サマルカンドの治安を一刀両断!少年物乞いに要注意?

サマルカンド

ウズベキスタン共和国の青の都「サマルカンド」は安全?それとも危険?

みなさんはサマルカンドの治安についてどのような印象をお持ちですか?サマルカンドは世界遺産に登録されており、テレビなどでも多く取り上げられているため、治安面に不安を感じている方は少ないかもしれません。

今回は筆者がサマルカンドの治安について調査。観光客が立ち入らない場所などサマルカンドを歩き回って感じた治安面の感想、観光客が注意すべきポイントなどを解説しています。サマルカンド観光を計画されている方はぜひ参考にしてください!

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最初に危険レベルを確認しよう

安全情報

※出典:外務省の海外安全ホームページ

海外旅行に行く前(計画する前)は、必ず「外務省 海外安全ホームページ」で滞在予定地の危険レベルを確認してください。

サマルカンドは2025年2月5日現在、レベル1「十分注意」で注意喚起が行われています。ただし、レベル1は渡航中止勧告ではなく、渡航は制限されていません。マニラ、香港、ジャカルタなどもレベル1で注意喚起が行われています。

なお、海外安全ホームページでは、日本の外務省がレベル1「十分注意」、レベル2「不要不急の渡航は止める」、レベル3「渡航中止勧告」、レベル4「退避勧告」の4段階評価で各地域の安全情報を開示しています。

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サマルカンドの治安について

サマルカンドの安全度(5段階評価):★★★

サマルカンドの安全度は「問題なし」となる星3つで評価しています。安全度は通常の観光で観光客が軽犯罪(スリなど)以外の犯罪(傷害など)に巻き込まれるか否かを基準にしています。

サマルカンドは「文化交差路サマルカンド」として世界遺産に登録されています。そのため、レギスタン広場を中心に多くの観光客で賑わっています。さらに、レギスタン広場ではライトアップやプロジェクションマッピングが行われており、中心部は夜でも観光客で賑わっています(※写真参考)。レギスタン広場を中心に警察官が散見されたこともあり、治安評価を問題なしの星3つとしています。

※ライトアップ、プロジェクションマッピングを見る際は荷物の管理を厳重に行ってください。

その一方、街を歩いて気になったことがあります。以下の3点についてこれから解説していきます。

  • お金をくれ!少年につきまとわれる
  • 青信号でクラクションを鳴らされる
  • 爺さんに腕を掴まれる

※安全度は、星5つ(最高)、星4つ(良好)、星3つ(問題なし)、星2つ(不安)、星1つ(最悪)で評価しています。

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お金をくれ!少年につきまとわれる

写真の通りは、レギスタン広場から南東に向かう「パンジケント通り(Panjakent ko’chasi)」です。筆者が19時頃こちらの通りを歩いていた際、2人の少年(9歳、6歳くらい)が筆者にMoney, Moneyと言ってつきまとってきました。筆者が「No」と言っても離れず、つきまとってきました。

最悪だったのは分からない現地語で何かを叫んでいたことです。「お金をくれ」という意味では問題ありませんが、「人殺し」などと叫ばれていた場合、トラブルに発展する可能性があります。筆者はトラブルを避けるため、その場を速やかに離れることにしました。トラブルに発展しないよう、皆さんも注意してください。

※筆者につきまとってきた少年たちは画像の少年たちではありません。

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青信号でクラクションを鳴らされる

写真はサマルカンド中心部から北東に行ったガソリンスタンド「ベンゾザプラフカ(Benzozapravka)」付近の写真です。筆者は横断歩道マークのある場所を青信号で渡っていたところ、奥から手前側に向かってきた車からクラクションを鳴らされました。渡るな、どけろという意味のクラクションだと思います。タシケントの時もそうでしたが、青信号で横断歩道を渡っていても、歩行者優先ではありません。青信号でも近づいている車がないか歩行者は注意しなければいけません。

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爺さんに腕を掴まれる

写真中央の赤パラソルの辺りにカフェレストラン「Sayqali Samarkand Chayhana」があります。その先、青いバックパックを背負った人の辺りを筆者が歩いていた際、ホームレスのような風貌の爺さんがグータッチのポーズをしてきました。筆者が「No」と言って断ると、強引に腕を掴まれ、グータッチをせがまれるということがありました。筆者が仕方なくグータッチをすると、爺さんは満足そうな顔をしていました。女性に同様のことをするとは考えづらいですが、念の為注意してください。

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番外編

50代くらいの女性物乞いが排除される

写真は有料エリアからレギスタン広場を撮影したものですが、こちらは公園のようになっており、その一角で座り込んで物乞いをしていた50代くらいの女性がいました。すると、通報が入ったのか、警備員のような男性が物乞いを止めさせ、どこかに行くように促していました。サマルカンドでは座り込んで物乞いをしている人をあまり見ませんでしたが、このように注意されるからなのかもしれません。

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サマルカンドで見た格差

筆者はレギスタン広場近くのホテル「HOTEL DIYOR」に宿泊していました。筆者が朝食時に外の通りを眺めていると、綺麗な制服を着た小学生の集団がどこかに向かう一方、同じくらいの少年がペットボトルを積むような台車でどこかに向かっていました。

マーケットなどで街の人達と交流した際に気になったことは、筆者がGoogle翻訳でウズベク語を見せても、すぐに理解している人が少なかったことです。2行程度の文でも意味を理解するのに30秒くらいかかる場面が多々ありました。小さなころから働き、学校に行けなかったことで読み書きが苦手な人が多いのかもしれません。

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最後に

写真左はShah-i-Zinda通りの建物、写真右は「Ulitsa Usta Umara Dzhurakulova」通りで撮影しています。サマルカンド中心部から北東に行ったエリアを歩いていた際、建物下にスペースがある建物が目に付いたことが気になりました。人目に付きづらいため、連れ込まれる可能性があります。女性1人で夜に出歩いた場合、このような建物がある場所には立ち入らない方が無難かもしれません。

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■野犬について

サマルカンドの街を歩いていた際、数匹の野犬に遭遇しました。ただどの犬も攻撃的ではなく、どちらかというと人を怖がっているように感じました。問題がある個体に出会うことはありませんでしたが、野犬を見かけた際は噛まれないように注意してください。

以上、サマルカンドは安全に観光が楽しめる都市だと思います。

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