リスボンのおすすめ観光地20選!ヴァスコ・ダ・ガマが眠る修道院とは?

ポルトガル・リスボンのアグアス・リブレス水道橋(Aqueduto das Aguas Livres)リスボン

ポルトガルの首都「リスボン」は大航海時代を経て築かれた文化、建物が多くの人を魅了し、世界各国から多くの観光客が訪れています。

日本からの直行便はなく、飛行時間は乗り継ぎ時間込みで18時間程度かかります。しかし、最近では日本人観光客も増えており、ヨーロッパの観光地として注目度が高まっています。

そこで今回は実際に滞在した筆者が世界遺産「リスボンのジェロニモス修道院とベレンの塔」を含め、20ヵ所のおすすめ観光地を写真とともに紹介します。ぜひ、観光の参考にしてください!

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世界遺産「リスボンのジェロニモス修道院とベレンの塔」

1.ジェロニモス修道院(Mosteiro dos Jerónimos)

ポルトガル・リスボンのジェローニモス修道院(Mosteiro dos Jerónimos)

1501~1601年に建設されたマヌエル様式の修道院。マヌエル様式の最高傑作とも言われています。王家の霊廟になっており、マヌエル1世などが葬られているほか、ヴァスコ・ダ・ガマ(Vasco da Gama)の棺も安置されています。なお、修道院付属のサンタ・マリア教会(Igreja Santa Maria de Belém)もフレスコ画やステンドグラスなどが美しく、おすすめの場所になります。

■サンタ・マリア教会の内部

サンタ・マリア教会内

開館時間:10:00~17:30(10月~5月)、10:00~18:30(6月~9月)※月曜日は休館
料金:10ユーロ(ベレンの塔や考古学博物館との共通チケットは12ユーロ)
アクセス:ベレン駅から徒歩10分(地図
公式サイト:http://www.mosteirojeronimos.gov.pt/en/

2.ベレンの塔(Torre de Belém)

ポルトガル・リスボンのベレンの塔(Torre de Belém)

ポルトガル国王「マヌエル1世(1469〜1521年)」の命により、1514~1519年に建設された要塞。マヌエル様式で高さは約30メートル。設計はフランシスコ・デ・アルダ(Francisco de Arruda)が担当。攻撃の変化で要塞として機能しなくなり、灯台や政治犯収容所などとして利用された後、1907年に国定記念物として指定されています。

開館時間:10:00~17:30(10月~5月)、10:00~18:30(6月~9月)※月曜日は休館
料金:6ユーロ(ジェローニモス修道院や考古学博物館との共通チケットは12ユーロ)
アクセス:ベレン駅から徒歩23分(地図
公式サイト:http://www.torrebelem.gov.pt/en/
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リスボン中心部の観光スポット

3.ドン・ペドロ 4世広場(Praça Dom Pedro IV)

リスボン・ロシオ広場

中世12〜13世紀頃からの起源を持つ広場。ポルトガル国王「ペドロ4世(1789〜1834年)」が名前の由来。リスボン観光の中心地で、ロシオ広場とも呼ばれています。広場には1874年に建てられたペドロ4世の銅像があり、広場のモザイクは19世紀に舗装されたものになります。薬物の売人がいますが、広場には多くの人がいるため、治安面の問題はありません。ホテルの宿泊地としてもおすすめです。

最寄り駅:地下鉄グリーンライン「Rossio」駅(地図

4.コメルシオ広場(Praça do Comércio)

ポルトガル・リスボンのコメルシオ広場(Praça do Comércio)

1755年に地震で倒壊したリベイラ宮殿があった場所に造られた広場。文化的なイベントの際などに使用されています。広場中央にはポルトガル国王「ジョゼ1世(1714〜1777年)」の騎馬像があり、写真中央奥にはアウグスタ通りの門(Arco da Rua Augusta)があります。門の左隣には法務省、右隣には最高裁判所があります。パステルカラーの建物に囲まれた広場は一見の価値ありです。

最寄り駅:ブルーライン、グリーンライン「Baixa-Chiado」駅(地図

5.サン・ジョルジェ城(Castelo de São Jorge)

ポルトガル・リスボンのサン・ジョルジェ城(Castelo de São Jorge)

紀元前6世紀頃からケルト人などが占領していたとされている場所。現在はリスボンの人気観光スポットになっており、年間100万人以上の観光客が訪れています。こちらの城からは、赤レンガがきれいなリスボンの街並みに加え、4月25日橋やクリスト・レイ像なども見ることができます。そのため、城というより景色が見所になります。

■サン・ジョルジェ城の歴史

要塞の歴史は紀元前2世紀頃から始まり、その後ローマ帝国やイスラム教徒、キリスト教徒など支配者が変わっていきました。1255年に王宮になった後、1300年代には改装や城壁の増強などが行われています。スペイン支配中は兵舎や監獄として利用されましたが、その後発生した地震で倒壊し、城は1940年代まで放置されていました。

