【こんな人物に注意しよう】世界一周で遭遇した迷惑人リスト!

フランス・パリのモンマルトルの丘にいるミサンガ売り 世界一周の話

世界各地の迷惑人に注意しよう!

海外旅行で迷惑な人に遭遇したことはありませんか?

世界各地の観光地に行くと、様々な人と遭遇します。いい人ばかりではなく、残念ながら悪い人もいます。せっかくの海外旅行、嫌な思いをすることなく過ごすためにも、事前に“迷惑人”対策を練っておきたいところです。

そこで今回は筆者が遭遇した迷惑人リストを紹介します。

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世界一周で遭遇した迷惑人リスト

リストを見る限りでは迷惑そうに感じないかもしれませんが、最悪の場合、犯罪に巻き込まれるケースがあるため、注意するようにしてください。

言葉巧みに近づいてきたり、黒人男性のミサンガ売りのように力づくで売りにくる(男女問わず)場合もあるので、事前情報としてしっかり知っておく必要があります。

また、対処方法なども解説していきますので、当該都市に行く人は参考にしてください。

■こんな手口にご用心!

パリやミラノで遭遇した黒人のミサンガ売り

フランス・パリのモンマルトルの丘にいるミサンガ売り

フランス・パリの「モンマルトルの丘」やイタリア・ミラノの「ドゥオーモ」に行ったことのある人ならピンとくるかもしれません。

各観光地の入口付近にはミサンガを持った黒人男性が待ち構えており、すれ違おうとするとミサンガを見せてきて、“ギフト”だと言い、お互いの小指に結ぼうと言ってきます。Noと断ると、腕を掴んできたり、仲間を呼んだりする場合があります。

■問題点

  • 老若男女問わず腕を掴んで力づくで結ぼうする
  • 仲間を呼んで集団で向かってくる場合がある
  • 無料と言いながら、結び終えると金銭を要求してくる(8~10ユーロとも)

実際にフランス・パリのモンマルトルの丘入口付近では、高齢の白人女性が腕を掴まれる被害に遭い、筆者を含め周囲の男性で解放するというトラブルが発生しています。ヨーロッパの観光地にはこのような黒人男性が多くいるため、観光の際は注意してください。

対処法

  • 遠回りをして避ける
  • 腕を掴まれたら振り払って先を急ぐ
  • 女性の場合は大声を出して周りに助けを求める

一番の対処法は無視をすることです。しかし、関わらないことが一番なので、遠回りをして避けるように進むことを強くおすすめします。声を掛けられ、腕を掴まれたら力づくで振り払い、先を急ぐようにしてください。女性が腕を掴まれた場合は、恥ずかしいかもしれませんが大きな声で「No」、「Help」と言いましょう。すると、周りの人達が助けてくれます。

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イスタンブールで遭遇した靴磨きの凄腕テクニック!

発展途上国では、あらゆる手法で靴磨きの人が声を掛けてきます。

トルコ・イスタンブールでは、靴磨きの道具を“わざと落とし”、相手に拾わせておいて“感謝の意味を込めて靴磨きをさせてほしい”と言ってくる人に遭遇しました。もちろん無料ではなく、その後金銭を要求してきます。

また、ベトナム・ホーチミンでは、広場のベンチに座るとどこからともなく靴磨きがやってきて、Yes、Noを言う前に力づくで靴を磨いてくる人もいます。当然、その後金銭を要求してきます。

■問題点

  • 磨かれることで逆に靴が汚れる
  • 傷になる場合がある
  • 本業より高額(日本円で1000円ほど)な料金を請求される場合がある

これらは筆者が実際に体験した話ですが、靴磨きの勧誘にも“テクニック”があります。望まない靴磨きを回避するためにも対策が必要になります。

対処法

靴磨きを望まない人は、靴磨きの道具(小さな木箱など)を見た時点でその場を離れるようにしましょう。力づくで磨かれた場合でも、振り払ってその場を離れる、相手が何か言ってきても無視をするのが得策です。優しさで日本円換算で100円、200円くらいを渡しても彼らは満足しません。もっとくれと必ず言ってくるので、お金を渡す(見せる)ことはしないようにしてください。

なお、靴磨きを頼みたい人も流しの靴磨きではなく、靴磨きを生業としている専門店などを探すようにしてください。現地の人を助けたいとの気持ちは分かりますが、その場合は商店で沢山買い物をしてあげたり、現地のボランティアセンターに寄付をしたり、別のやり方で貢献すべきだと思います。

日本語が達者なイスタンブールのカーペット屋の客引き

トルコ・イスタンブール(スルタンアフメット(Sultanahmet)駅、アヤソフィア(Ayasofya)周辺)を歩いていると、トルコ人男性がよく日本語で話しかけてきます。彼女が日本人だ、俺はミスチルのコーディネーターをやっている、日本の芸能人と一緒に写真を撮ったことがある、あらゆる手を使ってこちらの気を引こうとしてきます。

その中には素直にカーペット屋を経営しているから見に来てくれと言ってくる人もいますが、自宅に招待するよと言ってカーペット屋に連れていく場合もあります。筆者は試しに付いて行きましたが、1回目はカーペット屋に、2回目はカーペット屋の屋上に連れて行かれました。2回目の時は一緒に酒を飲もうと言われ、少し強引に連れ込まれました。結局、酒を飲むことなく店を出ましたが、薬などが入れられていた可能性も否定はできません。

