コロンビア・ボゴタの治安を一刀両断!ホテルは新市街一択

ボゴタの治安を一刀両断!

コロンビア観光を計画する際、「麻薬」、「誘拐」、「ゲリラ」などが連想され、旅行を諦めてしまう人は多いと思います。

また、ボゴタではありませんが、2016年11月にはコロンビア中部の都市「メデジン(Medellín)」で日本人男性が射殺される事件も発生しています。

そこで、私自身がボゴタ観光で経験したこと、ボゴタ在住のコロンビア人の友人に聞いた情報を踏まえ、ボゴタの治安について解説したいと思います。

コロンビア・ボゴタの治安について

コロンビア・ボゴタの治安については、一部地域を除き、観光客が訪れる場所については治安が保たれていると言えます。

2002年に発足したウリベ政権下において治安対策が強化されたほか、2010年に選出されたサントス大統領も治安対策に注力しており、殺人や誘拐など凶悪犯罪は都市部を中心に大きく減少しています。

ボゴタの実際の治安について、以下の3点から解説していきます。

※ボゴタの注意すべき地域については、以下のグーグルマップ(黄色)で確認してください。

まず外務省の海外安全ホームページをチェックしよう

海外旅行を計画する際、出発する前に確認しておきたいサイトに「外務省 海外安全ホームページ」があります。

レベル1「十分注意」、レベル2「不要不急の渡航は止める」、レベル3「渡航中止勧告」、レベル4「退避勧告」の4段階で各地域の安全情報を開示しています。

ボゴタは「レベル1」で注意喚起が行われています。

治安状況は改善され、安定しているものの、窃盗などの一般犯罪が多く発生していることが要因として挙げられています。

※レベル1は、メキシコの首都メキシコシティ、タイの首都バンコク、トルコのイスタンブールなどと同じレベルです。

安全情報
※出典:外務省の海外安全ホームページ

ボゴタの治安の良い場所、悪い場所

ボゴタは治安の悪い旧市街、治安の良い新市街と分けることができ、旧市街は南側、新市街は北側になります。

旧市街側には低所得者層の人達が住み、新市街地側には中流から富裕層の人達が住んでいます。

どの国でもそうですが、低所得者層の人達が住む場所は治安の悪いところが多く、ボゴタについても同様です。

まずは治安の良い新市街について解説します。

新市街は治安が安定

ボゴタの新市街は治安が安定していると言えます。

ヒルトン・ボゴタ(Hilton Bogotá)周辺からウサケン(Usaquén)にかけてのエリアです。

ヒルトン・ボゴタ近くに位置するオシャレスポットのソナT(ZONA T)周辺には世界各国の大使館(日本含む)があり、セキュリティなどはしっかりしている印象を受けました。

また、グーグル(Google)などの国際的企業、金融機関などがオフィスを構えていることからも、治安の良い地域だとご想像頂けると思います。

実際に歩いてみても、ゴミや落書きが少なく、通り過ぎる人達の身なりもきちんとしています。

歩いていて身の危険を感じることはなく、夜間についても普通にレストランやコンビニに行けるため、ホテル選びなら新市街一択と言えます。

なお、ソナT周辺は中層階のきれいなマンションが多く建てられているほか、緑が多いのも特徴。また、ウサケン周辺は戸建て主体の高級住宅地になっています。

■ZONA Tの写真(アンディーノ周辺)

ボゴタのZONA-T

旧市街の観光地について

治安の悪い旧市街側にボゴタの主要観光地が集中しているものの、ボリーバル広場(Plaza de Bolívar)を中心に多くの警察官が街を警備しています。

また、日中は多くの人が街に繰り出しているため、旧市街の主要観光地の周辺については治安面で問題がない(スリなどを除く)と言えます。

ただし、旧市街の観光地周辺には多くの浮浪者がいるため、あくまで日中に限った話になります。

夜間や早朝については出歩いている人の数が極端に減るため、不要な徘徊などはしない方が無難です。

治安の悪い地域について

旧市街の主要観光地周辺であれば、メトロポリタノ・テルセル・ミレニオ公園(Parque Metropolitano Tercer Milenio)周辺に気を付けなければいけません。

ボリーバル広場近くに位置していますが、多くの浮浪者がいるため、夜間は立ち入らないでください。

また、新市街側からトランスミレニオでボリーバル広場に行く際、カレーラ14通り(Avenida Carrera 14)を通りますが、ボリーバル広場側の逆側にロス・マルティネス(Los Mártires)という地域があり、そちらについては現地の人が避けるべきであると教えてくれた場所になります。