営業時間:9:00~21:00(3月~10月)、9:00~18:00(11月~2月)
料金:10ユーロ
最寄り駅:グリーンライン「Martim Moniz」駅(地図

■サン・ジョルジェ城から見た景色

サン・ジョルジェ城(Castelo de São Jorge)から見たリスボンの街並み

6.サンタ・ジュスタのエレベーター(Elevador de Santa Justa)

ポルトガル・リスボンのサンタ・ジュスタのリフト(Elevador de Santa Justa)

1900~1902年に建設された鉄製のエレベーター。様式はネオ・ゴシック建築で、高さは45メートル。リスボンの観光名所の一つ。ロシオ広場周辺などリスボンの街並みを一望することができるほか、味のあるキャビンも見所。1日乗車券を購入している場合は、このエレベーターでも使用できます。

営業時間:7:00~21:00
料金:5.15ユーロ(1日乗車券なら乗り放題)
最寄り駅:ブルーライン、グリーンライン「Baixa-Chiado」駅(地図
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7.ポルトガル銀行(Banco de Portugal)

リスボンにあるポルトガル銀行(Banco de Portugal)

ポルトガルの中央銀行。欧州債務危機の際に話題になった銀行で、株式投資やFXをしている人なら興奮間違いなしといった場所になります。無料で入れるマネーミュージアムがあるため、金融に興味のない方にも訪れていただきたい場所になります。ミュージアムでは1200〜1300年代のコイン、以下の写真のような遺跡を見学することができます。

■マネーミュージアム内の遺跡

マネーミュージアム内の遺跡

開館時間:10:00~18:00(水~土)※日~火は休館
料金:無料
最寄り駅:ブルーライン、グリーンライン「Baixa-Chiado」駅(地図
公式サイト:https://www.museudodinheiro.pt/

8.サンタ・アポローニャ駅(Estação Ferroviária de Lisboa-Santa Apolónia)

サンタ・アポローニャ駅

1865年に開業したリスボン最古のターミナル駅。ポルトガル第2の都市「ポルト」、北部に位置する第3の都市「ブラガ」を結んでいるほか、スペイン・マドリード、フランス・アンダイエを結ぶ国際線も運行されています。駅自体も見所になりますが、周辺は歴史地区になるため、古い建物や海岸線の景色をのんびり眺めながら歩くのもおすすめです。

最寄り駅:地下鉄ブルーライン「Santa Apolónia」駅(地図

パルケ・ダス・ナソンイス地区

9.オリエンテ駅(Estação do Oriente)周辺

リスボン・オリエンテ駅(Oriente)

■オリエンテ駅

リスボン国際博覧会(EXPO)に合わせて1998年に開業した駅。ポルト、ブラガ、ポルトガル南部の都市「ファロ(Faro)」などポルトガル各地を結ぶ電車が運行されています。特徴的なデザインが見所で、1998年には国際デザインコンペティションである「ブルネル賞」を受賞しています。

■オリエンテ駅周辺

ポルトガル・リスボンのオリエンテ駅周辺

駅周辺にはショッピングセンター「ヴァスコ・ダ・ガマ(Centro Vasco da Gama)」やカジノ・リスボア(Casino Lisboa)、EXPO関連施設などがあり、海側に向かうとロープウェイやヴァスコ・ダ・ガマ橋(全長17.2km)を見ることができます。海側については、一度は訪れていただきたい絶景ポイントとしておすすめです。

最寄り駅:地下鉄レッドライン「Oriente」駅(地図

10.リスボン水族館(Oceanário de Lisboa)

アトランティコ・パビリオン近くの橋

1998年にオープンした水族館(写真右)。大阪府にある海遊館などを手掛けた「ピーター・シャーメイエフ(Peter Chermayeff)」が設計を担当。年間来場者数は100万人超。2017年にはトリップアドバイザーで世界最高の海洋水族館に選べれています。巨大水槽が見所で、見せ方に定評のある水族館になります。

開館時間:10:00~20:00(冬場は19時まで)
料金:19ユーロ
最寄り駅:地下鉄レッドライン「Oriente」駅(地図
公式サイト:https://www.oceanario.pt/
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教会系おすすめスポット

11.リスボン大聖堂(Sé de Lisboa)

ポルトガル・リスボンのリスボン大聖堂(Sé de Lisboa)

11世紀~13世紀に建設されたリスボン最古の教会。サンタ・マリア・マイオール教会(Igreja de Santa Maria Maior)とも呼ばれています。古代ローマやゴシック、バロックなど様々な様式が入り混じっています。1755年の地震で主礼拝堂や王家の墓を含む南塔、回廊などが崩壊しました。1700年代に再建された後、1900年代前半に大規模な修復が行われています。

