ヨーテボリは、スウェーデン第二の都市でありながら、個性的なブランドショップや歴史あるデパートが立ち並ぶ“ショッピングの街”としても知られています。人気ジーンズブランド「ヌーディージーンズ」などの発祥地でもあり、地元ブランドの店舗を巡る楽しみも満載です。
こちらの記事では、「ヨーテボリ発のブランド」「デパート、マーケットなど」「ショッピングストリート」のカテゴリーに分けて、ヨーテボリで訪れるべき買い物スポットを厳選して紹介。北欧らしい洗練された雰囲気の中で、ファッションや雑貨、グルメを満喫できる買い物スポットをぜひチェックしてみてください。
ヨーテボリ発のブランド
1. アクセルアリガト(AXEL ARIGATO)
アクセルアリガト(AXEL ARIGATO)は、2014年に設立されたヨーテボリ発のシューズ&ライフスタイルブランド。ミニマルデザインとストリートカルチャーを融合したスタイルが特徴。ミニマルで洗練されたデザイン・美学と親和性が高いとして、日本語の「ありがとう」がブランド名に入れられています。
参考価格はCLEAN 90(スニーカー)が約4.4万円、ORBIT(スニーカー)が約4.7万円、Tシャツが約1.7万円。上質で長く使えるデザインが魅力で、ファッション感度が高く、ミニマルで洗練された装いを好む方におすすめのブランドです。
2. カッパール(Kappahl)
カッパール(Kappahl)は、ヨーテボリ近郊で1953年に創業したカジュアルファッションブランド。婦人服専門店としてスタートし、現在はレディース・メンズ・キッズまで幅広く展開。手頃な価格と高い品質、サステナビリティを重視する姿勢で高い支持を得ています。
参考価格はコートが約2.4万円、コットンパンツが約7500円、Tシャツが約3000円。シンプルで飽きのこない北欧デザインが魅力で、価格重視の方、ベーシックな日常着を求める方におすすめのブランドです。
3. モンキ(MONKI)
モンキ(MONKI)は、2006年にヨーテボリで設立されたH&M傘下のファッションブランド。北欧のミニマルデザインにストリート感覚を融合させた、遊び心あふれるスタイルが特徴で、10〜20代を中心に人気を集めています。参考価格はTシャツが約2600円、パンツが約5000円、スカートが約7000円。手頃な価格で個性的なファッションを楽しみたい方におすすめのブランドです。
4. ヌーディージーンズ(Nudie Jeans)
ヌーディージーンズ(Nudie Jeans)は、2001年にヨーテボリで設立されたデニムブランド。全てのジーンズにオーガニックコットンを使用し、購入後は無料で修理を受けられる「Repair for Life」サービスを提供している点が特徴。履き込むことで生まれる自然な色落ちやエイジングが魅力で、愛着を持って長く使えるジーンズで人気。ジーンズの価格帯は3〜6万円ほど。本格デニムを育てたい方などにおすすめのブランドです。
デパート、マーケットなど
5. ノルドスタン(nordstan)
ノルドスタン(nordstan)は、ヨーテボリ中央駅のすぐ隣に位置するショッピングセンター。都市再生プロジェクトの一環として建てられ、1972年に開業しています。4階建ての館内にはファッション、家電、食品、カフェ、レストランなど多彩な店舗が集まり、主要テナントとしてÅhléns、H&M、Lindexなどが入っています。さらに、スーパーマーケット「Lidl」があるため、移動前・移動中の食事を購入する場所として適しています。
6. ノーディスカ・コンパニー・ヨーテボリ(Nordiska Kompaniet Göteborg)
ノーディスカ・コンパニー・ヨーテボリは、スウェーデンを代表する老舗百貨店「NK」のヨーテボリ支店で、1971年に開業しました。ファッション、コスメ、インテリア、食品などが揃う一般的なデパート。スカンジナビアブランドから国際的なラグジュアリーブランドまで幅広く取り揃えられています。質の高いお土産を購入する場所として適しているほか、無料のトイレが利用できる場所として押さえておきたいデパートです。
■フロアガイド
フロア2(3階):婦人ファッション、キッズ、トイレ(WC)
フロア1(2階):メンズファッション
フロア0(1階):ビューティー、アクセサリー、シューズ
フロア-1(地下1階):ホーム、トラベル、カスタマーサービス、トイレ(WC)
7. アルカーデン(ARKADEN)
アルカーデン(ARKADEN)は、1899年にヨーテボリ中心部で開業した歴史あるショッピングアーケードで、1974年に再建、2002年に全面改装が行われた商業施設。ノーディスカ・コンパニー・ヨーテボリの隣に位置しています。館内は3フロアで構成されており、ZARA、TOMMY HILFIGER、MANGOなどのほか、古着屋「Beyond Retro」、セカンドハンドショップ「stadsmissions Second Hand」が入っている点が特徴です。
8. フェスケショルカ(Feskekörka)
フェスケショルカ(Feskekörka)は、1874年に開業した魚市場。「魚の教会」という意味の愛称で親しまれています。ネオ・ゴシック様式の建物は、スウェーデンの著名画家「ヴィルヘルム・フォン・イェーゲルフェルト」の父である建築家「ヴィクトール・フォン・イェーゲルフェルト(Victor von Gegerfelt)」が設計を担当。内部には、新鮮な魚介類を販売するカウンターや、シーフード料理を提供するレストランが並んでいます。北欧の新鮮なシーフードを味わいたい方などにおすすめです。
ショッピングストリート
9. クングスガタン(Kungsgatan)
クングスガタン(Kungsgatan)は、ヨーテボリ中心部のヨーテボリ大聖堂横を通るショッピングストリート。通りは1621年の都市計画で誕生し、「王の通り」という意味の名が付けられました。通りには、H&M、Weekday、LINDEX、Gina Tricotといった北欧ブランド、書店やカフェなど多彩な店舗が軒を連ねています。クングスガタンのみならず、周辺の通りがヨーテボリのショッピングエリアになっています。
10. ハガ・ニューガータ(Haga Nygata)
ハガ・ニューガータ(Haga Nygata)は、ハガ地区にある全長約450mの歩行者天国の通り。17世紀に労働者階級の住宅地として誕生し、1970〜80年代の保存・再開発により、現在は1階が石造、2〜3階が木造の3階建て住宅「ランドスフーディンゲフス(landshövdingehus)」が立ち並ぶ趣ある街並みに生まれ変わっています。
石畳の道沿いには個性的な雑貨店やアンティークショップ、名物の巨大シナモンロール「ハガブッレン」が楽しめるカフェ「Café Husaren」などがあり、観光客や地元民に人気です。雑貨やお土産探し、カフェ巡りを楽しみたい人、歴史的な街並みを歩きたい人におすすめのエリアになります。
最後に
ヨーテボリには、大型デパートや発祥ブランドの本店だけでなく、歴史的な街並みに溶け込んだ個性豊かなショッピングスポットが数多く存在します。中心部から徒歩圏内に多彩なショップが集まっているため、短時間でも効率よく巡ることができるのも魅力です。
また、石畳の通りや運河沿いのマーケットなど、買い物をしながら街歩きそのものを楽しめる点もヨーテボリならではです。観光スポットの少なさもあり、ショッピングを楽しむことで観光がより充実したものになると思います。ぜひ皆さんもヨーテボリで買い物を楽しんでください。
なお、今回紹介した場所は以下のグーグルマップで確認してください。