ビシュケクの治安を一刀両断!ヤク中の男女に遭遇した場所は?

ビシュケク

キルギス共和国の首都「ビシュケク」は安全?それとも危険?

みなさんはビシュケクの治安についてどのような印象をお持ちですか?治安情報が少なく、キルギスは旧ソビエト連邦の構成共和国ということから、不安に感じている方も多いと思います。

今回は2024年に筆者がビシュケクの治安について調査。ビシュケクの街を歩き倒して感じた治安面の感想、観光客が注意すべきポイントなどを解説しています。ビシュケク観光を計画されている方はぜひ参考にしてください!

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最初に危険レベルを確認しよう

安全情報

※出典:外務省の海外安全ホームページ

海外旅行に行く前(計画する前)は、必ず「外務省 海外安全ホームページ」で滞在予定地の危険レベルを確認してください。

ビシュケクは2025年1月16日現在、レベル1「十分注意」で注意喚起が行われています。ただし、レベル1は渡航中止勧告ではなく、渡航は制限されていません。アジアの都市ではマニラ、香港、ジャカルタなどもレベル1で注意喚起が行われています。

なお、海外安全ホームページでは、日本の外務省がレベル1「十分注意」、レベル2「不要不急の渡航は止める」、レベル3「渡航中止勧告」、レベル4「退避勧告」の4段階評価で各地域の安全情報を開示しています。

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ビシュケクの治安について

ビシュケクの安全度(5段階評価):★★★

ビシュケクの安全度は「問題なし」となる星3つで評価しています。安全度は通常の観光で観光客が軽犯罪(スリなど)以外の犯罪(傷害など)に巻き込まれるか否かを基準にしています。

ビシュケク渡航前は、旧ソ連邦の構成共和国であったこと、治安情報の少なさから、治安は悪いものだと思い込んでいました。現地に到着し、街を一通り見てそれが間違っていたと感じました。やんちゃそうな若い男性グループはいましたが、それは日本でも同じことです。ただ、街には多くの人がおり、スリ以外のトラブルに巻き込まれる可能性は低いと感じました。

その一方、街を歩いていて交通事故現場に複数回遭遇したほか、ヤク中と思われる男女に遭遇するなど、観光客が注意すべきこともありました。これから以下の項目について解説していきます。

  • ヤク中と思われる男女に遭遇した場所は?
  • 筆者がツバを吐かれた場所とは?
  • 観光客が一番注意すべきは車?
  • 偽警官はいる?
  • オシュバザールはスリに注意?
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ヤク中と思われる男女に遭遇した場所は?

写真は西バスステーション(閉鎖?)からオシュバザールに向かうKuliev通りです。筆者がこちらの通りを歩いていた際、西バスステーション側でヤク中と思われる30代くらいの男女に遭遇しました。危害を加えてくる感じではありませんでしたが、じろじろ見ないなど注意する必要があります。日中は人通りがあるため、トラブルに巻き込まれるリスクは低いと思います。

筆者がツバを吐かれた場所とは?

筆者がビシュケク中心部の北にあるカラガチョヴァヤ・ロシャ近くの「Yusup Abdrahmanov通り」を歩いていた際、自転車に乗って背中側から来た50代くらいのロシア系の男にツバを吐かれるということがありました。

ツバは筆者の1メートル先に落ちたため、顔や服に付くことはありませんでした。背中側から来たので人種や顔ではなく、愉快犯的に行われた気がします。どちらにしても喧嘩を売る行為ですが、トラブルを避けるため、気にしないことが重要です。ただ、走って追いかけたことはここだけの秘密です。

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観光客が一番注意すべきは車?

写真はチュイ大通りの歩道ですが、筆者が歩道の左隅を歩いていた際、結構なスピードを出したベンツが30センチほど横を後ろから通り過ぎるということがありました。写真の奥の通り、車の駐車や走行は許されている可能性がありますが、徐行しないところはキルギスさといったところでしょうか。いずれにせよ、歩道でも車が駐車している場所、幅が広いところは車やバイクの走行に注意しなければいけません。

また、青信号で歩行者が渡っているのを待っている車に後ろの車がさっさと行けと言わんばかりにクラクションを鳴らしていたことがあり、青信号でも歩行者優先という感じはしませんでした。さらに、右折・左折レーンがきちんと整備されていないほか、とにかく車が前を詰めているため、信号が変わって交差点内に取り残されるという車が珍しくなく、合理的に物事を考える人が少ないという印象を受けました。交通マナーの悪さには注意してください。

■歩道を走っていた車とバイク

■筆者が遭遇した交通事故現場

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偽警官はいる?

インターネット上でビシュケクには偽警官がいるという情報を見ましたが、筆者はそのような存在を確認することができませんでした。街中には警察官のような制服のほか、迷彩服、謎にトランシーバーを持った中年男性など、偽警官になりえそうな人はいましたが、特に問題はありませんでした。

その一方、オペラ座の後ろにある公園で、警察官(本物?)が身分証明書か何かのパトロールを行っていました。パスポートを取られたタジク人と思われる人物がどこかに連れて行かれていましたが、罪状などは不明です。基本的にはタバコを吸ってはいけない場所で吸わない、その他人とは違った行動をしなければ、足元を見られることがないので大丈夫だと思います。

オシュバザールはスリに注意?

オシュバザールではスリに注意という情報を見かけましたが、近くに寄ってくるなどスリっぽい人はいませんでした。ただし、スマートフォンを後ろのポケットに突っ込んだり、荷物を地面に置いて目を離すといったことは厳禁です。なお、筆者はお金やパスポートが入ったポーチを服の下に隠し、観光をしています。

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最後に

筆者はSalamat Hotelというホテルに宿泊しましたが、ホテル予約サイトの地図の場所が間違っており、途方に暮れていました。そこで近くにいた60代くらいのおじさんに場所を聞いてみると、スマートフォンで場所を検索してくれ、ここだよと親切に教えてくれるということがありました。このように、話しかけると親切な人も多いです。

事前に治安情報を調べることは重要ですが、マイナス的な情報を気にし過ぎるのも良くないと、中央アジアを周遊して感じています。実際に行ってみなければ本当のところの治安は分かりません。治安状況は常に変化するものです。お金を一箇所にまとめない、心配なら古いスマートフォンを持っていくなど、必要最低限の対策をするだけで良いと思います。

以上、ビシュケクは治安面で不安を感じることのない都市でした。

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