■リスボン大聖堂の内部

リスボン大聖堂(Sé de Lisboa)の内部

開館時間:9:00~19:00(月~土)、9:00~20:00(日)
料金:無料(大聖堂)、4ユーロ(回廊、宝物館の共通券)
最寄り駅:ブルーライン、グリーンライン「Baixa-Chiado」駅(地図

12.サン・ヴィセンテ・デ・フォーラ修道院(Igreja de São Vicente de Fora)

ポルトガル・リスボンのサン・ヴィセンテ・デ・フォーラ修道院(Igreja de São Vicente de Fora)

1582年に建設が開始され、1620年代に完成した教会、修道院。設計はイタリア人建築家「フィリッポ・テルツィ(Filippo Terzi)」などが担当したと言われています。主祭壇には、ポルトガル屈指の彫刻家と評されるジョアキン・マシャード・デ・カストロ(Joaquim Machado de Castro、1731~1822年)の作品があります。

開館時間:9:00~20:00(月~土)、9:00~12:30/15:00~17:00(日)
料金:5ユーロ(教会は無料)
最寄り駅:グリーンライン「Martim Moniz」駅(地図

■Portas Do Solから撮影した景色

ポルトガル・リスボンのPortas Do Sol

写真左に見えるのが、サン・ヴィセンテ・デ・フォーラ修道院です。この辺りは白壁の美しい建物が多く、写真撮影などを中心におすすめしたいポイントになります。サン・ヴィセンテ・デ・フォーラ修道院と合わせて訪れてみてください。

13.サン・ロケ教会(Igreja de São Roque)

ポルトガル・リスボンのサン・ロケ教会(Igreja de São Roque)

16世紀に建設されたイエズス会教会。イタリア人建築家「フィリッポ・テルツィ」などが設計を担当。多くの被害を出した1755年の地震で倒壊を免れた数少ない建物の一つ。1910年に国定記念物として指定されています。

なお、日本との関わりでは、1584年に日本の天正遣欧少年使節が滞在した場所として知られています。500年以上前に日本人が滞在した場所として感慨深いものがあります。そのため、日本人としてリスボン滞在では訪れておきたい場所の一つです。

開館時間:14:00~19:00(月)、10:00~19:00(火~水、金~日)、10:00~20:00(木)
料金:2.50ユーロ(博物館)※教会は無料
最寄り駅:ブルーライン「Restauradores」駅(地図
公式サイト:http://mais.scml.pt/

14.エストレラ大聖堂(Basílica da Estrela)

ポルトガル・リスボンのエストレラ大聖堂(Basilica da Estrela)

ポルトガル王国の女王「マリア1世」の命により、1779~1790年に建設されたバロック様式、新古典主義建築が混在した教会。ファサードの彫刻はジョアキン・マシャード・デ・カストロなどが担当。

ピンク、黄色、グレーの大理石が大量に使用された床や壁は複雑な幾何学模様であり、ヨーロッパで最も美しい教会の一つとも言われています。イタリア人画家「ポンペオ・バトーニ(1708〜1787年)」の絵画などが見所になります。

開館時間:7:30~19:45(月曜日の昼、日曜日の朝は休館)
料金:無料(有料ゾーンあり)
最寄り駅:イエローライン「Rato」駅(地図
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ベレンのおすすめ観光スポット

ベレンには、コメルシオ広場近くのカイス・ド・ソドレ駅(Cais do Sodré)から市電に乗り、10分弱で行くことができます。こちらでは、上記で紹介した世界遺産「リスボンのジェロニモス修道院とベレンの塔」以外の観光スポットを紹介します。

15.発見のモニュメント(Padrão dos Descobrimentos)

ポルトガル・リスボンの発見のモニュメント(Padrao dos Descobrimentos)

1900年代半ばに建設されたモニュメント。エンリケ航海王子の500回忌を記念して建てられたものになります。先頭に立つエンリケ航海王子のほか、ヴァスコ・ダ・ガマ、フランシスコ・ザビエルなどの彫刻が施されています。リスボンを象徴する建造物の一つとして押さえておいてください。なお、ベレン庭園側から地下通路を通って行くことができます。

アクセス:ベレン駅から徒歩11分(地図

16.ベラルド現代近代美術館(Museu Coleção Berardo)

ベラルド現代近代美術館(Museu Coleção Berardo)

2007年6月にオープンした近現代美術館。起業家・投資家のホセ・ベラルド(José Berardo)のアートコレクションなどが展示されています。パブロ・ピカソ、サルバドール・ダリ、ジョアン・ミロ、アンディ・ウォーホルなどの作品が見所になります。