■問題点

  • 客引きが強引
  • 高額な料金を請求される場合がある
  • 店の奥に連れて行かれ、帰してもらえなくなる場合がある

執拗につきまとわれたり、最悪の場合は犯罪に巻き込まれたりする可能性があるので、女性は特に注意してください。

対処法

日本語でフレンドリーに話しかけてくる人には、きっぱり“NO”と言いましょう。カーペットなどのセールスの場合が多く、男性の場合はぼったくりバーに連れていかれる可能性もあります。また、飲みに行こうと誘われるケースもありますが、知らない相手なら断るようにしましょう。

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イタリアやトルコなどで遭遇した必要以上にフレンドリーな人

海外の都市を歩いていると、やけにフレンドーに声を掛けてくる人がいます。

筆者は、イタリア・ローマ市街、トルコ・イスタンブールのガラタ橋付近、コロンビア・ボゴタの新市街で遭遇しました。話してみると客引きではなく、出身はどこか、結婚しているか、家族は何人いるか、日本についてなど幅広く質問をしてきます。

質問に答えていると、私は~出身、仕事は~をしている、家族は奥さんと娘がいるなど、身の上話をしてくれるようになります。彼らの目的は昼食や夕食をおごってもらうことです。また、声を掛けた一人が注意を引き、仲間がスリをするという場合もあります。

どちらにせよ、金品を見せないようにし、手荷物などには十分注意するようにしてください。

■問題点

  • 軽くあしらう程度では離れてくれない
  • 食事をおごるはめになる可能性がある
  • スリなどの犯罪に巻き込まれる可能性がある

対処法

基本的にはNOと言い、相手と目を合わせずその場から離れることで対処できます。下手に相手にすると、つきまとわれる場合があるので注意してください。

現地の人と話せるならご飯くらいご馳走しよう、そのような考えを持っている人もいるかもしれません。その場合に考えてほしいことは、それをきっかけにその人は日本人(アジア人)をターゲットに同様のことを繰り返す可能性があるということです。今後の旅行者のためにも、きっぱりNOと断るようにしてください。

ただ、声を掛けてくる人には本当にいい人もいます。店に行く際は自分で選ぶようにしたり、話の内容を総合的に判断してください。

タイ・バンコクの地図案内おやじ

バンコク国立博物館付近で王宮の位置を確認していたところ、英語を流暢に話すおじさんに声を掛けられたことがあります。王宮もいいが、別の観光地もいいよとアドバイスをくれ、一通り話し終えると、どこからともなくトゥクトゥク(三輪タクシー)がやって来ます。おじさんが教えてくれた観光地を回ってあげるから乗れと言われ、料金を聞くと、安い、安いを繰り返すばかり。結局、筆者は乗りませんでした。

■問題点

  • ぼったくりなどトラブルにつながる可能性がある

街で声を掛けてくる人は、スリグループやタクシー会社(ツアー)とグルの場合があり、トゥクトゥクに乗車してしまうと、高額な料金をふっかけられるお土産屋(オーダーメイドのスーツ店など)、高額なトゥクトゥク料金を請求されたりする場合があるので注意が必要です。

対処法

観光地の場所だけ聞いて、トゥクトゥクが来ても乗らずにその場を離れるようにしましょう。なお、トゥクトゥクなどに乗る際は行先を告げ、乗る前に料金を確認することが鉄則です。ドライバー数人に料金を確認して相場観を確立してから利用するようにしましょう。

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ロンドンや香港で遭遇した手品師には気を付けろ

ロンドンのヒル・ストリート(サウジアラビア大使館周辺)、香港のアベニュー・オブ・スターズ付近で遭遇した手品師のケースを紹介します。

フレンドリーに声を掛けられ、どこ出身で滞在している目的などを聞かれた後、手を出してくれと言われます。そして始まるのが手品です。頭にイメージした花の絵を紙に書いたら、その花が別の紙に描かれているというものでした。

手品が終わると写真を見せながら世界には困っている子供達がたくさんいる、その子供達のために寄付をしてほしいと言ってきます。この手のパターンはそのお金を自分の懐に入れる場合が多いため、お金は渡さないようにしてください。寄付の場合は、信頼できる機関を通して行う、現地に行って自分の手が行うのが一番です。

■問題点

  • 本当に寄付されるかは不明

対処法

話しかけられた場合は、すぐに用件を聞くことをおすすめします。英語が分からない人はNo Thank youと言ってやり過ごすのが正解です。筆者の場合は、私はあなたのことを知らないので信用ができない、よってお金を渡すことはないときっぱり断りました。つきまとわれましたが、同様の主張を繰り返し、その場をすぐに離れるようにしました。

最後に

海外旅行で重要なことはトラブルを避けて、楽しむことです。ただ、あまりに警戒し過ぎるとせっかくの海外旅行を楽しむことができません。上記のようなことは日常茶飯事であり、このようなコミュニケーションも楽しむ余裕も必要です。

しかし、対処法を事前に考え、適切に対処することでトラブルを回避することができるため、事前にこれらの迷惑行為を知っておくメリットは大きいと言えます。私が体験した上記の迷惑行為は氷山の一角に過ぎませんが、海外旅行ではこのようなこともあると頭の片隅に置いておいてください。