海外旅行に興味はあるものの、言葉や治安面の不安により踏み切ることができない人は多いと思います。
筆者は19歳の時に初めて海外旅行(アメリカ・ニューヨーク)に行きましたが、世界一周で様々な国を巡っても、アメリカが初めての海外旅行に一番適していると考えています。
今回はその理由について解説していきます。
初めての海外旅行でアメリカをおすすめする3つの理由
初めての海外旅行でアメリカをおすすめする理由は大きく分けて3つあります。
当たり前のこと、何気ないことも含まれていますが、これらが揃うことで海外旅行のハードルが下がり、安心感を持って旅行をすることができます。以下でこれら3つの理由について解説していきます。
アメリカ人の人柄の良さ
アメリカをおすすめする一番の理由は、アメリカ人の人柄の良さになります。アメリカには困っている人を助ける文化があり、道に迷っていたり、切符などの買い方で迷っていたりすると、誰ともなく声を掛けてきてくれます。
また、バスを待っている時、何かの列に並んでいる時にも気軽に声を掛けてきてくれる文化があります。不安の多い初めての海外旅行で、気軽に助けてくれる人が多くいるというほど心強いことはないと思います。
現地の人と交流してみたいが言葉が話せない、そのような心配をしている人も多いですが、アメリカに行けば向こうから声を掛けてきてくれます。本当に何気ない優しさが、この国に来て良かったと感じさせてくれる魅力になっていると言えます。
話しかけられた場合は、言葉が話せないからと殻に閉じこもるのではなく、ガイドブックや日本に関する物(免許や写真など)を見せてあげたり、片言の英語や簡単な日本語を教えてあげれば向こうも喜んでくれますよ。
■人生を楽しむ姿勢に感動
彼らの行動からは、人生を、一度しかないその瞬間を、楽しんでいるかのように感じます。そのような場所に身を置くことで、自分自身もポジティブになれ、世間体を気にすることなく、自分自身をさらけ出せる、知らなかった自分を発見できる、そんなメリットもあります。
筆者が初めての海外旅行で経験した出来事
筆者が初めての海外旅行でニューヨークに行った際、現地の中年男性が空港からホテルまで案内してくれたことがとても印象深く記憶に残っています。ジョン・F・ケネディ国際空港に到着し、マンハッタンへの行き方をガイドブックで確認していたところ、白人の中年男性が声を掛けてきてくれました。
筆者は英語が全く話せませんでしたが、ホテルはどこ?と質問され、地図上のホテルの場所を指差すと、着いてきなさいとジェスチャーし、その人は筆者をホテルまで送ってくれました。後に英語を勉強し、御礼を言いに行ったのは今でも忘れられない思い出です。
■ロサンゼルスでの出来事
ロサンゼルス滞在中にギターを持ってバス停にいた際、ギター弾くの?と白人男性に声を掛けられたこともあります。音楽の話で意気投合し、その晩彼の家に泊まるなど仲良くなり、それから10年来の友人になっています。そのような出会いの多さもアメリカの魅力と言えるでしょう。なお、ロサンゼルスなど西海岸の人の方がよりフレンドリーな人が多いです。
母国語が英語である点
海外旅行において言葉の壁が一番の障害になると言っても過言ではないと思います。そのなかで日本人が一番慣れ親しんている外国語は英語です。多くの日本人は、ハローやグッドモーニング、サンキュー、グッバイ、プリーズなど基本的な英語を知っています。
しかし、これがスペイン語やフランス語、イタリア語、その他言語になるとどうでしょうか。恐らく言葉を知っている人の比率は英語に比べ、大きく下がるのではないかと思います。言葉をある程度知っているということは大きな強みになり、簡単なコミュニケーションがとれるということは、現地の人と交流をする上で大きく役に立ちます。
知らない言葉を調べられる強み
また、知らない言葉があったとしても、英語であればすぐに意味を調べることができます。さらに、情報量が多いため、翻訳の精度も高く、ケーススタディとして利用できる場合も多いと言えます。
しかし、タイ語やアラビア語などローマ字表記ではない場合、入力したり、意味を調べたり出来る人は限られるでしょう。さらに、意味を検索しても翻訳精度に問題がある場合、検索に引っかからない場合もあります。
そのように、辞書やネットなどで言葉の意味を簡単に調べることができる点も、初めての海外旅行でアメリカをおすすめする理由になります。
テレビで見慣れている景色が多い
ニューヨークのタイムズ・スクエアの景色は多くの人が知っていると思います。初めての海外旅行は全く知らない土地に行くよりも、テレビや雑誌などで目にしたことのある場所に行くことをおすすめします。
そうすることにより、画面や紙面でしか見たことがなかった景色の中に実際に立っている!と感動することができます。その感動を得られることが、海外旅行に行って良かったと思える要因になります。
アメリカはニューヨークだけでなく、ロサンゼルスやサンフランシスコ、ラスベガスなど多くの都市が日本のテレビ番組で取り上げられたことがあるため、国単位で見れば知っている都市が一番多いとも考えられます。
そのように、都市を選ぶ際の選択肢の多さもアメリカをおすすめする理由の一つになります。
最後に
今回は初めての海外旅行でアメリカをおすすめする理由を執筆しましたが、一番は自分自身の好きな国に行くことです。
アメリカが嫌いなのに行ったとしても楽しくはないと思います。しかし、実際の国を自分の目でしっかり見ることにより、嫌いという感情が変化する可能性は大いにあると言えます。
また、海外旅行において人種差別はどこにでも存在します。アメリカでも平然とジャップと呼ばれたこともあります(ロスにある某有名ドイツブランド店)。その場合、理性を持ち合わせていない可哀そうな人達だと割り切り、気にしないようにすることも海外旅行では重要なことになります。
安心してください、人種差別主義者以上に友好的な人が圧倒的に多いです。彼らの胸に飛び込むつもりで、海外旅行という最初の一歩を踏み出してみましょう!