タシケントの観光地10選!噴水ショーが見所の公園とは?

タシケント

ウズベキスタン共和国の首都「タシケント」で印象に残った観光地を紹介!

世界最古のコーラン写本が保管されている場所はどこ?大きな人工湖で開催されている噴水ショーが見所の公園がある?飲食店やゲームなどの屋台が軒を連ねる通りとは?

今回はウズベキスタン共和国の首都「タシケント」の観光地を紹介します。筆者が訪れて印象に残った10ヵ所に加え、タシケント国際空港から乗るタクシー、交通機関の支払い方法などの情報も掲載しています。ぜひタシケント観光の参考にしてください!

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タシケントで印象に残った観光地10選

1.アミール・ティムール広場(Amir Temur xiyoboni)

アミール・ティムール広場はタシケント中心部に位置する広場。ロシア帝国時代の1882年に造られ、1940年代からスターリン像が設置されていました。ウズベキスタン独立後、1994年に現在の名前に変更され、広場にはアミール・ティムール像(※写真)が設置されました。

広場周辺にはホテル・ウズベキスタン(筆者宿泊)、アミール・ティムール博物館、屋台などが軒を連ねるサイールゴフ通りがあるほか、地下鉄1号線「Amir Temur xiyoboni」駅及び3号線「Yunus Rajabiy」駅があります。タシケント中心部の象徴的な広場のため、一度は訪れておきたい場所だと思います。

住所:Амир Темур шоҳ кўчаси 4, Тоshkent(地図
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2.ハズラティ・イマーム・コンプレックス(Hazrati Imom majmuasi)

ハズラティ・イマーム・コンプレックスは「Muyi Muborak Madrasah(聖なる髪の学校)」、「Qaffol Shoshiy Maqbarasi(カフォル・シャシ廟)」、「Baroqxon Madrasasi(バラカン・マドラサ)」、「Hazrati Imom Jome Masjidi(ハズラティ・イマーム・モスク)」などから構成される複合施設。タシケント旧市街に位置しています。

「聖なる髪の学校」には世界最古のコーラン写本が保管されているほか、預言者ムハンマドの髪の毛が収蔵されていると言われています。ハズラティ・イマーム・モスクや土産店として開放されている建物には無料で入ることができますが、聖なる髪の学校は有料になります。観光バスで観光客が訪れる場所で、気兼ねなく訪れることができるため、イスラム教への理解を深める場所としておすすめです。

■モスク内

■土産店、ドレスコード

開館時間:9:00〜17:00(変更あり)
住所:86PR+XGC, Зарқайнар кўчаси, Тоshkent(地図
料金:無料(有料エリアあり)
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3.タシケント・シティ・パーク(Tashkent City bogʻi)

タシケント・シティ・パークはタシケント中心部西側に位置する2019年10月に開園した公園。15ヘクタールの大きな人工湖で行われる噴水ショーが最大の見所です。筆者が滞在した際はセリーヌ・ディオンの曲に合わせた迫力のあるショーが開催されていました。あまり混雑していないため、場所によっては周りを気にすることなくゆっくりショーを楽しむことができます。

■タシケント・シティ・パークのモニュメント

住所:868X+M99, Unnamed Road, Tashkent(地図

■噴水ショーの時間

月〜金曜日:18:30、19:30、20:30、21:30
土〜日曜日:15:30、16:30、18:30、19:30、20:30、21:30
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4.マジックシティ(Magic City)

マジックシティは2021年に開業したテーマパーク。テーマパーク内はパリ、バルセロナなど世界各都市をイメージした建物が軒を連ね、LC WAIKIKIやDeFactoなどのショップ、KFCなどの飲食店があります。そのほか、夢の国にある城のような「Magic Castle」、中央アジア初の水族館などがあり、こちらでも噴水ショーが開催されています。なお、入場無料で、アトラクションごとに料金を支払うシステムになっています。

営業時間:10:00〜23:00
住所:863V+884, Tashkent(地図
料金:入場無料(アトラクションは有料)
公式サイト:https://magiccity.uz/

5.サイールゴフ通り(Sayilgoh ko’chasi)

サイールゴフ通り(地図)はアミール・ティムール広場とBuyuk Turon通りを結ぶ全長約630メートルの通り。メインになるアミール・ティムール広場側の200メートルほどに、飲食店やゲームなどを楽しむことができる屋台があります。朝は閑散としていますが、ライトアップされる夜は多くの人で賑わっていました。朝は散水車を使って清掃が行われており、すれ違う際に作業員の人がサムズアップしてくれたことが印象に残っています。なお、夜は警察官?による警備が行われており、女性でも安心して訪れることができる場所です。

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6.ウズベキスタン共和国大統領府(O’zbekiston Respublikasi Prezidenti Administratsiyasi)

ウズベキスタン共和国大統領府の建物は独立広場に位置しています。独立広場はロシア帝国時代に整備され、1991年の独立後に現在の名称に変更されています。写真のように噴水がありますが、一部しか動いていませんでした。また、筆者が訪れた際はウズベキスタン共和国大統領府の建物に近づくことはできず、Sharaf Rashidov Avenue側の一部しか立ち入れないようになっていました。タシケントの象徴的な場所の一つとして紹介しています。

■独立広場(Mustaqillik Maydoni)

住所:Mustаqillik mаydоni 6, 100078, Тоshkent(地図
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7.タシケントタワー(Toshkent teleminora)