開館時間:10:00~19:00
料金:5ユーロ(土曜日は入場無料)
アクセス:ベレン駅から徒歩13分(地図
公式サイト:http://en.museuberardo.pt/

17.パスティス・デ・ベレン(Pasteis de Belem)

ポルトガル・リスボンのパスティス・デ・ベレン(Pasteis de Belem)

1837年に開業した菓子店。ジェロニモス修道院の修道女が作成したレシピを元に、パステル・デ・ナタ(エッグタルト)を初めて作った店として知られています。現在までレシピは変更されておらず、昔から伝わるエッグタルトを味わうことができます。

エッグタルトは1つで1ユーロほど。現地の友人はシナモンを振りかけて食べていましたが、筆者はそのまま食べたほうが美味しく感じました。店頭はテイクアウトのお客さんで賑わっていますが、席は空いていることがありますので、混んでいても一度確認してみることをおすすめします。

■パスティス・デ・ベレンのエッグタルト

パスティス・デ・ベレンのエッグタルト

営業時間:8:00~23:00
アクセス:ベレン駅から徒歩8分(地図
公式サイト:https://pasteisdebelem.pt/en/
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アルマダのおすすめ観光スポット

カイス・ド・ソドレ(Cais do Sodré)の港からフェリーでカシーリャス(Cacilhas)まで行き、トラムなどを利用することになります。街並みを見ながら、のんびり歩いて観光スポットに向かうのもおすすめです。

18.4月25日橋(Ponte 25 de Abril)

ポルトガル・リスボンの4月25日橋(Ponte 25 de Abril)

1962〜1966年に建設されたアルマダとリスボンを結ぶ全長約2.3キロの橋。サンフランシスコ・オークランド・ベイブリッジなどを手掛けた米国企業「モリソン・クヌーセン(Morrison-Knudsen)」が設計を担当。

サラザール橋(Ponte Salazar)と呼ばれていましたが、独裁体制を打倒した軍事クーデター(カーネーション革命)が決起された1974年4月25日にちなんで、現在は4月25日橋(Ponte 25 de Abril)と呼ばれています。

19.クリスト・レイ像(Santuário Nacional de Cristo Rei)

ポルトガル・リスボンのクリスト・レイ像(Santuário Nacional de Cristo Rei)

1959年に完成したキリスト像。ブラジル・リオデジャネイロにあるコルコバードのキリスト像に触発されたものになります。アントニオ・リノ(António Lino、1914〜1996年)が設計を担当。高さは約110メートル(像、台座含む)。4月25日橋やリスボンが一望できる場所としておすすめです。

■クリスト・レイ像付近から見たリスボンの街

クリスト・レイ像付近から見たリスボンの街

営業時間:9:30~18:30(夏期)、9:30~18:15(冬期)
アクセス:トラム「Almada」駅から徒歩16分(地図

その他おすすめスポット

20.アグアス・リブレス水道橋(Aqueduto das Águas Livres)

ポルトガル・リスボンのアグアス・リブレス水道橋(Aqueduto das Aguas Livres)

飲料水不足を解決するために建設された1700年代半ばに完成した水道橋。イタリア人建築家「アントニオ・カネバリ(Antonio Canevari)などが設計を担当。高さは最も高い部分で65メートル。1910年に国定記念物に指定されています。規模が大きいため、遠くからもよく見ることができます。橋周辺は特に何もないので、遠くから眺めるだけでいいと思います。

最寄り駅:Marquês de Pombal駅(徒歩20分)、Jardim Zoológico駅(徒歩25分)(地図

番外編

リスボン刑務所(Estabelecimento Prisional de Lisboa)

ポルトガルのリスボン刑務所(Estabelecimento Prisional de Lisboa)

街中にある珍しい刑務所。もちろん中には入れませんが、建物自体も変わっており、時間に余裕があればおすすめしたい場所です。この辺りは飛行機が着陸のため低空飛行になることから、飛行機を見に行くポイントとしてもおすすめ。さらに、デパート(El Corte Inglés)やアマーリア・ロドリゲス庭園(Jardim Amália Rodrigues)なども近くにあり、それらと合わせて訪問することをおすすめします。

最寄り駅:ブルーライン、レッドライン「São Sebastião」駅(地図

最後に

ポルトガルのリスボンは南欧特有のパステルカラーの外壁と、赤レンガの屋根がとても美しい街です。

観光スポットも比較的コンパクトにまとまっているほか、街を歩けば古そうな教会や建物、外壁などが多くあり、それらを後で調べるなどすれば面白い観光ができると思います。

ストライキには注意が必要になりますが、地下鉄などの交通機関は便利で、観光のしやすい街になっていることも好印象でした。ぜひ上記のおすすめ観光地を参考に、リスボン観光を検討してみてください。

※上記のおすすめ観光地の場所は以下のグーグルマップ(赤色)にまとめています。