アルマトイの治安を一刀両断！馬乳酒売りに絡まれた場所とは？

カザフスタンの最大の都市「アルマトイ」は安全？それとも危険？

みなさんはアルマトイの治安についてどのような印象をお持ちですか？カザフスタンは旧ソ連邦の構成共和国であり、治安情報が少ないことから不安に感じている方がいると思います。

今回は2024年に筆者がアルマトイの治安について調査。アルマトイの街を歩き倒して感じた治安面の感想、観光客が注意すべきポイントなどを解説しています。筆者が撮影した写真と共にポイントを紹介しますので、アルマトイ観光を計画されている方はぜひ参考にしてください！

最初に危険レベルを確認しよう

※出典：外務省の海外安全ホームページ

海外旅行に行く前（計画する前）は、必ず「外務省海外安全ホームページ」で滞在予定地の危険レベルを確認してください。

アルマトイは2024年12月17日現在、レベル1「十分注意」で注意喚起が行われています。ただし、レベル1は渡航中止勧告ではなく、渡航は制限されていません。アジアの都市ではマニラ、香港、ジャカルタなどもレベル1で注意喚起が行われています。

なお、海外安全ホームページでは、日本の外務省がレベル1「十分注意」、レベル2「不要不急の渡航は止める」、レベル3「渡航中止勧告」、レベル4「退避勧告」の4段階評価で各地域の安全情報を開示しています。

アルマトイの治安について

アルマトイの安全度（5段階評価）：★★★★

アルマトイの安全度は「安全」となる星4つで評価しています。安全度は通常の観光で観光客が軽犯罪（スリなど）以外の犯罪（傷害など）に巻き込まれるか否かを基準にしています。

アルマトイに渡航する前は、「情報の少なさ」や「勝手な思い込み」で治安は悪いものだと思っていました。しかし、実際に行ってみると、街の治安は安定しており、昼夜歩いていて不安を感じることはありませんでした。安全度としては日本より治安が良いと感じたほどです。

安全過ぎて書くことがないという状況ですが、以下の注意すべき点が3つありましたので、これからそのポイントを解説していきます。

横断歩道に要注意？
ドラッグ？を買わないかと近づいてきた中年女性がいた？
馬乳酒売りの男性につきまとわれる？！

横断歩道に要注意？

アルマトイを歩いていて驚いたことは、青信号で横断歩道を渡っている際、接触しそうになるくらい突っ込んでくる車が多いということです。バスも例外ではありません。相手が老人でも容赦なく、余裕を持って歩行者を待つという寛容性はありません。

なお、横断歩道にはメガネの標識がある場合があります。現地の方に質問したところ、目の見えない方に注意してくださいという標識だそうです。ただ、車の運転手が目の見えない方を注意している雰囲気はありませんでした。

■メガネの標識

ドラッグ？を買わないかと近づいてきた中年女性がいた？

写真は中央モスク近く、プーシキン通り沿いの建物です。筆者が夜9時頃にこちらの店の前を通った際、怪しげな中年女性がドラッグを買わないかと声を掛けてきました。断れば問題はなかったため、大きなトラブルにはなりづらそうでした。

なお、アルマトイではホームレスのような物乞いの方をたまに見かけますが、ドラッグや酒のために物乞いをしているパターンが多いそうです。

馬乳酒売りの男性につきまとわれる？！

筆者が夜10時過ぎに現地の方とアルバート（※写真）を歩いていたところ、馬乳酒を売っている20〜30代の男性に声を掛けられました。断っても断っても、私は日本が好きだから友達になりたいと言い、何十分もつきまとわれました。

その場は何とか振り切ったものの、飲食店を出た後に再度発見され、再び同じ内容でつきまとわれるということがありました。筆者は男性ですが、女性なら恐怖を感じたと思います。女性でこのようにつきまとわれた場合は、周囲の人もしくはアルバート沿いにある飲食店に入って助けを求めてください。

その他

■Fantasy World Almaty付近

写真はFantasy World Almatyという遊園地ですが、この近くのツィルク・アルマトゥイ側で40代くらいの女性にお金をねだられました。現地語で話し掛けられたため、どうすることも出来ず、分からないというジェスチャーをしたところ相手も理解してくれました。ビデオ撮影をしていたので後日現地の方に音声を確認してもらったところ、お金をくれという内容の話をしていると教えてくれました。

■アルマトイの野犬

アルマトイの街を歩いていると、野犬を見かけることが時々あります。ただ、あまり多くはありませんでした。サイランバスステーションで見かけた個体は耳にタグが付けられており、一部の野犬は管理がされているようでした。筆者が見かけた野犬たちは人を襲ってくるような雰囲気はありませんでしたが、念の為野犬には注意するようにしてください。