シギショアラの治安を一刀両断!犬の吠え声が止まない街は安全?

シギショアラ

犬の吠え声が止まない街、シギショアラ

世界遺産の歴史地区で注意すべきは野犬?!旧市街の中心地で4匹の野犬の縄張りになっていた場所とは?筆者が2匹の野犬に追い返された場所は?

今回は筆者がシギショアラの治安について調査し、治安面で気になったポイントなどを解説しています。筆者が撮影した写真と共に紹介しますので、シギショアラ観光を計画されている方はぜひ参考にしてください。

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危険レベルを確認しよう

安全情報

※出典:外務省の海外安全ホームページ

海外旅行に行く前(計画する前)は、必ず「外務省 海外安全ホームページ」で滞在予定地の危険レベルを確認してください。

シギショアラは2024年1月28日現在、危険情報は出されていません。しかし、新型コロナウイルスの影響による失業などで、スリやその他犯罪が増加する可能性には注意してください。

なお、海外安全ホームページでは、日本の外務省がレベル1「十分注意」、レベル2「不要不急の渡航は止める」、レベル3「渡航中止勧告」、レベル4「退避勧告」の4段階評価で各地域の安全情報を開示しています。

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シギショアラの治安について

シギショアラの安全度(5段階評価):★★★

シギショアラの安全度は「問題なし」となる星3つで評価しています。シギショアラは大きな街ではないため、人通りが多い場所は限られています。しかし、旧市街は歴史地区として世界遺産に登録されており、多くの観光客がいます。そのため、女性一人で訪れても大きなトラブルに巻き込まれる可能性は低いと思えるほど、シギショアラ旧市街の治安は良好です。

その一方、シギショアラは大きな問題を抱えています。それは野犬の存在です。旧市街の中心地に位置する修道院教会(Biserica Mănăstirii)周辺など、多くの観光客が訪れるエリアに多くの野犬がいます。筆者はシギショアラの街で15匹以上の野犬に遭遇しました。小型犬は少なく、ほぼ全ての野犬が中・大型犬でした。野犬の中には攻撃的な個体もおり、シギショアラ観光では人より野犬に注意すべきだと感じました。これから撮影した野犬の写真を掲載していきます。

※野犬は狂犬病ウイルスを持っている可能性があります。野犬に噛まれた場合は当日中に現地の医療機関に行き、狂犬病ワクチンなどの投与を受ける必要があります。発症した場合の致死率は約100%で、野犬との接触は絶対に避けなければいけません。

■修道院教会横のスペースを縄張りにする野犬

修道院教会(Biserica Mănăstirii)横のスペース(時計塔側)は4匹ほどの野犬の縄張りになっているようでした。その理由は近くにピザのような食べ物を販売する店があり、観光客がベンチに座って食べる際に分け与えていることが要因です。現に、観光客がその食べ物をベンチで食べている際、1匹の野犬がベロで舐め回すような仕草をしながら欲しそうに眺めていました。なお、1匹の野犬は写真撮影のために縄張りに入った観光客に対して吠えて物凄く威嚇していました。

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■その他旧市街の中心地にいた野犬

こちらの写真は旧市街の中心地「城塞都市広場」や時計塔の下、シギショアラ市庁舎付近など観光客が訪れるエリアで撮影しています。

■筆者が2匹の野犬に吠えられた場所

この道の先に行くと「Mic punct de belvedere」という場所があり、そちらからシギショアラ旧市街の街並みを見渡すことができます。ただ、道の先にある広場に2匹の野犬が門番のように居座っており、筆者はその2匹の野犬にこれ以上来るなと言わんばかりに物凄く吠えられました。そのため、筆者は先に行くことを諦めました。

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最後に

街中にいる野犬は人に危害を加える個体が少ないように思われますが、野犬は夜になると攻撃的になる個体が多いです。夜に野犬同士で激しい喧嘩をしていたことから、夜は安心して旧市街を散策することは難しい状況だと感じました。上記の通り、狂犬病を発症した際の致死率はほぼ100%で噛まれたら洒落になりません。

野犬にタグなどは付けられておらず、狂犬病ワクチンが接種されているか否かは不明です。その一方、こちらの写真のようにあからさまに人によって治療か何かをされた個体もいました。どちらにせよ、野犬に近づかないことが一番重要です。

シギショアラで驚いたことは、犬の吠える声が止むことがなかった点です。飼い犬、野犬どちらが吠えているか分かりませんが、耳を澄ますと街のどこかしらかで犬の吠える声が聞こえます。それだけ、犬の数が多いと言えるのかもしれません。

以上、シギショアラでは人より野犬に注意してください。