引きを行っている店になります。

ゴールドスーク内には客引きをしている人が何人かおり、試しについていくと、スーク脇の小道にある商店に連れていかれます。いかにも怪しそうな店であり、置かれている金製品はほぼ偽物と考えていいです。

また、窓越しに商品を見ている際、手招きなどで客引きをされた場合はその場から離れるようにしてください。実際にそのような店に入ると、高確率で値段を吹っ掛けられる可能性が高いです。

狙い目の時間とは?

■狙い目はむしろ昼間!

ゴールドスークは夕方から賑わいを見せ始めますが、そこには落とし穴があります。

お客さんが増えるということは、店も混雑し始めるということです。英語は通じるものの、慣れない言語で交渉する日本人にとって、混雑する店内で交渉をすることはハードルが高いと言えます。

また、混雑していれば、説明の順番が回ってこないほか、悩んでいると客の回転率を上げるために突っぱねられる可能性も否定できません。よって、店員がしっかりついてくれる昼間に行くのがおすすめです。

■昼間に購入するメリット

昼間は交渉自体ものんびりでき、店員も熱心に商品を勧めてきてくれます。

昼間は入ることのできる店舗数が限られますが、混雑した店で急いで選ぶより、納得いくまで商品を選べる方がメリットは高いと思います。

なお、昼間の客数は少ないですが、私が金を購入した14時頃でもブルカを着た女性は何人もいたため、上記の基準で店を選ぶことは可能です。

商品をしっかりチェックしよう

■キズや不具合をチェックしよう!

どの商品にも言えますが、キズがないか、不具合がないか、慎重に確認する必要があります。

私がゴールドスークで金のネックレスを購入した際、2本のネックレスを見せてもらいましたが、その内の1本に不具合(歪み)がありました。しかし、不具合品についても、グラム売りが基本なので値引きはありませんでした(店次第かもしれません)。

そのため、商品を購入する際は、そのようなキズや不具合がないかしっかり確認するようにしてください。

デザインが難点

ドバイでは日本より金製品を安価に購入できることが多いですが、デザインの少なさがデメリットになります。

ネックレスのデザイン数については多くなく、「フレンチロープ」や「スネークタイプ」のほか、少し変わったデザインのものが多く売られていました。あずきタイプのようなネックレスは見かけませんでした。

■ペンダントトップにはがっかり

ペンダントトップには期待しないでください。

様々な店で見せてもらいましたが、グラム的にネックレスより値段が高くなるほか、小学生が製作したようなユニコーンや動物ものなど絶望的にダサいものしかありませんでした。

とはいえ、ゴールドスークには本当に多くの店舗があるので、自分好みのデザインを探してみるのも面白いと思います。

いよいよ価格交渉をしてみよう

価格交渉をする際、重要になるポイントは以下の3点です。

  • 金価格を事前に調べる
  • 言い値から「加工料+マージン」を計算しよう
  • 妥協することも重要です

※価格交渉は必ずディルハム(現地通貨)で!

価格交渉、支払いは必ずディルハムで行ってください。

米ドルや日本円でお願いすると、その分マージンが高くなる場合があります。

それではここから、価格交渉で重要になる3つのポイントについて解説していきます。

金価格を事前に調べる

物の値段を知らずに購入することは、最もカモになる行動です。

金価格を知ることは何よりも大切であり、知らないと価格交渉すらできません。

金のレートについては「dubai gold rate」などで検索すれば、調べることができます。

また、チェックをし忘れたとしても、ゴールドスーク内の電光掲示板にカラット別の金価格(1グラム)が表示されています。24K、22K、18Kなどそれぞれの価格をメモし、想定購入価格を事前に計算しておきましょう。

言い値から加工料+マージンを計算しよう

金製品の価格は、【金相場のレート × 重さ + 加工料 + 店の手数料】で決まります。

そのため、値切ることができるのは店のマージン(手数料)のみということを理解しておきましょう。

加工料は加工地(シンガポールメイド、インドメイド、ドバイ周辺のローカルメイドなど)により異なりますが、日本円で大体1グラム200~400円程度を見ておけば大丈夫です。

それでは、私が22金のネックレス(7グラム)を購入したケースをモデルに、マージンを計算してみましょう。※レートは2016年8月26日現在のもの。

■マージン計算の例

商品 22金のネックレス(7グラム)
22金のレート 150ディルハム(1グラム)
言い値 1170ディルハム(1ディルハム=約28円)

上記の場合、金自体の価格は、1グラムの金価格(150ディルハム)×重さ(7グラム)=1050ディルハムになります。

言い値は1170ディルハムのため、【加工料+マージン】は120ディルハム(約11%)ということが分かります。

※ブレスレットや指輪などでは加工料が異なるため、上記通りにならない可能性がある点は予めご理解ください。

妥協することも重要です

上記の場合では、加工料+マージンが約11%という結果になりましたが、これはかなり良心的だと言えます。

相手は商売をしていますので、相手の儲けについても考えてあげないといけません。店舗の家賃、人件費、諸経費など様々な費用が店側に発生しています。

そのため、10%台前半までのマージン(加工料含む)は許容範囲として考えるべきだと言えます。

10%台後半~20%台前半では値切る余地は多少ありと考えられ、逆に30%以上のマージンを提示された場合はすぐにその店を出た方がいいと言えます。

私が購入したお店

私は、「KANZ JEWELS LLC」というお店で22金のネックレスを購入しました。

帰国後に専門家に確認してもらったところ、本物であることが確認されています。

最初に提示された値段が良心的(値切る必要がない)で、店員さんの対応も良かったことが購入の決め手になりました。

■実際に購入した22金のネックレス(ペンダントトップは別途日本で購入)

ドバイ・ゴールドスークで購入した22金のネックレス

カモにならない掟のおさらい

カモにならない掟のおさらい
金相場を確認する
多くの店に入り、料金を比較する
ブルカを着た女性が入店している店を探す
必ずディルハムで価格交渉をする
電卓を片手に店のマージンを計算する(言い値-(金レート×重さ))
加工費+マージンは10%台前半なら良心的

以上のことを実行すればカモになることはほぼありません。

ゴールドスーク以外であれば偽物の心配も必要ですが、上記の通りゴールドスークはドバイ政府が管理しているため、そのような心配は必要ありません。

まとめ

金価格をしっかり把握した上で、マージンの計算し、ドバイ政府の管理が行き届いているスーク内で購入すれば、きっといい買い物ができるはずです。

値切ることが苦手な人についても、最初から良心的な価格を提示してくれる店があるので安心してください。肉親へのお土産として金製品をプレゼントすればきっと喜ばれるはずです。

上記を参考にして、ぜひゴールドスークでの買い物を楽しんでください!