キルギス共和国の首都「ビシュケク」で印象に残った観光地を紹介!
巨大なキルギス国旗が掲げられている広場とは?最も印象に残った建物「キルギス国会議事堂」の外観は?テーマパーク的な公園がある?!
今回はキルギス共和国の首都「ビシュケク」の観光地を紹介します。筆者が訪れて印象に残った10ヵ所に加え、マナス国際空港の注意点などの情報も掲載しています。ぜひビシュケク観光の参考にしてください!
ビシュケクで印象に残った観光地10選
1.アラ=トゥー広場(Ала-Тоо Аянты)
アラ=トゥー広場はビシュケク中心部に位置する広場。キルギス・ソビエト社会主義共和国の建国60周年を記念して1984年に建設され、2003年までレーニン像が置かれていました。現在はマナス(キルギスの民族叙事詩)像のほか、縦10メートル・横15メートルの国旗が掲げられています。衛兵交代式の際は観光客が集まっていました。なお、写真奥の建物はキルギス国立歴史博物館になります。
2.キルギス国立歴史博物館(Кыргыз Республикасынын Улуттук тарых музейи)
キルギス国立歴史博物館はアラ=トゥー広場に隣接する1920年代に設立された中央アジア最大の博物館の一つ。石器時代からキルギス・ソビエト社会主義共和国時代、現代まで様々な物が展示されており、キルギスの歴史を知る上で訪れておきたい場所。パオやカーペット、民族衣装が特に印象に残りました。チケットは安く、ビシュケクは観光スポットが多くないため、訪れておきたい場所だと思います。
■キルギス国立歴史博物館裏にあるレーニン像
3.キルギス国会議事堂(Кыргыз Республикасынын Жогорку Кеңеши)
キルギス国会議事堂は1985年に完成したスターリン様式の建物。2005年のチューリップ革命、2010年キルギス騒乱の舞台になった場所。ビシュケクは特徴的な建物が少なく、キルギス国会議事堂が最も印象に残った建物の一つです。
4.トクトグル・サティルガノフ・フィルハーモニー広場(Токтогул Сатылганов атындагы аянтча)
トクトグル・サティルガノフ・フィルハーモニー広場はトクトグル・サティルガノフ・フィルハーモニー・ホール(※写真の建物)に隣接する広場。広場にはマナス像(※写真)や花壇などがあり、ビシュケクの憩いの場とも言える場所です。なお、広場前には空港行きを含むバス停があります。
5.ビシュケク市庁舎(Бишкек шаар мэриясы)
ビシュケク市庁舎はトクトグル・サティルガノフ・フィルハーモニー広場近くに位置しています。市庁舎の美しさはもちろん、市庁舎越しの天山山脈も見所になります。なお、キルギス国立大学からビシュケク市庁舎までの約500メートルが公園として整備されており、ベンチで休む場所としてもおすすめです。
6.パンフィロフ公園(Панфилов паркы)
パンフィロフ公園はキルギス国会議事堂の裏手に位置する公園。観覧車やメリーゴーラウンド、回転系の乗り物などがある一種のテーマパーク的な場所になります。入場料はかからず、乗り物ごとに料金を支払う形です。そのため、各アトラクションの様子、写真のような偽シュレックなどを見るだけでも面白く感じました。
7.オークパーク(Эмен сейил багы)
オークパークはキルギス国立歴史博物館の右手に位置する公園。公園には特に見所はありませんが、大通り(チュイ通り)側にはマーケットがあります。店舗数は多くありませんが、お土産などが売られていること、中心部に位置することから一度は訪れてみても良いと思います。なお、写真の像の人物は、50ソム札に描かれているクルマンジャン・ダトカ(Курманжан Датка эстелиги、1811〜1907年)。
■オークパークのマーケット
8.革命戦士記念碑(Революция курмандар эстелиги)
革命戦士記念碑はアラ=トゥー広場から東に400メートルほど行った場所にあるモニュメント。中央には女性の権利を訴えていたウルクヤ・サリエワ(Уркуя Салиева、1910〜1934年)の像が置かれています。
9.キルギス国立オペラ・バレエ劇場(Кыргыз улуттук опера жана балет театры)
キルギス国立オペラ・バレエ劇場は1955年に完成したキルギス唯一のオペラハウス。オペラ、バレエはもちろん、古典主義建築の建物の外観だけでも見る価値があります。
10.ビシュケク中央モスク(Бишкек борбордук мечити)
ビシュケク中央モスクはトルコの宗教庁(ディヤネット)の資金提供により、2012〜2018年に建設された中央アジア最大級のモスク。2018年の開会式にはキルギス、トルコ両国の大統領が出席しています。内部装飾の美しさが見所です。
空港行きバス、マナス国際空港について
マナス国際空港行きバスについて
ビシュケク中心部からマナス国際空港に行くには乗合バスやGoBusが紹介されていますが、トクトグル・サティルガノフ・フィルハーモニー広場前のバス停から153番のバスに乗って行くことができます。
GoBusとの比較では、料金はGoBusは200ソムですが、153番のバスは140ソム。GoBusはバンタイプで、153番のバスは普通のバスです。さらに、153番のバスの方が空いていたため、153番のバスの方が全てにおいて勝っているという印象を受けました。
なお、153番のバスに乗車する際、運転手にお金を渡すとエアポート?と聞いてくれ、Yesと言うと写真のチケットを渡してくれました。そのほか、バス車内のエピソードとしては、隣に座った赤ちゃん連れのお母さんが普通に母乳をやり始めたのには驚きました。
マナス国際空港について
マナス国際空港は、1階に国内線、2階に国際線のチェックインカウンター、3階にパスポートコントロールがあります。テロの影響か、空港入口で荷物検査が行われていました。パスポートコントロールに行く前にも形式的な荷物検査がありますが、絶対に何も見ていないと確信できるくらいゆるかったです。なお、パスポートコントロール通過後も荷物検査がありました。
■マナス国際空港のここに注意!
パスポートコントロールはQRコードなどの電子チケットを受け付けていません。おそらくEチケットを印刷したものも不可だと思います。筆者はスマートフォンで航空券を提示したところ、2階に行って紙のチケットをもらってきてと言われました。そのため、オンラインチェックインを行った方も、チケットカウンターでチケットを発券してもらう必要があります。
■パスポートコントロール通過後
写真左側はパスポートコントロール通過後の免税エリア。どの店も小さめです。写真のようなお土産を購入することができますが、ビシュケク中心部で購入した方が良いと思いました。
■飲食店について
待合エリアには飲食店があり、筆者はプロフと500mlのファンタオレンジを注文。料金は580ソムで、冷凍食品のようなものでしたが、味は普通に美味しかったです。
最後に
ビシュケクにある古そうな日本車は大体右ハンドルで、おそらに日本から輸入されたものだと思います。ホンダのフィットが多く、セダンやワゴンも多く見かけることがありました。このような日本とのつながりを意識してビシュケクの街を巡ると、より観光が楽しめると思います!
なお、今回紹介した観光スポットの場所は以下のGoogleマップで確認してください。