タシケントタワーはタシケント北東に位置する高さ375メートルのテレビ塔。1978年に建設が開始され、1985年に開業しています。展望台は高さ100メートルの場所にあるため、筆者は登りませんでした。特徴的な外観、タワー入口付近に展示されている東京タワーだけでも十分楽しめると思います。

また、タワー近くには「タシケントの弾圧犠牲者記念碑」があります。花が綺麗に植えられているほか、ベンチがあるため、休憩場所として訪れても良いと思います。筆者が訪れた際はウェディングフォトの撮影をしている現地の方もいました。

■タシケントの弾圧犠牲者記念碑(Shahidlar xotirasi maydoni)

■タシケントタワー

営業時間:10:00〜13:00、14:00〜20:00
料金:50000スム
住所:Амир Темур шоҳ кўчаси 109, Тоshkent(地図
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8.ナヴォイ劇場(Alisher Navoiy nomidagi opera va balet teatri)

ナヴォイ劇場はタシケント中心部、アミール・ティムール広場から徒歩12分ほどの場所にある劇場。設計はロシアの首都「モスクワ」にあるホテル・モスクワなどを設計したアレクセイ・シューセフ(1873〜1949年)が担当。1945〜1946年にかけてソ連の捕虜になっていた旧日本軍の兵士が強制労働させられたことで知られています。建物の向かって左側の奥の目立たない場所にその旨のプレートが設置されています。

■プレート

住所:Moustafa Kamoul Atatürk, Bukhara Street 28, 100029, Tashkent(地図
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9.ウズベキスタン国立歴史博物館(Oʻzbekiston tarixi davlat muzeyi)

ウズベキスタン国立歴史博物館は1876年に設立されたタシケントで最も古い博物館の一つ(現在の建物は1970年に建てられたもの)。コレクション数は25万点超で、石器時代から現代までのウズベキスタンの歴史について学ぶことができます。遺物、陶器、伝統衣装、コインなどが展示されており、シルクロードによってもたらされた展示物が見所です。

※臨時休業中(2025年1月27日現在)

10.アミール・ティムール博物館(Temuriylar tarixi davlat muzeyi)

アミール・ティムール博物館はティムール生誕660周年を記念して1996年に建設された博物館。主にティムール朝の歴史に関する展示が行われており、ウズベキスタンの歴史に興味のある方は訪れておきたい場所になります。アミール・ティムール広場に隣接しているため、アクセスしやすい点もポイントです。

開館時間:10:00〜18:00(月曜日は定休日)
料金:25000スム
住所:Амир Темур шоҳ кўчаси 1, 100000, Тоshkent(地図
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タシケント国際空港、交通機関の支払いについて

■パスポートコントロールについて

筆者はキルギスの首都「ビシュケク」から空路でタシケントに行きました。タシケントに到着後、バスで空港に向かうパターンでした。驚いたことは、バスを降ろされた場所がパスポートコントロールの前だったことです。変わった空港だなと思いつつ順番を待ち、パスポートコントロールでは何も聞かれませんでした。

■空港の外にはすごい人(タクシーの客引き含む)

空港の外にはものすごい数の人がおり、タクシーの客引きも多かったです。筆者は21時前からバス停で67番のバスを待っていましたが、バスはなかなか来ませんでした。30分ほど待った後、バスが来ましたが、収めていた場所にクレジットカードがないことに気づき、乗ることができませんでした。

ビシュケクの空港で食事をした際にクレジットカードを使っていたため、そこで落としたか?と焦るなか、カードは収めていたポーチの別の場所にありました。そのようなゴタゴタで疲れたため、タクシーに乗って宿泊先のホテル・ウズベキスタンへ向かうことにしました。

■タクシーでタシケント国際空港からホテル・ウズベキスタンへ

タクシーを探しに空港へ向かっていると、空港を出て最初に声を掛けてくれたケーシー高峰似のおじさんが再び声を掛けてくれました。最初は30米ドルでしたが、それでは乗らないと交渉を続けると、25、15といった具合に料金は下がっていき、最終的には3米ドルを提示してくれました。ただ、3米ドルはあまりにも安いので、10米ドル支払うことにしました。なお、相手にも生活があるため、フェアトレード的な適正料金の支払いは重要なことだと思います。

※タクシーは米ドルで支払いました。

■交通機関の支払いについて

タシケントのバス、地下鉄は写真の通り、クレジットカード(VISA、マスターカードなど)で支払うことができます。バスは最初にクレジットカードをかざし、降りる時は何もせずそのまま降ります。

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最後に

アミール・ティムール広場から歩いてタシケントタワーに向かっていた際、どんぐりを拾っていたおばさんに出会いました。行きは気になりつつも通り過ぎ、帰りに同じ道を通ると、おばさんがまだ拾っていたため、ウズベク語のテキスト「手伝ってもいいですか」を見せてどんぐり拾いを手伝うことにしました。

アミール・ティムール大通り沿いにはどんぐりの木が植えられており、そこら中にどんぐりが転がっているなか、筆者も一心不乱にどんぐりを拾いました。10分ほどでスーパーの袋が一杯になったため、その場を去ることにしました。おばさんに食べるのか質問したところ、「バランクシ」と答えてくれました。バランクシの意味は分かりませんでしたが、帰り際に「スパシーバ」と言ってくれたので、ロシア語なのかもしれません。豚などの家畜の餌なのかな?と思いつつ、帰路につきました。

以上、タシケントの街を歩いていると、このような面白い出会いがあります。ぜひみなさんも観光スポットはもちろん、現地の方との交流も楽しんでください。

※今回紹介した観光スポットの場所は、以下のGoogleマップで確認してください。

タシケントの観光スポット(Googleマップ)

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