【ブカレストの気候】真夏の気温差に要注意？！気になる降水量は？

今回はルーマニアの首都「ブカレスト」の気候を紹介します！

ブカレストはヨーロッパの東に位置していますが、気候についてみなさんはどのようなイメージをお持ちですか？

こちらの記事では、ブカレストの平均気温や降水量のデータ（グラフ）、滞在する際の注意点などをお伝えします。ぜひ、ブカレスト旅行を計画する際の参考にしてください。

※ブカレストの平均気温、降水量は2023年のデータ、東京の降水量は平年値を使用しています。

ブカレストの気候について

ブカレストは大陸性気候（ケッペン気候分類：Dfa）に属しています。大陸性気候については、夏と冬の気温差が大きいという特徴があります。日照時間や平均最高・最低気温、降水量は以下のデータを参考にしてください。

日の出、日の入り時刻、月平均日照時間

以下は日の出、日の入り時刻、月平均日照時間になりますが、その年や日によって変動するため、参考値としてご覧ください。

■平均日照時間

日の出が7時台、日の入りが17時前後になる11月から1月は月の日照時間が100時間を下回っていますが、その他ヨーロッパ都市と比較して極端に少ないというわけではなく、むしろ若干多いという印象です。その一方、日の出が5時台、日の入りが21時になる6月から7月を中心に、月の日照時間が200時間を超える月も目立っています。

ブカレストの平均気温

※出典：気象庁ホームページ（https://www.data.jma.go.jp/gmd/cpd/monitor/climatview/frame.php）のデータを基に筆者作成。

【平均気温のポイント】

平均最高・最低気温でまず目に付くのが夏場の暑さです。平均最高気温は7月が33.6℃、8月が34.3℃になっています。こちらは2023年のデータになっており、7〜8月は平均気温が平年値より2℃以上高くなっています。

暑さはもちろん、気温差にも注意が必要になります。5月から10月にかけて、平均最高気温と平均最低気温の気温差が15℃〜17℃ほどになっています。気温差が10℃ほどになる都市は多くありますが、これほど気温差が離れている都市はあまり見たことがありません。日中と早朝・夜間の服装に注意するなど、体調管理に気をつけなければいけません。

ブカレストの平均降水量

※出典：気象庁ホームページ（https://www.data.jma.go.jp/gmd/cpd/monitor/climatview/frame.php）のデータを基に筆者作成。

【平均降水量のポイント】

1月の降水量が東京より多くなっていますが、平年値では下回っているため、2023年1月が少しイレギュラー的に雨が降ったと考えられます。その他の月は降水量が少ないと言えるため、観光を計画する際に降水量を気にする必要はないと思います。

服装について

こちらでは月別に半袖系、長袖系、ジャケット系、コート系の4つに分けて、旅行する際のおすすめの服装を紹介していきます。1日の温度差や気候状況により、最適な服装が異なる場合がありますので、あくまで目安として参考にしてください。

※◎＝最適、◯＝出番あり、△＝持っていると安心

11月下旬から3月初旬にかけて寒さが厳しい時期になります。最低気温に合わせた服装を選び、重ね着で温度調節がしやすいようにしておくと良いと思います。その一方、7〜8月はTシャツが基本になりますが、最低気温が10℃台になることがあるため、薄手のニットなどを持っておくと安心です。

総括

ブカレストの気候で押さえておきたいポイントは以下の通りです。

• 夏場は暑さと気温差に要注意！
• 観光を計画する際、降水量は気にする必要なし！
• ベストシーズンは5〜6月、9〜10月

上記の通り、夏場の平均最高気温は34℃前後とかなり暑くなります。熱中症に十分注意する必要がある一方、平均最低気温は17℃前後と気温差が約17℃あります。気温差による体調の変化にも気を付けなければいけません。

なお、降水量はどの月も気になる数値ではないため、ベストシーズンは気温と日照時間を考慮しています。

以上、ぜひこちらの記事を参考にしてブカレスト観光を計画してみてください！