ある少年との出会いで大変なことに?!
金細工品や王室関連の展示物が最大の見所?トラヤヌス帝の記念柱はまさかの複製だった?!トイレは客以外でも無料で利用できる?
今回はルーマニア国立歴史博物館を紹介します。概要からフロア情報、展示物のギャラリー、開館時間やチケット料金を紹介している基本情報などを掲載していますので、今後行く予定のある方はぜひ参考にしてください!
ルーマニア国立歴史博物館の概要
ルーマニア国立歴史博物館は社会主義時代の1970年に設立され、1972年に開館した博物館です。建物は1894年〜1899年にかけて建設された歴史的建造物の郵便局宮殿(Palatul Poștelor)が利用されています。
コレクション数は69万点超で、古代から現代までのルーマニアの歴史に関する展示物を見ることができます。常設展示ではトラヤヌス帝の記念柱(複製)、金や宝石のコレクションなどが見所です。筆者が訪れた際はルーマニア公「アレクサンドル・ヨアン・クザ(1820年〜1873年)」の企画展?が行われていました。
フロアについて
■フロア1(1階)
入った正面に博物館(メイン)の入口があり、右手の通路を進むとチケットオフィスがあります。チケットオフィスをさらに進み、左に曲がったところにトイレがあり、その先には筆記用具やおもちゃを展示しているスペース(※写真)があります。トイレは無料で利用できるため、博物館に用事のない方もトイレスポットとして押さえておくと良いと思います。また、おもちゃの展示エリアも無料で行けました。
1階のメイン展示室は筆者が訪れた際はルーマニア公「アレクサンドル・ヨアン・クザ」の企画展?が行われていました。クザ以外の展示物では、露土戦争(ルーマニア独立戦争、1877年〜1878年)関連、切手のコレクションなどが展示してありました。
■フロア2(地下1階?)
フロア2は石のフロアになり、トラヤヌス帝の記念柱(複製)や石板、彫刻などが展示されています。なお、トラヤヌス帝の記念柱にはローマ対ダキア(現在のルーマニア)の戦いの様子が描かれているため、こちらの複製が展示してあるのかもしれません。そのほか、中世の石棺なども見所になります。
■フロア3(地下2階?)
フロア3は金細工、宝飾品などが展示してある歴史宝物殿と呼ばれるエリアになります。3000点以上の展示物があり、紀元前の金細工品や王冠といった王室関連の展示物も豊富に展示されています。
ギャラリー(展示物の一部)
■フロア1
■フロア2
■フロア3
基本情報
ルーマニア国立歴史博物館 | |
開館時間 | 9:00〜17:00(月曜日、火曜日は定休日) |
料金 | 20レウ |
住所 | Calea Victoriei 12, București 030026 Romania(地図) |
アクセス | 地下鉄M2号線「Universitate」駅から徒歩9分 |
公式サイト | https://www.mnir.ro/ |
■所在地(マップ)
最後に
ルーマニアの歴史に疎い筆者でしたが、宝飾品を中心に見学を楽しむことができました。紀元前から現代の物まで幅広く展示してあるため、少しでもルーマニアの歴史を押さえて行くとより面白味が増すと思います。なお、筆者が訪れた際は改修中?だったため、改修が終了すれば展示物が増えることが予想されます。
そのほか、近くの教会でハローと言ってくれた課外授業中の少年と博物館で再開。筆者に何か言いたそうにもごもごしていましたが、友達が彼は筆者に写真を撮ってもらいたいみたいと教えてくれました。少年の写真を撮っていると、私も私もと言われ大変なことになってしまいました。総勢15人ほど、10分くらい写真を撮っていましたが、ミラーレスカメラを持っているだけで現地の子供達と交流ができ、とても嬉しく感じられた出来事でした。
ぜひ皆さんもルーマニア国立歴史博物館を訪れてみてください!