そのほか、カジェ7(Calle 7)より南側の斜面にあるルルド(Lourdes)などの地域は低所得者層が多く住んでおり、観光として見るべきものはないため、立ち入らない方がいいです。

■現地の人に聞いた上記以外で気を付けるべき地域

  • ラス・クルセス(Las Cruces)
  • サン・クリストバル(San Cristóbal)
  • ケネディ(Kenedy)
  • ボサ(Bosa)

※上記でも安全な場所、危険な場所があり、旧市街・新市街どちらにいる場合でも周囲に注意を払って行動してください。

■メトロポリタノ・テルセル・ミレニオ公園から撮影したルルド方面の写真

ボゴタのルルド(Lourdes)地区周辺

強盗に遭遇した場合の対処法

2016年11月にメデジン(Medellín)で射殺された日本人男性のケースでは、携帯端末を奪われ、取り返そうと追いかけた末に起こった惨事でした。

発展途上国や治安が安定していない地域では、強盗や窃盗などの犯罪に巻き込まれる可能性は高いと言えます。

強盗に遭遇した際の注意点としては、「絶対に抵抗しない」ことが重要です。

低所得者層の若者が犯行に及んでいるケースが多く、英語などで会話ができる相手ではないため、凶器などを見せられた場合は素直にお金を差し出すようにしてください。

基本的な対策としては、以下の3点を参考にしてください。

  • 持ち歩くお金を限定する
  • 携帯端末を安価なものにする
  • 人通りの少ない通りは避ける

上記3点がどういうことか、これから解説していきます。

持ち歩くお金を限定する

強盗に遭遇するリスクを考慮し、有り金すべてを持ち歩くことは止めた方がいいと言えます。

ホテルのセキュリティボックスやフロントなどを上手く利用し、お金を分散させておくことでリスク低減を図ることができます。

クレジットカードなども限度額が低いものを持ち歩くようにし、限度額が大きいものはホテルに置いておくのが賢いやり方です。また、運転免許証など無くなって困るものもホテルに置いて観光することをおすすめします。

持ち歩く金額の目安としては1~3万円くらいがいいと思います。

金額が低すぎれば解放に時間がかかる可能性があり、多過ぎれば相手にさらなる「欲」が出る可能性もあります。

金額に正解はありませんが、個人的には1~3万円ほどが双方にとって割り切ることができる金額だと考えています。

なお、財布を安物にする人がいますが、ナイロン製などは偽財布だと見破られるパターンがあるので、実際に使用していると思わすことのできる革財布が望ましいです。

※パスポートは必要でない場合、コピー(写真と、その国の入国スタンプが押印されたページ)を持ち歩くようにしてください。

携帯端末を安価なものにする

iPhoneなどの最新機種を使用していれば、途上国などでは犯罪のターゲットになる場合もあります。

途上国でもスマートフォンは普及しているため、スマートフォンを見ること自体に違和感はありません。ただし、犯罪者は最新機種などを把握しているため、途上国では最新機種のスマートフォンの使用(人目に付く場所で)を控えてください。

盗られるリスクがある以上、旧型のスマートフォン(格安含む)や2万円ちょっとで購入できるiPod Touchでの代用を検討されてもいいと思います。

人通りの少ない通りは避ける

どこの都市でも同じですが、人目に付かない場所で犯罪に巻き込まれるケースが多いです。

ボゴタの旧市街は多くの人で溢れているため、大通りなどを歩いていれば凶悪犯罪に巻き込まれるリスクは低いと言えます。

新市街については、通りで一人きりになることも多いですが、怪しい人が近づいてきていないか注意していれば問題ありません。旧市街ではできるだけ人目のない怪しい通りには近づかないようにしてください。

治安の悪い地域を見極めるポイントとしては以下の4点になります。

  • ゴミが散乱している
  • 落書きが多い
  • 野犬が多い
  • 仕事をしていない男性がたむろしている

もちろん、人の見た目で判断できる場合もあるので、通りを歩いている人でも判断しなければいけません。

まとめ

日中については、ボゴタは安心して観光ができる都市だと言えます。

治安についても良くなっているため、過度に不安視する必要はありません。ただし、旧市街などでの夜間外出を控え、治安の悪い地域には行かないことが前提です。

また、持ち歩く金額やスマートフォンなどの話は途上国向けの要素が強いですが、ヨーロッパなどでもスリ被害に遭う可能性があるため、どの国でも貴重品はホテルに預けるなどしてリスクの低減を図っておいた方がいいと思います。