タシケントの治安を一刀両断!交通マナーは最悪だった?

タシケント

ウズベキスタン共和国の首都「タシケント」は安全?それとも危険?

みなさんはタシケントの治安についてどのような印象をお持ちですか?治安情報の少なさ、馴染みの薄い中央アジアということで不安に感じている方がいると思います。

今回は2024年に筆者がタシケントの治安について調査。タシケントを歩き回って感じた治安面の感想、観光客が注意すべきポイントなどを解説しています。タシケント観光を計画されている方はぜひ参考にしてください!

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最初に危険レベルを確認しよう

安全情報

※出典:外務省の海外安全ホームページ

海外旅行に行く前(計画する前)は、必ず「外務省 海外安全ホームページ」で滞在予定地の危険レベルを確認してください。

タシケントは2025年1月29日現在、レベル1「十分注意」で注意喚起が行われています。ただし、レベル1は渡航中止勧告ではなく、渡航は制限されていません。マニラ、香港、イスタンブールなどもレベル1で注意喚起が行われています。

なお、海外安全ホームページでは、日本の外務省がレベル1「十分注意」、レベル2「不要不急の渡航は止める」、レベル3「渡航中止勧告」、レベル4「退避勧告」の4段階評価で各地域の安全情報を開示しています。

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タシケントの治安について

タシケントの安全度(5段階評価):★★★

タシケントの安全度は「問題なし」となる星3つで評価しています。安全度は通常の観光で観光客が軽犯罪(スリなど)以外の犯罪(傷害など)に巻き込まれるか否かを基準にしています。

ウズベキスタンは旧ソビエト連邦の構成共和国であり、独特な雰囲気による治安面への不安などを感じていました。しかし、実際に滞在してみると、日本より治安が安定していると感じられたほどでした。中心部は警察官による警備がしっかり行われていた印象があるほか、政府系建物の周辺は厳重な警備が行われていました。テロへの警戒だと思われますが、治安維持には一定の効果があると思います。

その一方、観光客が注意すべきこともありました。これから以下の項目について解説していきます。

  • 交通マナーは最悪?
  • 女性にカメラを向けてトラブルに?
  • 酔っ払い男性に絡まれる?
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交通マナーは最悪?

タシケントの交通マナーは本当に悪いです。青信号でも横断歩道は歩行者優先ではありません。横断中も邪魔だと言わんばかりに車は間を詰めてきます。少々の隙間があれば、車は歩行者を待つことはしません。さらに、車線変更や煽り運転が激しく、交通事故発生の危険性が高いと思いました。これはタクシーを利用する観光客にとって他人事ではありません。

また、ウズベキスタン人は我慢するという文化がないのか、車同士で言い争い(車線を巡って?)している場面にも多々遭遇したほか、サマルカンド行きのバスでは冷房が寒かったのか60代くらいの女性が若い男性乗務員を怒鳴り散らしていました。

そのほか、筆者が現地の友人とタクシー(Yandex Go)に乗車した際、普通にドアを閉めたところ、ドライバーから強く閉め過ぎだと注意されました。半ドアにならない程度に閉めたつもりですが、強かったようです。その後、暴言を言われたので下車しようと思いましたが、友人がいたため我慢しました。タクシーを利用される方はドアの閉め方に注意してください。

このように、場面によって感情的になる人が散見された点は注意すべきだと思います。

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女性にカメラを向けてトラブルに?

タシケントからサマルカンド行きのバスに乗車していた際、車外の動画を撮影するため、カメラのピント合わせを行っていました。バスが1台の車を追い越した際、カメラがその車の方を向いてしまっていました。

すると、追い越した車に乗車していたイスラム教徒の女性が筆者を指差し、その車の運転手の男性(夫)に何かを言っていました。バスとその車はその後、追い越し、追い越されという状況になり、すれ違う度にイスラム教徒の女性からジロジロ見られるということがありました。バス下車後のトラブルを覚悟し、撮影はしていないと説明するつもりでしたが、その車は別の場所へ向かって行きました。

イスラム教徒の女性にカメラを向けてはいけないと言われますが、今回のように偶然カメラを向けてしまうこともあります。イスラム圏で写真や動画を撮影する際はより注意深く行わなければいけないと学びました。

酔っ払い男性に絡まれる?

筆者が地下鉄1号線「Milliy Bog」駅近くのBunyodkor Avenueを歩いていた際、写真真ん中のショルダーバッグをかけた30代くらいの男性に、「金をくれ」と言われることがありました。その男性は酒臭く、アルコール中毒者のようでした。筆者が「No」というと、何も言わず去ってくれたので良かったですが、場合によってはさらに絡まれる可能性があります。

このような男性に絡まれた場合は、周囲に人がいるか確認し、いない場合は人のいる場所、もしくは交通量のある場所に速やかに移動してください。トラブルに発生した場合、誰かに助けを求める必要があるためです。今回の場合は写真の通り、数名の人が通りにいたこと、交通量の多い大通り沿いだったことから、普通に「No」と対応しましたが、人通りの少ない通りではより慎重に対応しなければいけません。

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最後に

写真は夜に撮影したタシケント中心部、アミール・ティムール広場から伸びるサイールゴフ通り(Sayilgoh ko’chasi)です。写真左、中央に警備をする警察官などがいることが分かります。このように、人が集まる場所、政府系の建物周辺では警察官などによる警備が夜も行われています。人通りが少ない場所は注意すべきですが、タシケントは基本的に女性1人で出歩いても問題のない都市だと感じました。

以上、タシケントは治安面で問題のない都市だと思います。ぜひ皆さんもタシケント観光を楽しんでください。

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